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【八ヶ岳】南八ヶ岳(硫黄岳・横岳・赤岳)を縦走する山旅 ~赤岳鉱泉テント泊編~

夕暮れの赤岳鉱泉 テント泊
夕暮れの赤岳鉱泉
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赤岳鉱泉でテント泊をして、硫黄岳~横岳~赤岳の稜線を歩いてきました。テント泊は昨年の富士見平小屋に続いて2回目。南八ヶ岳の絶景を満喫しつつ、赤岳鉱泉でのキャンプも楽しむことができて、最高の山行になりました。

この記事では、今回の八ヶ岳テント泊登山の概要とアクセス、登山口(美濃戸口)から赤岳鉱泉までと、赤岳鉱泉でのテント泊の様子をお届けします。

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赤岳鉱泉テント泊で南八ヶ岳を周回!

昨年9月下旬、日帰りで網笠山に登ったのが初八ヶ岳だったのですが、これは日帰りではもったいない、と思ったのを覚えています。テント泊装備を揃えたら、いつかテント泊で八ヶ岳へ。そう考えていたのですが、この夏は天候不順でなかなか機会に恵まれず、8月下旬になって、ようやくチャンスがやってきました。

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今回は、南八ヶ岳の硫黄岳~横岳~赤岳の稜線を歩くことを目的に、赤岳鉱泉にテント泊することに決めました。

テント泊は今回で2回目。初めてのテント泊は、昨年10月に瑞牆山に登った時の富士見平小屋でした。

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富士見平小屋は、登山口から1時間もかからず、テント泊初心者にもおすすめということだったので選びました。

それに対して、赤岳鉱泉は、登山口のある美濃戸口からは約3時間、標高差で800メートルほど登る必要があります。とはいえ、全般的に緩やかな登りですし、初日はテント場までの行程にして、ゆっくり登れば大丈夫だろうということでチャレンジしました。

また、硫黄岳~横岳~赤岳は岩場や鎖場が随所にあるコース。上級者向けというほどでもないですが、ヘルメットが必要になるようなところは初めてです。登山歴1年半の私でも登れるのか、事前にネットで調べたり、YouTubeの動画を見たりして予習。たぶん大丈夫だろうということで決行しました。

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南八ヶ岳周回 登山の行程

今回の登山のおおまかな行程です。

  • 1日目: 美濃戸口 → 赤岳鉱泉(テント泊)
  • 2日目: 赤岳鉱泉 → 硫黄岳 → 横岳 → 赤岳 → 行者小屋 → 赤岳鉱泉(テント泊)
  • 3日目: 赤岳鉱泉 → 美濃戸口

初日は自宅から電車とタクシーで美濃戸口まで移動して、赤岳鉱泉まで。コースタイムは3時間ですが、テント装備を背負っていくので、4時間くらいで見ておきます。それでも、なお2~3時間の余裕があります。

2日目がメインの硫黄岳から赤岳への縦走。コースタイムは7~8時間くらいですが、朝6時頃には出発するので、こちらも余裕時間はたっぷりです。

3日目はテントを撤収して下山のみ。2日目にテント撤収~下山も可能ですが、今回はキャンプも楽しみたいので、テントに2泊することにしました。

今回歩いたコースは以下のとおりです。

登山口(美濃戸口)~赤岳鉱泉の間は、往復とも北沢コースを歩きました。

2日目の登山は、硫黄岳から赤岳へ南下する方向、赤岳鉱泉から時計回りでの周回コースとしました。2日目の朝、赤岳鉱泉から行者小屋方面へと歩いていく人が多かったので、赤岳→硫黄岳の反時計回りのコースをとる人が多いのかもしれません。時計回りのコースだと、硫黄岳から徐々に標高を上げていって、最後に最も標高の高い赤岳に登ることになります。逆コースの場合には下り基調になります。ここは、どちらがよいか、好みの問題でしょう。

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南八ヶ岳の登山口「美濃戸口」への公共交通機関でのアクセス

私はふだん公共交通機関を利用して登山口までアクセスしています。今回も、同様に、公共交通機関を利用しましたので、その状況をご紹介します。

おおまかには、以下のようになります。

  • 新宿駅 → 茅野駅(中央本線 特急あずさ号利用)
  • 茅野駅 → 美濃戸口
    • 路線バス利用(土休日と一部の平日のみ運行,片道1,000円)
    • タクシー利用(約6,000円)

鉄道での最寄り駅は茅野駅になります。茅野駅には特急あずさ号が停車しますので、首都圏からはアクセスしやすいです。

茅野駅から美濃戸口までは、アルピコ交通の路線バスが運行していますが、運行日が限定されています。夏ダイヤ(7月~10月)では、土休日とごく一部の平日のみ(2021年はお盆休みの期間のみ)の運行となっています。

1日に2往復(繁忙期には4往復)しかありませんので、ダイヤを確認しておきましょう。運行日・ダイヤは、アルピコ交通のWebサイトをご確認ください。

路線バス | 長野のバス・鉄道ならアルピコ交通株式会社
信州・長野から全国各地へ【アルピコ交通株式会社】。一般路線バスの時刻表・のりば案内・よくあるご質問・路線バスの乗車方法。ICカードKURURUの使い方についてご紹介しております。主要駅からの路線バス取扱い確認も可能。

今回、初日は平日(金曜日)でしたので、茅野駅からタクシーを利用しました。事前にアルピコタクシーに電話で予約しておきました。片道約6,000円です。

【公式】アルピコタクシー株式会社
アルピコタクシーは長野県で最大の保有台数を誇り、地元の心強いパートナーとして旅に寄り添うサポートを行なってまいりました。観光・ビジネスで長野にお越しの際は是非、アルピコタクシーをご利用ください。

今回は以下のようなアクセスになりました。

  • 往路
    • 新宿駅 07:00発 → 茅野駅 09:07着(特急あずさ1号)
    • 茅野駅 09:15頃 → 美濃戸口 09:40頃(タクシー 6,040円)
  • 復路
    • 美濃戸口 10:20発 → 茅野駅 10:58着(アルピコ交通路線バス 1,000円)
    • 茅野駅 11:39発 → 新宿 13:42着(特急あずさ22号)
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美濃戸口から赤岳鉱泉へテント泊装備を背負って歩く!

登山口の美濃戸口から赤岳鉱泉までの登山記を紹介します。長くなりそうなので、メインの硫黄岳~赤岳の登山の様子は、別記事で紹介します。

八ヶ岳山荘で支度を整えて、いざ出発!

美濃戸口バス停前にある八ヶ岳山荘

美濃戸口バス停前にある八ヶ岳山荘

茅野駅からタクシーで美濃戸口へ。バス停の前にある「八ヶ岳山荘」でトイレをお借りして、身支度を整えてから出発します。

美濃戸口からしばらくは林道歩き

美濃戸口からしばらくは林道歩き

美濃戸口の登山口から約1時間の赤岳山荘までは、車も通れる林道のような道を歩いていきます。登山道としては面白味はないですが、重いテント泊装備を背負っているので、緩やかな登り坂はありがたいです。

美濃戸口の登山口で標高1,500メートル。林道はほとんど木陰になっているので、比較的涼しいです。

美濃戸山荘

美濃戸口から約50分の林道歩きで美濃戸山荘に到着

砂利の林道を、たまに自動車に追い抜かれながら歩くこと50分、美濃戸山荘に到着しました。美濃戸山荘の少し前にある赤岳山荘のあたりまで自動車で入れるようです。

美濃戸山荘の分岐

美濃戸山荘の分岐、赤岳鉱泉へは北沢コースを進みます

美濃戸山荘のところでコースが分岐します。北沢コースをいけば赤岳鉱泉へ、南沢コースをいけば行者小屋に着くことができます。本日の目的地は赤岳鉱泉ですので、北沢コースを選びます。

前半は林道が続く北沢コース

北沢コースの砂利道

北沢コースの砂利道

本格的な登山道に入るのかと思いきや、美濃戸山荘までの林道と同じような砂利道が続きます。針葉樹に囲まれていて、日陰が多いですし、標高も高いので、暑くはありません。緩やかな登りなので、テント泊装備を背負っていても、それほど苦労せずに歩いていけるのはありがたいですね。

冷涼感漂う沢の流れ

冷涼感漂う沢の流れ

しばらく進むと、沢の近くを通ります。これが北沢でしょうか。ひんやりとして涼しげな風景に癒されながら、足を進めます。

今回のザック

堰堤広場でザックを下ろして休憩

美濃戸口から約2時間、「堰堤広場」なるところに到着。林道のような砂利道はここまでで、ここから先は沢沿いの登山道になるようです。

暑くなってきたので、ザックをおろして水分補給。ザックの重さは15kg。これくらいの緩い登りならなんとかなりますが、急登は無理っぽいです。もっと軽量化を考えなければ……。

何度も沢を渡る緩やかな登山道で赤岳鉱泉へ

北沢コースの登山道

堰堤広場から先は沢沿いの登山道へ

沢を渡って反対側につけられた登山道を登っていきます。岩や石が多めの道ですが、歩きにくいところはそれほどありません。危険なところも、ほとんどないですね。

沢に架けられた木の橋

沢に架けられた木の橋を何度も渡ります

沢に木の橋が掛けられているところが何か所もあり、これを渡っていきます。この橋はパイプで補強されていますね。大雨のたびに増水するのだと思いますが、このように整備してくれる方々のおかげで、快適な登山ができるわけですね。感謝です。

沢に沿って作られた木道

沢に沿って架けられた木道を歩きます

沢に沿って作られた木道もありました。沢は水がかなり多く、勢いよく流れていきます。真夏のこの時期でも、ひんやりとしていていいですね。

赤岳鉱泉への最後の登り

赤岳鉱泉への最後の登り

登山道が沢から離れると、最後の登り。大きな岩が増えて、傾斜も少し急になりますが、最後の頑張りどころです。

そして……

赤岳鉱泉と八ヶ岳

目の前に八ヶ岳が迫る赤岳鉱泉に到着!

目の前が開け、正面にゴツゴツした横岳の稜線が見えてくると、赤岳鉱泉に到着です! 美濃戸口からちょうど3時間、13時ちょっと過ぎに到着しました。

テント泊装備で長時間歩くのは初めてだったので、コースタイム×1.3くらいは見ておいた方がいいかなと思っていたのですが、ほぼコースタイムどおりで歩き切ることができました。

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赤岳鉱泉でキャンプを楽しむ!

赤岳鉱泉は、いわゆる「山小屋」ですが、食事がおいしかったり、温泉に入れたりと、山小屋としてはかなり快適な部類に入ります。そんな設備の整った赤岳鉱泉でテント泊をして、キャンプを楽しんできました。

テント泊の手続きをしてテントを設営!

赤岳鉱泉の建物

赤岳鉱泉の受付でテント泊の手続き

早速、テント泊の手続きをします。テント泊の手続きは、赤岳鉱泉の入口を入ったところのカウンターでできます。

2泊したいと伝えると、2泊目の分は、明日、再度手続きをお願いします、とのことでした。用紙に必要事項を記入して、テント泊の料金を支払います。1泊2,000円で、当日・翌日のトイレ利用料も含まれます。

また、あとで詳しく紹介しますが、1日目の夕食を電話で予約しておいたので、その料金2,500円も支払いました。夕食は18時からとのこと。

赤岳鉱泉のテント場に張ったマイテント

赤岳鉱泉のテント場に張ったマイテント

テント場にはちらほらとテントが設営されていましたが、まだ好きな場所を選べるくらいには空いています。木陰になっているところはそれなりに埋まっていたので、山小屋に近い場所で、夕方には日陰になりそうなところを選んで設営しました。

テント泊は2回目でしたが、モンベルの「ステラリッジテント2型」の設営はスムーズにできました。石が多かったですが、ペグも何とか刺さりました。

赤岳鉱泉の温泉で汗を流す!

赤岳鉱泉の温泉

赤岳鉱泉の温泉

(出典)赤岳鉱泉のお風呂

前述のとおり、赤岳鉱泉にはお風呂があります。くみ上げた水をボイラーで温めているとのこと。どんどん熱くなるので、水をじゃばじゃばと入れないと入れません。

2~3人も入れば湯舟はいっぱいですし、洗い場などもありません。石鹸やシャンプーも使えません。ほとんど烏の行水レベルですが、それでも、登山で大量にかいた汗を流せるだけでも、とてもありがたいです。

受付で聞いたところ、早い時間のほうが空いているとのことでしたので、テントを張り終えて、すぐにお風呂に向かいました。一度に入れるのは4名だけですが、幸い、待つことなく入れました。

ちなみに、赤岳鉱泉のWebサイトによると、営業期間は5月末~10月末だそうです。1回1,000円です。

八ヶ岳の稜線を眺めながらの生ビール! 至福のひと時!

そういえば、お昼をまだ食べていません。途中で行動食を食べたのと、18時の夕食までそれほど時間があるわけでもないので、ここはビールを楽しむことにしましょう(笑)

赤岳鉱泉の生ビール

赤岳鉱泉の生ビールで乾杯!

赤岳鉱泉には、なんと生ビール(800円)があります。山小屋の入口の横にあるカウンターで生ビールを購入して、空いているテーブルへ。持参したおつまみとともに、乾杯! マムートと、赤岳鉱泉・行者小屋のロゴが入ったジョッキですね。

赤岳鉱泉の先に見える赤岳

赤岳鉱泉の先に見える赤岳

日差しは強いものの、標高2,200メートルですので、風はとても涼しいです。そして、ふと見上げると、赤岳鉱泉の建物の向こうに、八ヶ岳の主峰、赤岳の山頂が見えていました。明日、チャレンジする予定です。

赤岳鉱泉から眺める八ヶ岳の稜線

赤岳鉱泉から眺める横岳~赤岳の稜線

ビールを楽しんだあとは、夕食の時間までテント場をぶらぶら。とても良い天気で、明日、歩く予定の稜線には全くガスがかかっていません。そして、この空の青さ!

赤岳鉱泉の建物の背後には、横岳~赤岳の稜線。大迫力です。こんなところ歩けるのだろうかと不安になりつつも、明日もこのくらい良い天気だといいなと思ったり。

赤岳鉱泉で飲むコーヒー

コーヒーを淹れてまったり

コーヒーを淹れてのんびり。日帰り登山では味わえない、のんびりとした時間が最高ですね。

待望のステーキの夕食!

18時少し前に夕食へ。食堂は、山小屋の入口を入ってすぐのところにあります。

食堂の入口のところに立っているスタッフに名前を告げ、席に案内してもらいました。お隣のテントの方と同じテーブルでした。

赤岳鉱泉自慢のステーキの夕食

赤岳鉱泉自慢のステーキの夕食

テーブルには、あらかじめステーキとサラダがセットされていて、席に着くと、ステーキのコンロに火をつけてくれます。そして、ご飯と汁ものを持ってきてくれます。汁ものには、きのこや大根がたくさん入っていました。

やわらかくておいしい赤岳鉱泉のステーキ

やわらかくておいしい赤岳鉱泉のステーキ

両面を良く焼いて、いただきます! やわらかくて、本当においしいお肉です。食べているうちにもどんどん焼かれていくのですが、焼きすぎても硬くならず、最後までおいしくいただけました。

そう、ご飯と汁ものはお代わり自由です。明日の登山に備えるためにも、ご飯をお代わりしました。

このあと、早めにテントに戻り、明日の登山の支度をして就寝。

土曜日の夜はテントが3倍に!

2日目の土曜日は、硫黄岳~横岳~赤岳を縦走したあと、14時半くらいに赤岳鉱泉に戻ってきました。

※登山の様子は、別記事でお伝えします。

テントぎっしりの赤岳鉱泉

土曜日はテントがぎっしり

赤岳鉱泉に戻ってきてびっくり! テントの数が3倍くらいに増えているではないですか! 今年の夏は天候がイマイチで、ようやく天気に恵まれた週末だったからでしょう。

これは15時頃の様子ですが、このあと、さらにテントが増えました。週末ということもあってか、親子連れも多かったです。山頂に行かなくても、駐車場から2時間のハイキング+キャンプでも十分に楽しめます。

他のテントに囲まれていたマイテント

他のテントに囲まれていたマイテント

私のテントの周りも、他の方のテントに囲まれていました。それでも、ぎっちりというほどではなく、多少のスペースはありましたので、テントの外で食事を作るのに困るほどではありません。

赤岳鉱泉のビールとモツ煮

縦走後は赤岳鉱泉のビールとモツ煮で乾杯!

この日も、お風呂に入ったあとは生ビール! 無事に硫黄岳~横岳~赤岳の登山も終わったので、おつまみにモツ煮も注文して乾杯!

夕暮れの赤岳鉱泉

夕暮れの赤岳鉱泉

この日は、テントの前で、アルファ米とフリーズドライのカレーで簡単な食事にしました。夕方になって、少し雲が出てきましたが、この日も朝から良い天気に恵まれました。

最終日、テントを撤収して下山

明け方の赤岳鉱泉

明け方の赤岳鉱泉、阿弥陀岳山頂だけに日が当たっています

最終日の3日目は午前4時頃に目が覚めました。4時前から、テントを撤収したり、登山の準備をしたりと、周りのテントでは活動が始まっていました。硫黄岳~赤岳を周回して、テントを撤収して下山しようとすると、朝早く出発しないといけないですしね。テント場の朝は早いです。

私はテントを撤収して下山するだけなので、のんびり。明るくなってきたころに、テーブルのところで朝食。阿弥陀岳にだけ朝日があたって輝いているように見えました。

美濃戸口へ下山

美濃戸口へ下山

夜露でびしょびしょになったテントの撤収に手間取り、少し出発が遅れました。それでも午前7時過ぎにはテント場を出発。午前9時20分頃に、美濃戸口まで下山できました。

八ヶ岳山荘のバターチキンカレー

八ヶ岳山荘のバターチキンカレー

この日は日曜日。美濃戸口から茅野駅へのバスがあるのですが、1時間近く待ち時間があったので、八ヶ岳山荘でバターチキンカレーと瓶コーラで、早めのお昼にしました。

このあと、10時20分の路線バスに乗り茅野駅へ。茅野駅から特急あずさ号で帰宅しました。

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大満足の赤岳鉱泉キャンプ

ということで、ここまでご紹介したように、赤岳鉱泉で2泊のテント泊をしてきました。

赤岳鉱泉は、山小屋のテント場というよりは、キャンプも楽しめるキャンプ場といった趣でした。食べ物や飲み物も充実していますし、お風呂にも入れます。テント場の目の前には、八ヶ岳の山々が連なり、景色も抜群!

下界は猛暑日でしたが、赤岳鉱泉のある標高2200メートルは、昼間でも20℃そこそこ。朝方には10℃近くまで冷えました。

最後に、赤岳鉱泉の設備を簡単にまとめておきます。

  • 蛇口をひねると水(そのまま飲用可、冷たくておいしい)が出る水場があり、水の確保は全く問題ない

水がすぐに手に入るのは、テント泊ではありがたいですね。アクエリアスの粉末を持参して、2日目の登山のときには、赤岳鉱泉の水場の冷たい水でアクエリアス1リットルを作って、持っていきました。

  • トイレは、山小屋の中と外にあり。個室は和式と洋式。トイレットペーパー完備(便器には捨てずにゴミ箱に捨てる)

トイレもきれいに掃除されていて、全く困りませんでした。トイレットペーパーが備え付けなのもうれしいですね。

男性用のトイレには、小便器2、個室3(和式1、洋式2)がありました。小屋泊の方は、山小屋の中のトイレを利用するので、テント場が埋まるほどの混雑でも、トイレで待つことはありませんでした。

  • 売店あり。昼間はカレーやラーメン等も食べられる。ビール党には生ビールがあるのがうれしい!

食べ物には困りません。持参する食料を最小限にして、お昼は売店で、夜は食堂(要予約)で、とすることも可能です。

  • 携帯(ドコモ)の電波はほとんど入らない

赤岳鉱泉では、携帯の電波はほとんど入りません。ごくたまにアンテナが立ちますが、まともに通信できるような状況ではありませんでした。ちなみに、硫黄岳~赤岳の稜線では、ふつうに4Gの電波が入りました。

なお、前述のとおり、土曜日は混んでいました。のんびり過ごしたいのであれば、平日がおすすめです。

詳しくは、赤岳鉱泉のWebサイトもご確認ください。

https://userweb.alles.or.jp/akadake/

硫黄岳から赤岳への縦走の様子は、以下の記事をご覧ください。

【八ヶ岳】南八ヶ岳(硫黄岳・横岳・赤岳)を縦走する山旅 ~硫黄岳→赤岳縦走編~
2021年8月下旬、2泊3日で赤岳鉱泉にテント泊して、硫黄岳、横岳、赤岳に登ってきました。硫黄岳の緩やかな稜線歩きから、岩峰が続く横岳の稜線、そして、最高峰赤岳へと、変化にとんだ登山を満喫することができました。 南八ヶ岳の3峰、硫黄岳・横岳...

以上、「【八ヶ岳】南八ヶ岳(硫黄岳・横岳・赤岳)を縦走する山旅 ~赤岳鉱泉テント泊編~」でした。天気にも恵まれて、赤岳鉱泉のテント場でのんびりとした時間を過ごすことができました。

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