ゴールデンウィーク前の週末、久々に埼玉の山に行きたいと思い、大持山~小持山~武甲山と縦走してきました。距離的にはそこまで長くないのですが、アップダウンがかなりあり、歩きごたえのあるルートです。武甲山の展望台からは、秩父の街を一望! ちょうど見ごろを迎えていた芝桜も小さく見ることができました。
- 石灰石採掘で形が変わる山「武甲山」
- 大持山・小持山・武甲山登山口への公共交通機関でのアクセス
- 横瀬駅からタクシーで武甲山の登山口「一の鳥居」へ
- 【大持山】新緑の中、登山口から妻坂峠へ
- 【大持山】いくつもの急登を登りきって大持山へ
- 【小持山】大持山~小持山は変化に富んだ尾根歩きが楽しい! 途中には絶景ポイントも!
- 【武甲山】200メートル以上のキツい登り返しを経て、武甲山へ!
- 【武甲山山頂】展望台から秩父の街並みを一望! 見ごろを迎えた芝桜も!
- 【下山】橋立川沿いを下り浦山口駅方面へ下山
- 【下山】急坂を下りきり新緑が鮮やかな沢沿いのルートへ
- 「土津園」で美味しいお蕎麦と味噌おでんで乾杯!
- 歩きごたえのある縦走路、尾根道歩きと武甲山山頂からの展望が素晴らしい!
- 今回の登山装備
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石灰石採掘で形が変わる山「武甲山」
武甲山(ぶこうさん)は、埼玉県の秩父にある標高1,304メートルの山です。「日本二百名山」にも指定されている名峰です。
武甲山の北側では、石灰石の採掘が行われていて、山の形を変えてしまうほどになっています。秩父の町から武甲山を眺めると、採掘跡のピラミッド型がよくわかります。
今回は、その武甲山に至る山稜にあるピーク、大持山(おおもちやま)と小持山(こもちやま)を経由して武甲山まで歩いてみました。
スタートは武甲山の登山口となる「一の鳥居」です。横瀬駅からタクシーでアクセスしました。
一の鳥居から妻坂峠へ登り、大持山へ。その後、小持山を経由して、200メートル以上の登り返しを登って、武甲山の山頂へ。下山は橋立川沿いのコースを下り、秩父鉄道の浦山口駅へ下りました。
今回の行程は以下のとおりです。
- 08:50 一の鳥居 登山口 出発
- 09:30 妻坂峠
- 10:40 大持山
- 11:25 小持山 到着
- 11:55 小持山 出発
- 13:00 武甲山山頂 到着
- 13:25 武甲山山頂 出発
- 15:30 土津園 到着
- 16:20 土津園 出発
- 16:35 浦山口駅 到着
小持山の山頂でお昼の休憩をとりましたが、山頂が狭かったために早々に出発。武甲山の神社の下にある広場で2回目の休憩をとりました。
全長で約13kmの、登山口から武甲山山頂までの標高差は約800メートルでした。
大持山・小持山・武甲山登山口への公共交通機関でのアクセス
大持山・小持山へは、横瀬駅近くの「一の鳥居」の登山口から登るコースと、飯能駅から路線バスでアクセスできる名郷バス停から登るコースがあります。
武甲山へは、同じく「一の鳥居」から登るコースと、今回下山に利用した秩父鉄道の浦山口駅から登るコースがあります。
大持山・武甲山の登山口「一の鳥居」へのアクセス
大持山や武甲山の登山口となる「一の鳥居」の最寄り駅は、西武秩父線の横瀬駅です。普通電車の場合には池袋から飯能で乗り換え、特急Laview「ちちぶ」を利用すれば池袋から乗り換えなしで横瀬駅に到着します。
横瀬駅から「一の鳥居」までは徒歩またはタクシーでの移動になります。横瀬駅から一の鳥居までは約6kmありますので、徒歩の場合は1時間半ほどかかります。ずっと車道を歩くことになりますので、タクシーで移動してしまったほうがよいでしょう。横瀬駅から約15分、2,200円程度です。
横瀬駅前にはタクシーは待機していませんが、駅前広場のすぐ近くに「秩父ハイヤー」の乗り場があります。タクシーが待機していればそのまま乗れますし、電話で呼べば来てくれます。ここから乗車する場合は、電話で呼んだとしても、迎車料金は不要です。
大持山・小持山の登山口「名郷バス停」へのアクセス
大持山・小持山に飯能側から登る場合は、名郷バス停からとなります。名郷バス停へは、西武池袋線の飯能駅から国際興業の路線バスが出ています。
本数が少ないため、時刻を確認しておいたほうがよいでしょう。
武甲山の登山口「浦山口駅」へのアクセス
武甲山へは、秩父鉄道の浦山口駅から登ることもできます。浦山口駅へのアクセスは、以下のとおりです。
- 池袋(西武池袋線・秩父線)西武秩父(徒歩)御花畑(秩父鉄道)浦山口
- 熊谷(秩父鉄道)浦山口
池袋から西武線で向かう場合には、西武秩父駅から御花畑駅まで徒歩(10分弱)で移動することになります。また、一部の列車は、西武秩父線と秩父鉄道を直通運転しています。直通列車であれば、西武秩父駅・御花畑駅での乗り換えは不要です。
横瀬駅からタクシーで武甲山の登山口「一の鳥居」へ
4月下旬の土曜日、池袋駅から特急Laview(ちちぶ3号)に乗車。車内にはハイカーや登山客の姿が目立ちます。午前6時50分に池袋を発車する列車なので、観光にはちょっと早いですね。
池袋から1時間20分で横瀬駅に到着。大勢の登山客が下車しました。
横瀬駅からはタクシーで一の鳥居まで向かいます。駅前にある「秩父ハイヤー」の乗り場へ。上のほうで紹介したとおり、ここで乗車すると、迎車料金が不要なのです。
乗り場にはタクシーがいなかったので、記載されていた電話番号へ電話。5分ほどで到着するということなのでしばし待ちます。
横瀬駅から10分ほどで「一の鳥居」の駐車場に到着。途中、歩いて向かっている人もかなり見かけましたが歩道のない車道をダンプカーが頻繁に行き来しているので、タクシーがおすすめです。
「一の鳥居」には駐車場があるのですが、すでに満車。路駐の列がかなり下のほうまで続いていました。
一の鳥居の前で支度を整え、トイレを済ませて、いざ、出発!
【大持山】新緑の中、登山口から妻坂峠へ
一の鳥居からは、武甲山へ直接登るルートと、妻坂峠を経由して大持山へと至るルートがあります。多くの登山者は武甲山へのルートを行くようですが、私は妻坂峠へ。一の鳥居から車道を少し登ったところに登山口がありました。
登山口からすぐに登りになります。最初は沢沿いを歩きますが、すぐに沢から離れて、山の斜面を登っていきます。
登山道は整備されていて歩きやすいです。そして、この時期ならではの新緑! 鮮やかな緑色の葉っぱが芽吹いていて、春の息吹を感じながら歩いていきます。
妻坂峠までは山の斜面につけられた登山道をジグザグに登っていきます。それほど急ではないので、ペースさえ守れば問題ありません。
9時半ごろ、少し開けたところに出ると、そこが「妻坂峠」(つまさかとうげ)です。登山口から40分ほどで到着しました。
ちょっと暑くなってきたので、ここで水分補給の小休止。
ふと近くの木を見上げると、小さな葉っぱが芽吹いていました。妻坂峠は標高839メートルですが、4月下旬ともなれば、季節は完全に春ですね。
【大持山】いくつもの急登を登りきって大持山へ
妻坂峠は十字路になっています。一の鳥居からの道は北側からやってきますが、東へ向かうと武川岳を経て正丸峠や伊豆ヶ岳方面へ、南へ向かうと飯能市の名郷バス停へ出ます。大持山へは西へと向かいます。
ここまで急ではないもののずっと登りだったので、しばらくは平坦な道かなと思いきや…
すぐに急登が始まります。地面が落ち葉で覆われていて、その下が砂地のところが多いので、一歩一歩踏ん張って登らないとズルズルと滑り落ちそうです。
急登はそれほど長くは続かず、すぐに平坦な道になります。ただ、このあとも、短い急登と平坦な道が繰り返し現れます。一定の傾斜でずっと続く登りに比べると、ペースをつかみづらくて体力を消耗します。
北側が開けているところでは、木々の向こうに、今日の最終的な目的地である武甲山が見えていました。この写真の左側の斜面から登ることになるはずですが、結構な登りですね……
ところどころにカタクリの花が咲いていました。時期的にもう終わりかけだと思いますが、岩陰に健気に咲くカタクリがかわいらしいです。
大持山への最後の急登! ここを登りきると……
一気に眺望が開けました。大持山~小持山~武甲山とつながる尾根筋に出たのです。
特に東側の眺望が開けていて、伊豆ヶ岳などの飯能アルプスの山々を見渡すことができます。その向こうには、飯能や所沢の街並みも。銀色に光っているのは西武ドームかな。どこから見ても目立ちます。
アセビの花もたくさん咲いていました。このあたりは標高1,200メートルを超えていて、登山口や妻坂峠に比べると季節の進みが少し遅いですが、それでも花が咲いています。
大持山山頂へは、尾根道を5分ほど登ります。先ほどまでの樹林帯の道とは様相が変わり、ゴツゴツした岩が多い道になります。この岩を登りきると……
10時45分、標高1,294メートルの大持山山頂に到着! 山頂は狭く、眺望もそれほどないので、写真を撮って、少し景色を眺めたら先を急ぎます。
【小持山】大持山~小持山は変化に富んだ尾根歩きが楽しい! 途中には絶景ポイントも!
このルートの一番の醍醐味は、大持山~小持山の尾根歩きでしょう。この縦走路は、一人がやっと通れるほどの狭い道や、岩場など、かなり変化に富んでいます。
尾根のあちこちに、ツツジがきれいに咲いていました。ミツバツツジでしょうか。
こんな岩場も。慎重に登れば問題ありませんが、トレッキングポールがじゃまでした。大持山~小持山の尾根道を歩くときは、トレッキングポールをしまったほうがよさそうです。
そして、この岩場を登りきると……
西側が大きく開けた絶景ポイントがあります。ここからの眺めは、このルート中、随一といってもよいと思います。この写真は北西側。中央に写っている山が日本百名山の一つ「両神山」だと、休憩していた年配の方が教えてくれました。
西側には奥多摩の山々。中央よりやや右側に、こちらも日本百名山の一つ「雲取山」が見えます。雲取山へは秩父の三峰神社から登るコースがありますので、秩父の目と鼻の先なのですね。
この絶景ポイントで景色を十分に眺めて、再び小持山へ向かって歩き始めます。
これから向かう武甲山が前方にはっきりと見えています。秩父の町から眺める武甲山は、石灰石の採掘跡が痛々しいですが、こちら側から見る武甲山は堂々としています。
この尾根道は、登山道自体の面白さに加えて、花が目を楽しませてくれますね。
こんな急登を登りきると……
11時30分、小持山の山頂に到着! 標高は1,269メートル。大持山とそれほど変わりませんが、ここまで、小刻みなアップダウンがありました。
小持山の山頂は狭いのですが、この先、武甲山へは急な登り返しがあるので、それに備えてお昼にします。今日のカップヌードルはシーフード! 山頂の端っこのじゃまにならないところに陣取って、そそくさといただきました。
【武甲山】200メートル以上のキツい登り返しを経て、武甲山へ!
30分ほどでさっとお昼を済ませ、武甲山へ向かいます。まずは、小持山山頂直下の急坂を慎重に下りていきます。
目の前には武甲山がどーんと構えています。小持山と武甲山の標高差は40メートルくらいしかないのですが、いったん、かなり下らないと行けないようです。
急坂を下り終えても、さらに緩やかな下りが続きます。「どこまで下りていっちゃうの?」と不安になります(笑)
40分ほど下ると、「シラジクボ」というところに着きました。ここが小持山~武甲山の鞍部。標高は1,088メートルとありますので、200メートル近く下ってきてしまったことになります。
武甲山までは45分。「急な登り坂」とあります。うん、知ってた(笑)
ということで、登り返しが始まりました。ここから武甲山の山頂まで、今日一番のキツい登りが続きます。
ひたすらこんな登りが続きます。土曜日ということもあって、登山客も多かったのですが、みなさん一様にキツそうにしています。ここまで、かなり歩いてきているので、最後にこの登りは本当にキツイです。
12時55分、武甲山山頂にある御嶽(おんたけ)神社に到着! シラジクボから45分とありましたが、30分くらいで到着しました。この下は斜面は広場になっていて、大勢の人が休んでいました。あとで休憩しましょう。
【武甲山山頂】展望台から秩父の街並みを一望! 見ごろを迎えた芝桜も!
先ほどの神社の鳥居の裏側を少し登ると、本当の(?)山頂があります。ここは展望台になっていて、秩父の街並みを一望できます。
写真では伝わりにくいのですが、ここからの眺めは本当に素晴らしいです。秩父の街が箱庭のように見えるのです。西武秩父駅との標高差は1,000メートル以上。こんなにすぐ近くに、これほどの標高差の山がある街もそうそうないでしょう。
そして、写真の下のピンク色のところが、羊山公園の芝桜です。ちょうど見頃を迎えていて、鮮やかに色づいていました。
展望台には次々にハイカーが上がってくるので、早々に撤退。神社の下の広場まで戻って休憩します。一の鳥居から直接登ると2時間ほどで山頂に到着するため、ハイキングコースにちょうどよいのかもしれません。
適当なベンチに腰掛けてコーヒータイム。そよ風が気持ちよく、いつまでもここで休んでいたくなります。周りには、大勢の人がレジャーシートを敷いて、お弁当を食べたり、休んだりしていました。
【下山】橋立川沿いを下り浦山口駅方面へ下山
30分近くコーヒーを飲みながら、爽やかな山の中で休憩。ちょっと人が多くて「静かな山」という感じではないですが、かなりの広さがある広場なので、密にはなりません。
あまり遅くなっても良くないので、そろそろ下山しましょう。下山は、秩父鉄道の浦山口駅へ向かいます。橋立川という川沿いのコースです。
事前情報では、一部、登山道が崩落していて通行注意ということで、一の鳥居へ下りる計画もしていましたが、ちょうど登ってきた方の話を聞くと、林道部分に崩落があり、車両は通れないが歩行者は全く問題ないとのこと。ということで、浦山口駅へ下山することに決定。
武甲山山頂の賑わいとは対象的に、こちらのルートを歩く人は少ないようで、静かな山歩きを楽しめます。最初は、斜面をジグザグに下っていきます。特に危険なところはありません。
このコース、樹林帯の中を歩くのですが、南側の眺望が開けているところがあり、景色を眺めながら下山することができます。単調になりがちな下山なので、これはありがたいですね。
30分ほど下ると分岐に。左へ行けば小持山~武甲山の鞍部のシラジクボに出られるようです。ここは右側の橋立方面へ。
左手には小持山(写真の左側の山)が見えました。大持山はさらに奥にあるようで、ここからは見えませんでした。
樹林帯に入って景色が見えなくなりましたが、幅が広くて明るめの、歩きやすいトレイルです。吹き抜ける風が気持ちいいですね。
【下山】急坂を下りきり新緑が鮮やかな沢沿いのルートへ
快適な樹林帯のトレイルが終わると、しばらくはこれまでよりも急な下りが続きます。石がゴロゴロしているので、滑って転ばないように下っていきます。
急な斜面をジグザグに20分ほど下ると、沢に出ました。これが橋立川のようですね。ここから先は、ずっと橋立川沿いを歩くことになります。
沢のすぐ近くまで降りてみましたが、水がすごくきれいです。ちょっと触れてみましたが、冷たい! そういえば、少し先を歩いていた年配の男性が、沢の水を汲んでいました。飲めるのかどうかは知りません(笑)
木の階段で沢を渡ります。このあたりは、沢の流れる爽やかな音に、鮮やかな新緑が加わり、とても気持ちが良いですね。
木の階段を渡って沢の左岸へ出ると、すぐに滝が見えました。しばし立ち止まって滝を鑑賞。
新緑のトンネルの中を歩いていきます。山頂付近では、まだ葉っぱがついていない木が多かったですが、ここまで下ってくると完全に緑の中。この時期の山歩きの醍醐味ですね。
登山道っぽい道が終わり、林道に出るとすぐに崩落箇所と思われるところがありました。たしかに車両は通れなさそうですが、人は問題なく通れますね。とはいえ、応急処置しかされていないようなので、大雨のあとなどはどうなるかわかりませんね。通行される場合には、くれぐれも自己責任でどうぞ。
橋立川の対岸の山の斜面は、新緑が本当にきれい!
沢を渡る車道の上からは、2段になった小さな滝が見えました。ここも新緑が鮮やかでした。こんな景色を眺めながら歩いていると、普段は無心で歩く下山も楽しいですね。あっという間に駅の近くまで歩いてきてしまいました。
「土津園」で美味しいお蕎麦と味噌おでんで乾杯!
下山後、どこかで食事をして帰ろうかと思っていましたが、浦山口駅へ向かう途中に「土津園」(はにつえん)というお店がありました。
秩父名物の「甚太郎そば」をいただけるようなので、迷わずこのお店に入りました。
古民家のような古い建物の店内は結構広く、座敷席とテーブル席が半々。お客さんが少なく、みなテーブル席に座っていたので、テーブル席へ。荷物をおいて、レジへ注文しに行きます。
甚太郎そば(普通盛り)と缶ビールを注文。甚太郎そばには1本味噌おでんがついているというので、それをつまみに乾杯! レジのところにおいてあった「くんせい玉子」をサービスで付けてくれました。
お蕎麦はやや平らでみずみずしく、コシも適度にあって、とてもおいしかったです。あっという間にたいらげてしまいました。
食べている間にも、武甲山から下山してきた登山客が、どんどんこのお店に吸い寄せられてきます。この建物の外観、そして、このお蕎麦の味には抗えないですね(笑)
お店の外にあるトイレをお借りしたときにこちら側も撮影。とても雰囲気のある建物ですね。
ずいぶんのんびりしてしまいましたが、1時間に1~2本しかない秩父鉄道の電車の時刻に合わせて出発します。といっても、駅までは15分ほどですけどね。
浦山口駅までの道の脇には、たくさんの花が咲いていました。これはオオアラセイトウでしょうか?
こちらはアヤメの仲間のシャガ。道端の花に目を奪われて写真を撮っていると、電車の時間が危うくなってきました。先を急ぎましょう。
電車の時刻の4分前に浦山口駅に到着。西武秩父駅までのきっぷを買ってホームへ。
浦山口駅のホームです。山あいにある小駅という雰囲気ですが、ホームには武甲山から下山した大勢の登山客が電車を待っていました。
ちょうと西武線に直通する電車だったので、そのまま西武秩父駅へ。西武秩父駅の跨線橋からは、先ほど登ってきた武甲山がよく見えました。ちょうど入ってきた特急「Laview」とともにパチリ。
秩父の街から眺める武甲山といえば、このピラミッドのように削られてしまった姿が印象的です。反対側の小持山のほうから眺めた堂々とした姿とは対照的。
西武秩父駅でお土産を買い、帰路も特急「Laview」でゆったりと帰りました。
歩きごたえのある縦走路、尾根道歩きと武甲山山頂からの展望が素晴らしい!
今回は大持山~小持山~武甲山を日帰りで歩いてきたわけですが、3つの山の標高はいずれも1,200~1,300メートル前後。ただ、小持山と武甲山の間は、いったん1,100メートルを切るところまで下ってから登り返すため、かなり歩きごたえがあります。大持山~小持山の尾根道も歩いていて楽しかったです。
武甲山の展望台から眺める秩父の街並みは、やはり素晴らしかったです。街の近くにある山ならではの景色を堪能できます。
武甲山の山頂付近には軽装のハイカーもたくさんいました。武甲山だけであれば、一の鳥居から約2時間で登れますので、気軽に登れそうです。ただ、武甲山だけでは歩き足りない方には、今回の妻坂峠から大持山・小持山を経て武甲山へ至るコースはおすすめです。
ここ最近は17~18kmくらいのルートを日帰りで歩いていたので、今回の13kmは短め。ゆるく歩こうと思っていたら、予想に反して、かなりガッツリ歩いた感じになりました(笑)
久々に埼玉の山を歩きましたが、十分に満喫でき、満足な山行になりました。
今回の登山装備
- メリノウールのインナー(モンベル)
- 長袖シャツ(ワークマン/Field Core)
- クリマプラス100 ジャケット(モンベル)
- トレッキングパンツ(モンベル)
- メリノウールのタイツ(ワークマン)
- 登山用靴下(FITS)
- 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
- ザック(グレゴリー ZULU30)
- レインウェア上下
- ポケッタブルパーカー(ユニクロ)
- 膝サポーター(ザムスト EK-3)
- トレッキングポール(シナノ)
- お湯を入れたサーモボトル 750ml(モンベル)
- 飲み物(ペットボトル500ml×2本)
もう低山に登るときにはフリースは不要ですね。もう少し薄手のウインドブレーカーなどで十分でした。フリースはずっとザックの中でした。
行動中も、長袖2枚ではなく、長袖インナー+半袖シャツでちょうどいいかな、という感じでした。
以上、「【奥武蔵】大持山~小持山~武甲山 歩きごたえのある春の縦走! 秩父の町と芝桜を一望!」でした。奥多摩や丹沢の山に足が向きがちなのですが、たまには埼玉、奥武蔵の山に登るのも良いものですね。
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今回のYAMAPの記録です。
2020年6月に伊豆ヶ岳~子ノ権現を歩いたときの記録です。こちらも低山ながらに、歩きごたえのあるコースです。西武線の駅からスタートできるので、アクセスも抜群です。
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