花粉シーズンのブランクを経て、4月上旬、1か月半ぶりの登山は丹沢へ。久々に表尾根を歩いてみたくなり、大倉から三ノ塔尾根を登って三ノ塔に出てから、塔ノ岳まで表尾根を歩くルートを選択。雲が多めでしたが、景色を眺めながらの尾根歩きを十分に楽しめました。
三ノ塔尾根~表尾根を歩いて塔ノ岳へ
ヤビツ峠~塔ノ岳を結ぶ丹沢表尾根。以前、初めて塔ノ岳に登った時に、山頂の尊仏山荘に宿泊し、翌日、表尾根を歩いて下山したことがあります。表尾根を歩いたのはこの一度だけだったので、今回は、久々に表尾根を歩くことにしました。
表尾根から塔ノ岳を目指す場合、一般的には、秦野駅からヤビツ峠へ路線バスでアクセスして、ヤビツ峠から歩き始めるのですが、平日は8時25分までバスがありません。そこで、いつもの大倉(秦野戸川公園)からスタートし、三ノ塔尾根を登って三ノ塔を目指すコースを選択。大倉からであれば、午前7時半にはスタートできます。
結局、今回のコースは、以下のようになりました。
大倉から三ノ塔尾根を登って三ノ塔へ。三ノ塔からは表尾根を歩いて塔ノ岳を目指します。下山は、大倉尾根を下り、大倉へ戻ります。
ヤビツ峠から登り始めるより、標高差はかなり大きくなりますが、1時間半も早くスタートできるので、時間的はこちらのほうが早いはず!
……と思っていたのですが、実際はそうでもなく、塔ノ岳に到着する前に、ヤビツ峠スタート組に追いつかれました(笑)
今回の行程は以下のとおりです。
- 07:45 大倉バス停 登山開始
- 10:00 三ノ塔 到着
- 10:30 三ノ塔 出発
- 10:50 烏尾山
- 11:10 行者ヶ岳
- 11:50 新大日
- 12:30 塔ノ岳 到着
- 13:15 塔ノ岳 出発
- 16:00 大倉バス停 下山
全行程で16.1km。累積標高は1,669メートルと、大倉尾根をピストンするのに比べても、300~400メートルくらい多いです。表尾根のアップダウンが効いているようです。
【三ノ塔尾根】樹林帯の緩斜面から急登を経て三ノ塔尾根へ
春満開の大倉(秦野戸川公園)をスタートして、樹林帯の登山道へ。最初は緩やかですが、後半の1.5kmくらいは急登続き! 何とか登り切って、三ノ塔に到着します。
春爛漫の秦野戸川公園をスタート!
渋沢駅で午前7時過ぎのバスに乗って、午前7時半頃に大倉に到着。平日ですが、立ち客がかなり出るほどの盛況ぶりです。
桜は終わりかけですが、チューリップが咲き、春爛漫の大倉(秦野戸川公園)からスタートします。
何度も訪れている大倉ですが、いつもと違うのは、この「風の吊り橋」を渡って、水無川の対岸にある登山口から歩き始めること。
風の吊り橋を渡ったあとも、公園の中を歩いていきます。このように「三ノ塔」と道標があるので、迷うことはないでしょう。
公園内の階段を登って車道に出ます。ここにも道標があります。「牛首・三ノ塔」のほうへ。「牛首」というのは、三ノ塔への途中にあるポイントです。
車道から林道のような道に変わります。このまま林道を歩いて行っても牛首に到着するのですが、登山道を経由するルートもあります。コースタイムはそれほど変わらないため、今回は登山道を経由するルートで。登山道の入口がわかりにくいので、見落とさないように注意です。
林道と並行する登山道を歩いて牛首へ
登山道はよく整備されていますし、最初はとても緩やかなので、歩きやすいです。
この登山道は、砂利道の林道と何度も交差します。登山道は、この砂利道の林道とほぼ並行しているようです。登山道から砂利道に出ると、その反対側に登山道が続いていますので、間違って砂利道に入り込まないようにしましょう。
こんな感じで、登山道と砂利道が並行しています。
少し登ると、開けたところから富士山が見えてきました。大倉尾根では、かなり上の方まで登らないと富士山が見えてきませんが、三ノ塔ルートではスタートして少し登れば見えてきます。4月上旬とはいえ、富士山の上部は雪で真っ白ですね。
鉄塔の真下を通ります。低山の登山道ではよくありますね。
大倉をスタートして1時間ほどで「牛首」に到着。ここまではクルマで入ってくることができるようですが、この先の林道は関係車両以外は通行禁止のようです。
大倉から3.3km、三ノ塔までは2.4kmとありますので、距離的にはすでに半分以上。ですが、標高差約900メートルのうち、まだ300メートルくらいしか登っていません。このあとは急登が予想されます……。
急登に備えて小休止。行動食用に持ってきたSOY JOYを1つ食べ、水分補給。
長袖メリノウールに長袖化繊シャツ、その上にソフトシェルの3枚で登り始めましたが、暑くなってきたのでソフトシェルをザックにしまいました。
緩い登山道を登りカモシカと遭遇
牛首からは、この登山道を登っていきます。そろそろ本格的な登りの予感……?
と思いきや、それほどでもなく、牛首までの登山道とそれほど大きく変わりません。林道が見えなくなって、登山道っぽさが増したかな、というくらい。
登山道を登っていると、目の前に大きな黒っぽい影。ニホンカモシカのようです。丹沢といえばシカなんですが、ニホンカモシカとこんなに近くで遭遇したのは初めて。
ニホンカモシカは国指定の特別天然記念物なんだそうです。おとなしい性格なので、遭遇しても怖がることはないですが、必要以上に驚かせないように、ゆっくりと通過していきます。少し近づいたら、すぐに森の中へ消えていきました。
左側が開けているところがところどころあり、山影から富士山が見えました。このあたりまでは良い天気だったのですが、だんだん雲が湧いてきてしまい、きれいに富士山が見えたのはここが最後でした。
三ノ塔直下の急登を登り切り三ノ塔へ!
牛首から先も、砂利道の林道と何度か交差していますが、砂利道が見えなくなると、だんだんと本格的な登りになってきます。
木々の間から見える山は、表尾根にある烏尾山でしょうか。烏尾山荘の屋根が日光を反射して、光って見えました。この三ノ塔尾根と並行して、大倉から烏尾山に直接登れる登山道もあるのですよね。
そうこうしているうちに、かなり登りがキツくなってきました。三ノ塔までの最後の1.5kmくらいは急登続きです。危険箇所はありませんが、これまでと比べると明らかに傾斜が急になります。
急登区間の前半戦は、木の根っこがうねうねする区間。ずっとこんな感じなのかなと思っていたら……
途中から急な階段が続く区間へ。ここが丹沢だということを忘れていました(笑) ここまで登ってきての急な階段は、なかなかキツいです。
急登が続きますが、登っていくと、だんだんと木が少なくなり、明るくなっていくのが救いでしょうか。山頂に近づいている感があります。
そして、急登を登りきると、ヤビツ峠からの登山道と合流します。ここまでくれば、三ノ塔はすぐそこ!
三ノ塔に到着! 景色を眺めながら小休止
午前10時過ぎ、大倉を出発してから2時間15分くらいで、三ノ塔に到着しました。標高は1,204メートル。大倉との標高差は約900メートルです。
三ノ塔の魅力はこの眺望。雲が湧いてきてしまい、富士山が隠れてしまいましたが、丹沢の山々を一望できます。
これから歩く表尾根が良く見えます。一番向こうの、山頂に山小屋がある山が目的地の塔ノ岳です。手前に見える山小屋があるのが烏尾山で、そこから尾根伝いに続くのが丹沢表尾根の縦走路です。ここを歩くのですから、眺望が良いのも納得ですね。
塔ノ岳まではまだ長いので、三ノ塔のベンチで休憩。行動食のプロテインバーを食べます。登っている最中はかなり暑かったですが、尾根に出ると風が冷たいので、ソフトシェルを羽織りました。
三ノ塔のトイレです。冬期は凍結防止のために閉鎖していますが、4月から利用できるようになったようです。
三ノ塔の山頂広場です。とても広々としていますし、きれいな休憩所もあります。ヤビツ峠からここまでであれば、急登も危険箇所もないですし、三ノ塔からの眺望は素晴らしいので、登山初心者にもおすすめです。この眺望を眺めながらの山ご飯を楽しんでみるのも良いと思います。
【丹沢表尾根】アップダウンが続く表尾根を歩いて塔ノ岳へ
三ノ塔から丹沢表尾根を歩いて塔ノ岳へ向かいます。尾根道なので、アップダウンがそれなりにありますが、眺望が素晴らしいですし、登山道も変化に富んでいて、歩いていて楽しいコースです。
三ノ塔から一気に下り、登り返して烏尾山へ
30分くらい休憩したので、塔ノ岳に向けて出発します。三ノ塔は台形のような形をしていて、その上の辺を歩いていきます。その端っこに小さなお地蔵さんが鎮座しており、ここから急な下りが始まります。
せっかく登ってきたのに、ものすごい勢いで下っていきます。かなり急なので、滑らないように注意です。
最初は急な階段が続きますが、階段が終わると、ザレた斜面をジグザグに下っていきます。
前回、表尾根を歩いた時は、塔ノ岳からの下山に利用したので、今回とは反対方向でした。この三ノ塔への登り返しがキツかったのを思い出します。下っているのに、なぜこんなに登るの? と思ったのでした(笑)
標高差で150メートルほども一気に下ってしまいます。救いなのは、下ったあとの登り返しがそれほど急ではないことでしょうか。木道と木の階段を登りきると……
三角屋根が特徴的な烏尾山荘に到着です。先ほど、三ノ塔尾根を登っているときに見えた山小屋ですね。
烏尾山から三ノ塔を振り返ってみます。表尾根の山の中では山体が大きく、とても目立ちます。台形の形がよくわかりますね。
箱根や相模湾も見えますが、かなり霞んでいたため、相模湾はよくわかりませんでした。4月ともなると、冬のようにくっきりとはいかないですね。
初冬に表尾根を歩いたときには、富士山も含めて、景色がくっきりと見えました。
楽しい尾根歩きで行者ヶ岳へ
烏尾山から先は、尾根歩きっぽい道になります。雲が多めですし、春霞の影響もあって、眺望はいまいちですが、明るく開けた尾根を歩くのは楽しいですね。
登山道の脇には、アセビの花が咲いていました。登山口の大倉は春満開といった感じでしたが、標高1,000メートルを超える表尾根は、まだ新緑の時期には早い感じでした。それでも、少しずつ春がやってきているようです。
ひたすら樹林帯で階段が続く大倉尾根とは違い、表尾根は登山道の表情も豊か。絶景を眺められるところもあれば、このような痩せ尾根っぽい道も。アップダウンが多いので、大倉尾根より疲れますが、飽きずに登れます。
次のピーク、行者ヶ岳が近づくと、鎖場や岩場が出てきます。行者ヶ岳の前後は、表尾根の中で一番の難所でもあります。
11時10分頃に行者ヶ岳に到着! 山頂は狭いですが、一応、このような山頂を示す道標が建っています。三角点もありました。
行者ヶ岳からの眺望もなかなか。雲の中に隠れていた富士山が、雲が途切れた間だけ、姿を現してくれました。眺望が良かったので、ここで少しだけ休憩しました。休んでばかりですが(笑)
表尾根の核心部、行者ヶ岳直下の鎖場・岩場に挑む!
これから歩く稜線です。中央やや左の塔ノ岳は、かろうじて雲がかかっていませんが、時間の問題のような気もします……。
行者ヶ岳からの下りは、鎖場が連続します。表尾根を登って来ると、この鎖場が連続する難所を下ることになります。
ここが一番長い鎖場。少し順番待ちをしました。お天気の良い週末は、かなり渋滞するそうです。写真は、鎖場を降りてから撮影しました。
長い鎖場を下る自信がない場合には、表尾根を塔ノ岳からの下山に使う逆コースがおすすめです。そうすれば、長い鎖場は全て登りになります。ただし、ヤビツ峠からのバスは本数が少ないので注意です。
鎖場を下ったあとは、岩がゴツゴツしたところを登っていきます。このあたりは、鎖場・岩場が多く、アップダウンもあるので、表尾根の核心部といった感じです。
岩場を登ったところで、行者ヶ岳のほうを振り返ってみます。鎖場は、傾斜が急な行者ヶ岳の上部にあります。
新大日のちょっと手前に、テーブルやベンチが設置されている広場があります。ここで水分補給の小休止。このあたりの標高が1,250メートルくらいで、三ノ塔直下で一気に下った分を、ようやく取り返したことになります。
休憩中にこれまで歩いてきた尾根を振り返ってみました。三ノ塔からだいぶ歩いてきましたが、やはり三ノ塔は目立ちますね。
新大日を経由して塔ノ岳山頂へ
先ほどの広場から、木の階段を延々と登ると、新大日に到着。ここには新大日茶屋がありましたが、いまは廃墟になっています。山の上で環境が厳しいこともありますが、人工物は人が管理しないと、あっという間に朽ち果てていくのですよね……。取り壊して解体するにしても、この立地では費用も馬鹿にならないのでしょう。
新大日の標高は1,340メートル。塔ノ岳まであと標高差150メートルのところまで登ってきました。
ここで休憩中に、年配のソロの男性2名とちょっと話をしましたが、ヤビツ峠から登ってこられたとのこと。ヤビツ峠まではバスとのことでした。
大倉を1時間半早く出て、三ノ塔尾根を登れば、ヤビツ峠からスタートするよりも塔ノ岳に早く着けるはず! と思っていましたが、その試みは失敗に終わったようです(笑) 平日でも、ヤビツ峠から登るのがよさそうです。登山口の標高が500メートル近く違いますからね。
塔ノ岳まで約1.3km! 木道や階段が続く登山道を登っていきます。
木ノ又小屋を通過。素泊まりのみですが、宿泊することもできる山小屋のようです。
木ノ又小屋を過ぎたあたりから、目の前を雲が通過していくようになりました。表尾根の南斜面を上がってきた風が、このあたりの高さで雲になっているようです。塔ノ岳山頂はどうなっているでしょうか? 真っ白でないといいのですが……。
塔ノ岳の山頂まであと少しですが、白いですね……。雲がどんどん這い上がっていきます。日差しがさえぎられて、少しひんやりとしてきました。
塔ノ岳山頂直下の急登! ここを登り切れば、山頂です。
【塔ノ岳】山頂でお昼を食べて大倉尾根を下山
12時半ごろ、塔ノ岳の山頂に到着。雲は多めながらも、霧で真っ白という事態は避けられ、景色を眺めながらカップヌードルのお昼を楽しみました。下山はいつもの大倉尾根へ。
大倉から5時間近くかかって塔ノ岳山頂に到着!
塔ノ岳の山頂広場が見えてきました。南斜面を雲が這い上がっていましたが、山頂が霧に包まれている様子はありません。
というわけで、12時半過ぎ、登山口の大倉から5時間近くかかって、ようやく塔ノ岳山頂に到着しました。
山頂標柱の横に富士山がどーん、となるはずでしたが、残念ながら雲の中です。
丹沢山や蛭ヶ岳などの丹沢主脈のほうは青空が広がっています。塔ノ岳山頂や、ここまでの登山道にはまったく雪がありませんでしたが、丹沢山や蛭ヶ岳のほうには、雪が残っています。
少し遅くなりましたが、ようやくお昼です。いつものようにカップヌードル。今日はシーフードです。サーモボトルに入れてきたお湯を注いで3~4分。若干ぬるめですけど、ちゃんと食べられます。
山頂コーヒーも。休んでいる間にも、ガスが上がってきました。午後から曇りの予報でしたので、その予報どおりになりそうです。
雲が多めながらも、丹沢の山並みを眺めることはできました。
のんびりと1時間近く休憩したので、下山しましょう。
大倉尾根を3時間かけて下山!
歩きなれた大倉尾根を下っていきます。
いつもは早く温泉に入りたくて、ささっと下ってしまうのですが、今日は、途中、新大日で話を交わしたソロの年配男性2名にご一緒させていただきました。
山の話をしながら歩けば、退屈な下りも楽しいものです。お二人ともかなりのご年齢(私よりも一回り~二回りも上!)だそうですが、実年齢より10~20歳は若く見えます。登山をしていれば、体は衰えないものなのですね。60代、70代になっても、登山を続けられるといいなと思ったのでした。
一気に堀山の家まで下り、ここで小休止。山頂近くはガスが上がってきていましたが、中腹以下は晴れていました。
観音茶屋の近くに白い花?がありました。ミツマタの花でしょうか?
丹沢ベース付近からの眺め。雲がやや多めですが、今日歩いてきた尾根も見えています。
16時頃に大倉バス停まで下山。3時間近くかけて下山しましたが、ずっと話をしながら歩いていたので楽しかったですね。
秦野戸川公園は、今が満開のチューリップを見に来た観光客で賑わっていました。平日に登山者以外で賑わっているのは初めて見ました。
バスで渋沢駅まで移動し、そのあとは恒例の温泉+ビール。東海大学前駅近くの「秦野天然温泉 さざんか」へ。温泉に入って汗を流し、「ちょい呑みセット」(1,000円)で乾杯!
ということで、雲が多めで眺望はいまいちでしたが、大倉から三ノ塔尾根~表尾根~大倉尾根を歩ききって、充実した山行になったのでした。
変化に富んだ登山道と眺望が素晴らしい丹沢表尾根
今回は、久々に丹沢表尾根を歩いてきました。塔ノ岳への最短ルート、大倉尾根と比べると、コースタイムで1~1時間半くらい余計にかかりますが、尾根からの眺望が素晴らしいです。それに、アップダウンあり、鎖場や岩場ありの変化に富んだ登山道は、大倉尾根にはありません。
今回、スタートが遅くなるヤビツ峠からの登るよりも、大倉から三ノ塔尾根を登ったほうが早いのでは? と思ってチャレンジしてみましたが、結果は登山記のところでも触れたように、そうでもなかったようです。
山と高原地図「丹沢」でコースタームを比べてみました。
- 大倉 → 塔ノ岳(大倉尾根経由): 3時間40分
- 大倉 → 三ノ塔 → 塔ノ岳(三ノ塔尾根・表尾根経由): 5時間15分
- ヤビツ峠 → 三ノ塔 → 塔ノ岳(表尾根経由): 4時間05分
今回歩いた大倉から三ノ塔尾根経由では5時間15分、ヤビツ峠からは4時間05分で、コースタイムでも1時間以上違います。
始発のバスや自家用車利用でもっと早い時間にスタートできればいいのですが、大倉を7時半~8時くらいに出発するのであれば、ヤビツ峠を9時過ぎに出発しても、塔ノ岳に到着する時刻は大差ないようです。
私の足でも、12時半に塔ノ岳の山頂に到着できたので、これなら日の短い時期でも大丈夫そう。これからは表尾根から登ることが増えそうです。
今回の登山装備
- メリノウールのアンダーウェア(モンベル)
- 化繊の長袖シャツ(ワークマン)
- ソフトシェル(モンベル)
- トレッキングパンツ(モンベル)
- メリノウールのタイツ(ワークマン)
- 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
- ザック(グレゴリー ZULU30)
- レインウェア上下 ※利用せず
- 膝サポーター(ザムスト EK-3)
- 飲み物(ペットボトル600ml×2本+サーモボトルのお湯750ml)
- 行動食
- ファーストエイドキット
- ヘッドライト
- チェーンスパイク ※利用せず
3月下旬にも丹沢で降雪があったようなので、念のためにチェーンスパイクを持っていきましたが、登山道、山頂、いずれもまったく雪はありませんでした。3月下旬~4月上旬は、まだ雪が降ることがありますが、塔ノ岳や表尾根、大倉尾根は丹沢の南側(南斜面)にあるためか、気温が上がるとあっという間に溶けてしまうようです。
行動中は、メリノウールの長袖アンダー+化繊の長袖シャツでちょうどよかったです。かなり汗をかいたので、そろそろアンダーウェアも化繊のものに変えた方がよさそうです。
以上、「【丹沢】三ノ塔尾根~表尾根を歩いて塔ノ岳へ! 丹沢の景色を眺めながら歩く山旅!」でした。1か月半のブランクがありましたが、特に問題なく歩ききることができました。これから新緑の時期ですので、どんどん山に登っていきたいですね。
関連記事
2020年初冬に塔ノ岳山頂にある尊仏山荘に泊まったときの記事です。このときは、大倉尾根から登り、翌日、表尾根を下りました。今回のコースとは逆コースです。
2021年秋に大倉尾根から塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~檜洞丸と、丹沢主稜を1泊2日で縦走した時の記事です。塔ノ岳から先は、美しい稜線を眺めながらの山行となります。
コメント
はじめてコメントさせていただきます。
今度大倉に車を停めて、この同じルートで登山をしようと思い、検索していたらヒットしたので読ませていただきました。
私は塔ノ岳には、ヤビツ峠方面や大倉尾根、鍋割山方面から何度も登ったことがあるのですが、移動手段が車なので、表尾根から行くときはヤビツ峠方面からのピストンしかないのかと思ってました。
ヤビツ峠方面へのピストンの場合、下山といっても縦走になるので、鎖場や三ノ塔手前の登り返しなどが結構キツく、また帰りは帰りで別の景色を楽しみたいため、塔ノ岳に登頂した後は大倉尾根下山組を羨ましく見ていたものですが、なるほど、こういうルートを辿れば周回できるのですね、非常に参考になりました。
登山情報も最近はyoutubeに押されてしまって、以前参考にしていたブログなども無くなってしまっていたりと、ブログや写真と文章ベースの情報が好きな私としては寂しいものがありますが、こうやって丁寧に説明されたものをブログ化していただけると後人には非常にありがたいです。
私もたまに奥多摩方面や八ヶ岳方面にも行きますので、他の記事も熟読させていただきたいと思います。
ちなみに私は以前、三ノ塔尾根は登ったことがあります。
ただその時は初めて丹沢に来て、ヤビツ峠に車を停めて、歩いていってヤビツ峠登山口をなぜか見落としてスルーしてしまって、菩提峠駐車場まで来たがそこの登山口もスルーして車両通行禁止の林道をひたすら歩いて「万人愛林緑風万里」の石碑がある牛首まで来てそこからようやく登りました。
結果、なんとか塔ノ岳に登ってヤビツ峠まで帰ってこれましたが、三ノ塔尾根は登山者は誰もいなくて丹沢名物の木の階段もなくて遭難したのかと不安になり、また登山初心者だったため足がオーバーヒートして上がらなくなり、疲労困憊一歩手前くらいまで追い込まれました。
わざわざヤビツ峠に車を停めて牛首から登る奴なんて、おそらく私しかいないでしょうね。
でもまたあそこを登ってみたくなりました。
長文失礼いたしました。
JLLさん、詳細なコメントありがとうございます。
写真と文章ベースのブログに価値を感じてくださる方がいらっしゃると、私も励みになります。
私は電車・バス派なので、バスが多くて早い時間から登り始められる大倉→三ノ塔尾根を選択してみたのですが、ヤビツ峠からと比べると標高差が大きく、コースタイムの長いので、あまり時短効果はありませんでした。
ただ、ご指摘のとおり、マイカー派で大倉起点に周回するなら意味のあるコースになりますね。
ヤビツ峠からのピストンは、帰りもアップダウンが多くて結構キツイですよね。大倉へ下山できると、下り一辺倒なので楽です。
三ノ塔尾根は登る人が少ないですよね。私が登った時も、ほとんど誰にも会いませんでした。
この3日ほどで八ヶ岳に行ってきました。そのせいでお返事が遅れて失礼しました。
八ヶ岳の登山記録もブログ記事にする予定ですので、ご覧いただければ幸いです。