日本百名山の一つ「丹沢山」に登ってきました。大倉尾根から塔ノ岳へ登り、丹沢山まで足を延ばす形での日帰り登山です。今回の最大の敵は、大倉尾根の階段ではなく「猛暑」。3リットルの水を消費して、何とか丹沢山までピストンしてきたのでした。
日本百名山「丹沢山」を目指す日帰り登山!
自宅から比較的近いこともあって、丹沢へは日帰り登山によく行きますが、このエリアの総称「丹沢山塊」の名前を冠する「丹沢山」(標高1,567メートル)には登ったことがありませんでした。
夏の八ヶ岳や北アルプスに挑戦する前に、それなりの標高差があって、トレーニングになりそうな山に登っておこうということで、今回は大倉尾根から丹沢山を目指す日帰り登山に挑戦しました。
丹沢山は、丹沢山塊を代表して(?)、日本百名山の一つに指定されています。眺望では丹沢山の手前にある塔ノ岳(標高1,491メートル)のほうが圧倒的に優れていますし、標高では、丹沢山の一つ向こうにある蛭ヶ岳(標高1,673メートル、丹沢山塊の最高峰)に及びません。それでも、丹沢主脈の真ん中にあるためか、この丹沢山が日本百名山に指定されています。
神奈川県で唯一の日本百名山、この機会に登っておこうと、丹沢山まで足を延ばすことにしたのです。
今回のコースは、大倉バス停から、標高差1,200メートルの大倉尾根をひたすら登って塔ノ岳へ。塔ノ岳から北側へと続く丹沢主脈の尾根を歩いて、丹沢山を目指すルートです。
これまで、塔ノ岳へは2回登っています。1回目は2020年秋に、大倉尾根から登って、山頂の尊仏山荘で1泊。翌日、表尾根をヤビツ峠側へ下りました。
2回目は、2021年4月。鍋割山へ登り、鍋割山荘の鍋焼きうどんを堪能したあと、塔ノ岳へ登って、大倉尾根を下山しました。
今回の行程は以下のとおりです。
- 07:50 大倉バス停 出発
- 11:15 塔ノ岳 到着(休憩)
- 11:35 塔ノ岳 出発
- 12:25 丹沢山 到着(休憩)
- 12:50 丹沢山 出発
- 13:40 塔ノ岳 到着(休憩)
- 14:10 塔ノ岳 出発
- 16:30 大倉バス停 下山
大倉バス停から丹沢山への往復は、コースタイムでは8時間30分くらいですが、今回は休憩(合計1時間半ほど)を含めて、コースタイムくらいの時間で歩くことができました。YAMAPの平均ペースでは「速い 130~150%」となっていました。
快晴の大倉バス停をスタート!
自宅最寄り駅を午前5時台の電車で出発し、渋沢駅で路線バスに乗り換えて、大倉バス停に午前7時半頃に到着。
梅雨が明け、快晴の大倉。こんな真夏に丹沢に登る人は少ないのか、平日だから空いているだけなのか、閑散としています。準備をしてから、トイレを済ませ、登山カードを提出して出発します。
まずは登山道への車道歩き。朝から夏空が広がります。すでに気温がかなり上がってきていて、緩やかな登りの車道を歩くだけで汗が出てきます。
登山道への分岐。塔ノ岳山頂までは6.4km(大倉バス停から約7km)です。ひたすら登ります。
登山道の脇に、とても大きな花が咲いていました。ヤマユリの花でしょうか。近づいてみると、良い匂いがしました。
風が通らない猛暑の樹林帯へ、30分で汗だく
樹林帯の登山道に入ると、青々と茂った木々が強い日差しを遮ってくれますが、風が通らなくなって蒸し暑くなります。午前中の早い時間なので、じっとしていればそこまで暑いというほどではないはずですが、ゆるやかとはいえ、登山道を登っていると、想像以上に汗が噴き出してきます。
大倉バス停から約30分で「観音茶屋」に到着。平日のせいか、お茶屋さんは閉まっていましたが、お茶屋さんの前にあるベンチで水分補給。少し前を歩いていたご年配の女性も、汗を拭きながら休んでいました。
まだ30分しか歩いていないのに、この時点で汗だく。あっという間に、ペットボトル1本がなくなってしまいました。500mlのペットボトル3本+ナルゲンボトル1リットル(中身はアクエリアス)の合計2.5リットルを持ってきましたが、足りないかもしれません。足りなければ、営業している山小屋で購入することにしましょう。
見晴茶屋に到着。ここでも水分補給の小休止をします。まだ1時間も歩いていないですし、ここまでは緩やかなハイキングコースという感じの道なので、疲れは全然ありません。ただ、水分補給をしないと熱中症が恐いので、こまめに小休止を挟んでいきます。
見晴茶屋の前からは、なかなかの眺望。大倉尾根は、ひたすら樹林帯の道が続くので、眺望があるところは貴重です。
階段が続く本格的な登りへ!「大倉尾根」の本領発揮!
見晴茶屋から先は、階段が連続する「大倉尾根」らしい、本格的な登りになります。ここまではウォーミングアップのようなものですね。
少し前にバス停を出発していった方々に追いついたようです。いずれもご年配の方で、非常にゆっくりと登られていました。
このあたりは、昨年の秋に登った時に、紅葉がきれいだったのを思い出しました。
急な階段と緩やかな木道が繰り返し出てきますが、大倉尾根の登山道は非常によく整備されていて、危険なところは全くといっていいほどありません。技術的は初心者でも十分に登れます。標高差が1,200メートルにもなるので、体力はそれなりに必要ですが……。
少し急な階段は、なるべく息を切らさないように、ゆっくりと登っていきます。あとどれくらいで山頂かと考え始めると絶望を感じるので(笑)、ただ無心に登っていきます。
大倉バス停から1時間半ほどで、駒止茶屋へ。お茶屋さんは営業していないですが、この先にテーブルとベンチがあるので、そこで水分と行動食を補給する小休止です。
首に巻いていたタオルを絞ると、汗が滴るほどです。Tシャツもすでに汗でびしょびしょ。こんなに汗をかいたのは久しぶりです。
大倉尾根の核心部! 急な登りと階段を超えて花立山荘へ!
東側が開けたところからは、ヤビツ峠から続く表尾根が一望できました。山頂が平らな山は「三ノ塔」ですね。山頂が広く、富士山や丹沢の山々の絶景を眺められるスポットです。
塔ノ岳山頂まであと2.8km。距離的には5分の3くらいのところまできました。標高も950メートルほどで、標高差で言えば半分を超えましたが、ここから先、急な登りが続くので、気分的にはまだ4割くらい、という感じです。
スタートから2時間弱で「堀山の家」に到着。ここで小休止。凍らせて持ってきたアミノバイタルで、アミノ酸と水分を補給します。まだ溶け切っていなくて、シャーベット状でしたが、冷たくておいしい!
堀山の家の前にはテーブルやベンチがありますが、木々に囲まれていて涼しいです。ただ、地面が湿っているので、この時期はヤマビルに注意。休憩している間に、トレッキングパンツにヤマビルが1匹くっついていました。
とはいえ、歩いているときにヤマビルに襲われることはなかったので、晴れている日であれば、休憩中に気をつけていれば大丈夫そうです。
堀山の家から、次の山小屋、花立山荘までは、大倉尾根の核心部といってよい区間。これまで以上に急な階段や登りがひたすら続きます。大倉尾根の愛称?「バカ尾根」の本領発揮です。
ひたすら階段を登り続けていくと、樹林帯を抜けて、少し開けたところに出ます。ここまでくれば、風が気持ちいいかなと思っていましたが、日差しが強く、むしろ暑く感じました。
登っている間に雲が出てきてしまいましたが、大倉尾根では、花立山荘あたりからの眺望はなかなかのものです。晴れていれば、相模湾や伊豆大島、舞鶴半島、伊豆半島まで見えるはずですが、今日はダメですね。でも下界の街並みは良く見えました。
登り始めてから2時間45分くらいで花立山荘に到着。花立山荘の前の広場には、テーブルとベンチがあるので、そこで小休止します。
ちょっと早いですが、お昼用に買ってきたおにぎりを食べます。風は心地よいのですが、やはり照りつける日差しがジリジリと暑いです。暑い、というより、熱いです。
今日は先が長いので、サクッと食べて、水分補給をして、登山を再開します。
日差しが強い塔ノ岳山頂で休憩、時間と体力を考慮して丹沢山へ!
花立山荘から先は、しばらくザレた道が続きます。大倉尾根では、ザレた道はこのあたりにしかないですが、滑りやすいので、初心者の方は要注意ですね。特に、下りは滑って転びやすいです。
「金冷し」に到着。今年4月に鍋割山から塔ノ岳へ縦走したときは、ここを左からやってきました。塔ノ岳へは右側へ行きます。
金冷しからは、長い階段が続きます。それなりに急な階段ですし、ここまでひたすら登ってきて疲れているので、ゆっくりと登ります。
11時15分、大倉バス停から3時間25分ほどで、塔ノ岳の山頂に到着! 広々とした山頂ですが、登山者はわずか。休日にはたくさんの人でごった返す場所ですが、猛暑の平日に登る人は限られているようです。
塔ノ岳山頂の標柱を入れてパチリ。左側には富士山が見えるはずなのですが、今日は雲が多くて見えませんでした。丹沢の山々はバッチリ見えています。
塔ノ岳の山頂で、セブンで買ってきたパンを食べます。休憩しながら、丹沢山まで往復できそうかを考えます。
距離的・時間的には、大倉尾根から丹沢山への往復は問題ないだろうと思っていましたが、この猛暑。暑さには弱いほうなので、塔ノ岳山頂に登頂した時点で、体力的に問題ないか判断することにしていました。
時間的には問題なし、むしろ、計画よりもだいぶ早く登れたくらいです。体力的には、それなりに疲れてはいましたが、足は大丈夫そうですし、時間はあるので、ゆっくり歩けば大丈夫だろう、ということで、丹沢山へ往復することにしました。
雲が出てきていたので、この時期ならではの雷雨にも警戒しないといけないのですが、この天気なら大丈夫そう、ということも後押ししました。
塔ノ岳~丹沢山、景色の良い丹沢主脈の稜線歩き!
11時35分、丹沢山に向けてスタートです。塔ノ岳から丹沢山までは2.6km、往復すると5.2kmの行程になります。稜線歩きで、それなりのアップダウンがあるので、焦らずに進みます。
いきなり、かなり下ります。当たり前ですが、帰りはこれを登らないといけません。あまり下らないで、と心の中で祈りながら、下っていきます(笑)
見晴らしのいいところに出ると、向こうに丹沢山が見えました。結構遠くに見えるけど、大丈夫かな、と思いつつ、2.6kmには変わりないと言い聞かせて、先へ進みます。
塔ノ岳から丹沢山への道も、木道や木の階段が整備されていて、とても歩きやすいです。危険なところもほとんどなく、こちらも技術的には初心者でも大丈夫でしょう。ただ、登山口から遠く、日帰りするとコースタイムが長くなるので、体力は必要ですね。
とても気持ちの良い道に出ました。ひたすら樹林帯を登る大倉尾根にはない、稜線ならではの開放感ですね。
塔ノ岳~丹沢山の道は、「丹沢主脈」と呼ばれる、丹沢山塊の中でも大きな稜線の一部です。塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳を経由する稜線です。稜線ということで、眺望もなかなかです。
この木道のが続く手前の山は丹沢山ではないのですが、このような小ピークがいくつかあります。これらの小ピークを超えていくので、それなりのアップダウンがあります。
ふだんなら、これくらいのアップダウンはどうということもないですが、大倉尾根から塔ノ岳までの標高差1,200メートルを登ってきたあとだと、かなり堪えます。
雲が多めで、多少霞んでいますが、東側が開けているところからは、山並みの遥か向こうに神奈川県の街並みが一望できます。
西側を見ると、丹沢の山々が見渡せます。東西どちら側も山並みが続く景色。丹沢山塊の奥地へと足を踏み入れているのだと実感できます。
多少、風が吹き抜けては行くものの、最も日差しが強いお昼時。じりじりと焼けていくような熱さです。
登山道が狭くなっているところは、小さな虫が多かったですね。この時期ですから仕方がないですが、虫よけスプレーをかけておくとよさそうでした。
登山道の脇には、マルバダケブキが咲いていました。まだつぼみが多く、咲いているのはごくわずかでした。夏の山を彩る花のひとつですね。
6つめの日本百名山「丹沢山」に到着!
塔ノ岳から約50分、丹沢山の山頂に到着しました! これで、富士山、赤城山、大菩薩嶺、瑞牆山、谷川岳に続いて、6つめの日本百名山制覇です!
丹沢山の山頂には、「みやま山荘」という山小屋があります。食事がおいしいという噂なので、この先、蛭ヶ岳や檜洞丸を目指す際には、ぜひ泊まってみたいと思います。
山頂の奥のほうには広々とした広場がありました。ベンチもいくつかあったので、ここで小休止。
それにしても、平日とはいえ、丹沢山の山頂には誰もいませんでした。塔ノ岳までは、それなりに登山者がいましたが、塔ノ岳から丹沢山の間では、2,3人とすれ違っただけ。静かな山歩きを楽しめました。
本日2つめのアミノバイタル。今度は、さすがに溶けていましたが、まだ十分に冷たさが残っていて、美味しかったです。これと、行動食で、下山に向けてのエネルギーをチャージ!
丹沢山からの眺望。丹沢の山々を見渡せます。晴れていれば富士山も見えるそうですが、今日は見えません。
丹沢山から先、蛭ヶ岳や檜洞丸への道は、ここまでの登山道とは異なり、かなりアップダウンがあるそうです。私の足では、日帰りでは丹沢山までが限界。ここから先へ行くには、山小屋に泊まって、1泊2日の行程でチャレンジする必要がありそうです。
塔ノ岳を経由して、標高差1,300メートルを一気に下る!
どうやら、このお天気なら雨の心配はなさそうですが、あまり遅くなってもいけないので、そろそろ下山しましょう。
「下山」といっても、塔ノ岳までは、アップダウンのある道を引き返します。下山という雰囲気はありません。
ただ、歩く向きが逆になるので、見える景色も変わります。東側には、堂々とした山容の大山が見えていました。
とりあえずの次の目的地、塔ノ岳の山頂が見えます。こちらから見ると、山頂にある尊仏山荘が目立ちますね。あそこまで登るのか、と思いつつ、歩いていきます。
やはり、この稜線歩きは楽しいですね。暑さと疲労でヘロヘロですが、ときおり立ち止まって眺めるこの景色が癒してくれます。
13時45分、最後の階段をヒイヒイ言いながら登り、塔ノ岳まで戻ってきました。ここで小休止。といっても、日差しが強く、太陽に焼かれている感じ。
お天気は相変わらず良く、これなら雷雨の心配もなさそうです。雷雨より、日差しによる疲労のほうを心配しないといけませんね。
もう14時ですが、塔ノ岳の山頂では数名が休んでいました。上半身裸になって、ベンチに寝そべって、体を焼いている人もちらほら。たしかに、ここならこんがりと焼けそうです(笑)
2.5リットル持ってきた水分も無くなりかけていたので、尊仏山荘でポカリスエットを購入。2リットル以上も水分をとっているのに、トイレにはほとんどいきたくならないくらい、ほぼすべてが汗で体外へ排出されているようです。
ふだん、山に登るときの飲み物は、アクエリアスとDAKARAを愛用しています。いずれも、100mlあたり0.1g相当の塩分が含まれているので、塩分補給にもなります。
14時10分、塔ノ岳山頂から下山を開始します。今朝、登ってきたところひたすら下るだけですので、写真はほとんど撮らず、どんどん下っていきます。
下りだから、それほど汗をかかないだろうと思いきや、そんなことは全くありませんでした。標高が下がるほど、気温が上がっていくので、登りほどではないにしろ、かなり汗をかきました。こまめに水分補給しながら下ります。
16時30分頃、大倉バス停まで下ってきました。塔ノ岳山頂から約2時間20分。膝を痛めないように慎重に下ってきました。
絞ると汗が滴るほどのTシャツを着替え、トイレの前にある洗い場で登山靴を洗い、バスに乗りました。
渋沢駅から東海大学前駅まで小田急線で移動し、丹沢帰りの定番となった「秦野天然温泉さざんか」へ。
温泉で汗を流し、食事処へ。
生ビール、枝豆、串揚げ5本がセットになった「ちょい飲みセット」(1,000円)で乾杯しました。
稜線歩きの雰囲気を味わえる塔ノ岳~丹沢山
ということで、猛暑の中、何とか大倉バス停から丹沢山へのピストンを敢行してきました。
もともと暑さに強いほうではないので、熱中症や、暑さによる疲労を心配しましたが、こまめに水分補給したのが良かったのか、約18km、標高差では1,300メートルのコースを歩き切ることができました。
先月は谷川岳(天神尾根ルート)しか行けませんでしたし、その山行からも1ヶ月半も空いてしまったので、ブランクも心配しましたが、こちらも大丈夫でした。
半分トレーニング目的でしたので、眺望はそれほど期待はしていなかったのですが、塔ノ岳~丹沢山の丹沢主脈のルートは、尾根沿いの道だけあり、なかなかの眺望でした。大倉尾根とは全く異なる、稜線歩きを楽しむことができました。
それに、日本百名山の一つに登頂できたという満足感もありますね。
とはいえ、真夏のこの時期、丹沢の山々は暑すぎます。紅葉の時期~初冬の雪のない時期が、歩きやすいですし、空気が澄んで眺望も期待できるので、おすすめです。
丹沢は自宅から近いので良く登るのですが、今度は西丹沢、檜洞丸~蛭ヶ岳のルートにもチャレンジしたいですね。蛭ヶ岳山荘かみやま山荘で1泊して、檜洞丸~塔ノ岳を歩くルートも楽しそうです。
今回の登山装備
- 化繊の長袖Tシャツ(モンベル)、着替えのTシャツ
- トレッキングパンツ(モンベル)
- 登山用靴下(モンベル)
- 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
- ザック(グレゴリー ZULU30)
- レインウェア上下
- 膝サポーター(ザムスト EK-3)
- トレッキングポール(シナノ)
- 飲み物(ペットボトル500ml×3本+ナルゲンボトル1L)
- 行動食
- ランチ(コンビニのおにぎり1個、総菜パン1個)
- 日焼け止め
- 虫よけスプレー
- 塩(ヤマビル対策)
猛暑の登山ということで、飲み物をたくさん持っていきましたが、前述のとおり、塔ノ岳山頂の尊仏山荘で1本購入しました。あわせると3リットルです。
このルート、特に大倉尾根には、山小屋やお茶屋さんがたくさんありますので、飲み物などであれば購入することができます。ただ、平日は営業していないところも多いので注意が必要です。これだけ山小屋があると、トイレには困りません。トイレは、山小屋が閉まっていても利用できます。
登山開始前に日焼け止めを塗りましたが、これだけ汗をかくと、おそらく効果はなさそうです。ただ、今回のコースは、大部分が樹林帯でしたので、それほど日焼けはしませんでした。首にタオルを巻いていたのも効いたかもしれません。
夏の丹沢といえばヒル! ヤマビル対策に、塩を持っていきました。ふつうの食卓塩です。休憩中にトレッキングパンツにヤマビルがくっついているのを2回ほど発見しましたが、血を吸われたわけではないので、指ではじいただけで取れました。
雨上がりや、湿っている登山道で活動が活発になるそうですが、この日のように猛暑だと、それほど活動していないようです。樹林帯の湿ったところで休憩するときに気をつけていれば問題なさそうでした。
以上、『【丹沢】猛暑の大倉尾根を登り、日本百名山「丹沢山」を目指せ! 暑さと戦う日帰り登山!』でした。十分トレーニングにはなりましたが、この暑さだけはどうにもならないですね。この時期はあまりおすすめしませんが、どうしても登られるという方は、暑さ対策を万全になさってください。
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