西武秩父線の駅から気軽に歩けるハイキングコースで、不動三滝を巡り、関八州見晴台へ行ってきました。低山なのに「見晴台」というだけあって、関東平野を一望! 下山は高山不動尊を経由。ひさびさにのんびりとした山歩きを楽しむことができました。
西武秩父線の駅から関八州見晴台へ!
この夏から秋にかけて、テント泊や小屋泊での登山が続いていたので、たまにはのんびりと山歩きを楽しみたい! ということで、西武秩父線の沿線のハイキングに行ってきました。
山頂を目指すというより、里山歩きや山歩きを楽しめるところがいいなと探していたところ、西武鉄道のWebサイトで良さそうなコースを発見!
西武線の西吾野駅から、不動三滝を巡って、高山不動尊へ。そのあと、このコースで最も標高の高い関八州見晴台に登るコースです。下山は、西吾野駅のお隣の吾野駅へ。距離11.8km、コースタイム4時間ちょっとと、そこそこ歩けて、朝から出かければかなり余裕を持った山歩きができそうなので、このコースに決めました。
実際に歩いたルートは、以下のとおりです。
西吾野駅からは、車道と林道をしばらく歩き、登山道に入ってから不動三滝(大滝、不動滝、白滝)を巡りました。そこから高山不動尊へ登る予定でしたが、先に関八州見晴台へ登ってお昼に。下山する際に、高山不動尊に立ち寄り、他にほとんど誰も歩いていない山道を下って、吾野駅へと下山しました。
関八州見晴台は大勢の人で賑わっていましたが、それ以外は、あまり人ともすれ違わずに、静かに歩けるコースでした。
今回の主な行程は、以下のとおりです。
- 08:00 西吾野駅 出発
- 08:40 登山口
- 08:55 大滝
- 09:30 不動滝
- 09:45 白滝
- 10:15 関八州見晴台入口(駐車場がある)
- 10:26 関八州見晴台 到着
- 11:45 関八州見晴台 出発
- 12:00 高山不動尊 到着
- 12:15 高山不動尊 出発
- 13:25 吾野駅 到着
【出発】西吾野駅から車道・林道を歩いて登山口へ
午前8時に西吾野駅を出発。しばらく車道と林道を歩いていきます。だんだん民家が少なくなってくると、ようやく登山口に到着します。
冷え込む朝の西吾野駅を出発!
7時49分に西吾野駅に到着。西武線の車内には、ハイカー・登山者と思われる乗客がそれなりに乗っていましたが、西吾野駅で下車したのは、私も含めて5~6名といったところでしょうか。
西吾野駅の駅舎です。小さいですが、きれいな駅舎でした。駅舎の横には、きれいなトイレと、登山の準備にちょうど良い東屋がありました。
トイレを済ませ、東屋で準備をして、出発です。
駅の西側の急坂を下り、小さな沢を渡ったら、その沢沿いに北へと進んでいきます。
とても良い天気なのですが、谷になっているこのあたりにはまだ日が当たらず、とても寒いです。長袖Tシャツと長袖シャツ、それにソフトシェルだけですが、フリースを来てくればよかったかもしれません。歩いていると、手がかじかんでくるので、手袋をつけました。
道沿いに歩いていくと、西武線の下をくぐり、分岐に出ました。前を歩いていた3人組のハイカーさんたちは、ここを右に曲がっていきました。高山不動尊へは、ここを右に曲がったほうが近いようですが、不動三滝を巡りながら行きたいので、私はもう少し先へ。
この分岐を右へ曲がります。写真には写っていませんが、分岐には「高山不動」「大滝」などの案内があるので、迷うことはないと思います。
新しいキャンプ場の横を過ぎて登山口へ
再び、沢沿いの道が続きます。ここからは緩やかな登りになってきます。先ほどの分岐までは、道沿いに民家が立ち並んでいましたが、分岐を曲がってからは、家が少なくなりました。アスファルトの道で、狭いですが、車も通れます。
しばらく車道を登っていくと、「喜多川キャンピングベース」というキャンプ場がありました。「since 2019」とあるので、新しいキャンプ場のようです。山の斜面にへばりつくようにキャンプサイトがあり、なかなか雰囲気がよさそうでした。
この日は土曜日でしたが、昨夜からキャンプを楽しんでいる人が多く泊っていたようです。
キャンプ場を過ぎると、民家はほとんどなくなり、薄暗い樹林帯へ。日が当たらなくなると、一気に冷えてきますね。
8時40分頃、ようやく登山口に到着しました。駅から登山のあるあるですが、登山口までは結構歩くのですよね。
【不動三滝】大滝・不動滝・白滝の3つの滝を巡る
登山口に入ると、すぐに大滝への分岐があります。その後も、高山不動尊への登山道に、不動滝、白滝への分岐があり、これら3つの滝を巡っていきます。
流量が多く迫力がある「大滝」
登山口を入ると、ようやく登山らしい道になってきました。とはいえ、登りはとても緩やか。秋の朝の、適度に冷えた空気の中を歩いていきます。
登山口から10分もしないうちに、最初の滝「大滝」への分岐がありました。大滝へは、この分岐から0.2kmだそうです。
分岐から先は、沢沿いの斜面に付けられた狭い道を歩いていきます。危険なところはないですが、道が狭いので、すれ違うときには注意しましょう。
分岐から5分とかからずに「大滝」に到着しました。不動三滝の中では、最も流量が多く、落差も大きい滝です。空中を落ちるというよりは、急斜面を流れ落ちるような滝ですね。
沢を渡って、滝壺のすぐ近くまで行くことができます。間近で眺めると、思ったよりも迫力がありました。分岐から往復しても10分ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。
動画でもどうぞ。滝壺の近くから撮影しました。
滝を眺めていると、何名かハイカーの方々がやってきました。分岐へ戻る際にも、何名かとすれ違いました。このあたりをハイキングするのであれば、不動三滝は外せませんね。
紅葉が美しい集落を経由し再び登山道へ
大滝から分岐に戻り、先へ進みます。このあたりから、だんだん登りが増えてきました。ただ、それほど長くは続かないので、ゆっくり登っていけば大丈夫です。
しばらく登っていくと、少し開けた道になりました。周囲にはネットが張られていたりと、人の手が入っているようです。
大きく開けたところに出ると、そこには小さな集落がありました。山の斜面には畑が広がっています。一本だけ、真っ赤に紅葉した木が目を惹きました。青空や背景の山並みに映えますね。
気持ちの良い場所だったので、このあたりで水分補給の小休止。ソフトシェルを着て歩いていましたが、登りが増えてきて、暑くなってきたので、脱いでザックにしまいました。
集落を抜けると、少し林道を歩きますが、すぐに登山道への入口がありました。ここにも道標があるので、見落とさなければ間違うことはないでしょう。
水量が少なく残念な「不動滝」
再び登山道に入ると、すぐに不動滝への分岐がありました。不動滝へは、この分岐から約15分の登りです。往復すると、コースタイムでは25分ほどかかることになります。今日は時間もたっぷりあるので、不動滝にも寄ることにします。
不動滝へは、山の斜面に付けられた、ゆるい登りの登山道を登っていきます。不動三滝のうち、高山不動尊へのメインの登山道から最も離れたところにあります。
コースタイムでは15分とありましたが、10分ほどで到着しました。が、水がちょろちょろと流れ落ちているだけで、「滝」という雰囲気はありません。水量が多ければ迫力がありそうですが、ほんのわずかの水が流れているだけでした。「不動三滝」の名前を借りる滝としては、ちょっと寂しいかな、という感じ。
ということで、早々に分岐まで下ることにしました。分岐から不動滝への往復の20分ほどは、誰ともすれ違いませんでしたが、皆さん、スルーしているのでしょうか。
2段に滑り落ちる滝が美しい「白滝」
分岐まで戻り、少し登っていくと、高山不動尊への分岐があります。その分岐を少し直進したところに、白滝への入口があります。
白滝への入口から、5分ほどで白滝に到着しますが、やや急で狭い道を登っていきます。
白滝は、2段になった斜面を流れ落ちる滝でした。水量はそれほど多くはないですし、大滝に比べると落差も小さめですが、風情のある良い滝でした。
しばらく白滝を眺めたり、写真を撮ったりして、分岐まで戻ります。
高山不動尊への分岐です。不動三滝を巡っているうちに、高山不動尊まで0.8kmのところまで登ってきていました。
【関八州見晴台】東京都心から奥多摩、丹沢、富士山まで見渡す絶景ポイント!
不動三滝を巡り終えたあとは、関八州見晴台へと登ります。途中に高山不動尊がありますが、下山するときに立ち寄ることにして、一気に関八州見晴台へと登っていきます。
今日一番の登りで関八州見晴台入口へ
不動三滝を巡り終えたあとは、今日一番の登りが続きます。というより、登りらしい登りは、ここから関八州見晴台までの間くらいしかありませんでした。
「急登」というほどではないですが、それなりの坂を登ってきます。登山道は整備されているので、歩きにくくはありませんでした。
途中、高山不動尊への分岐がありましたが、下山するときに立ち寄ることにして、まずは関八州見晴台へと急ぎます。
車道に出ると、反対側に関八州見晴台への入口がありました。
関八州見晴台の入口がある車道からは眺望が開けていて、奥多摩方面の山々と、その向こうに頭だけですが、富士山まで、くっきりと見ることができました。今年の富士山は雪が多いのか、まだ11月中旬ですが、真っ白な雪をたたえています。
最後の登りで関八州見晴台へ!
関八州見晴台の入口を入ると、しばらく緩やかな登りが続きます。道も広く、とても歩きやすいです。入口の近くに駐車場があったので、ここは、ハイキングや登山の装備のない方でも登れるようにしているのでしょう。
再び車道に出ると、すぐ横に関八州見晴台へと続く入口がありました。ここにも小さな駐車場があり、自家用車やバイクで訪れている方々がいました。ここまでクルマでやってくれば、関八州見晴台までは徒歩5分です(笑)
10時半頃、関八州見晴台に到着しました。すでに、大勢のハイカーや観光客で賑わっていました。
「関八州」を見渡す見晴台! 奥多摩や丹沢の山々も一望!
関八州見晴台から、景色を眺めてみましょう。
まずは南西側の眺望です。
関八州見晴台の入口からも見えた富士山ですが、少し標高が上がったためか、見える範囲が大きくなっています。雪をたたえた、きれいな富士山ですね。
富士山の手前の山は、奥多摩三山の一つ、御前山。御前山から右側へと続く山並みは、手前の山に隠されて見えませんが、右側にちょこっと山頂だけ出ているのが三頭山です。
奥多摩の山々の手前は、奥武蔵の山並み。富士山、御前山の手前は、棒の嶺(棒ノ折山)です。
南側の眺望です。
一番奥の山並みは、丹沢。左側の三角の山は大山のようです。その手前にある山は高尾山。大山の右側は、丹沢山~蛭ヶ岳~檜洞丸へと続く丹沢主脈の山々。
何度も登ったことのある身近な山々をこれだけ眺められると、眺めているだけでも楽しいですね。ここから見ると、こういう位置関係になるのか、みたいな(笑)
関東平野の眺望です。奥の方に林立する高層ビル群は、新宿副都心。写真の一番左側に見えるタワーは、スカイツリーです。
全体的にちょっと霞んでいますが、標高771メートルにしては、かなり素晴らしい眺望だと思います。前述のとおり、すぐ下に駐車場もあるので、ハイカーだけでなく、ツーリングの方たちも大勢来ていました。
動画でもどうぞ。関八州見晴台の南側が開けたところで撮影しました。都心方面~丹沢の山々までを見渡すことができます。
ちなみに、「関八州」は、江戸時代の関東八か国の総称で、具体的には、武蔵、相模、上野、下野、上総、下総、安房、常陸の8つの国です。これらすべてが見渡せるかといわれると、安房や常陸あたりは微妙ですが……。
関八州見晴台には、このあと立ち寄る「高山不動尊」の奥の院があります。関八州見晴台の広場の中央に、奥の院の建物が鎮座しています。
絶景を眺めながらのランチタイム!
おなかもすいてきたので、この素晴らしい景色を眺めながらランチにしましょう。
最近の山行では、休憩時間短縮のため、コンビニで買ったパンやおにぎりが多かったのですが、今日はたっぷりと時間があるので、クッカーとバーナーを持参して、久々にラーメンを作りました。
とはいえ、お湯を沸かして、ラーメンや具材を入れて、3分煮込むだけです。良い天気で、日差しが暖かかったのですが、風が吹くとちょっと肌寒い体感。暖かい食べ物がおいしい季節になりました。
ラーメンを食べたあとは、再びお湯を沸かして、コーヒータイム。景色を眺めながらの飲むコーヒーは最高ですね。
結局、関八州見晴台では、1時間15分ほども休憩しました。久々にのんびりしたランチタイムを楽しむことができました。こういう山歩きも、たまにはいいですね。
【高山不動尊】関東三大不動の一つ「高山不動尊」を経由して吾野駅へ下山
関八州見晴台で、絶景を眺めながらのランチを楽しんだあとは、登ってくるときにスルーしてしまった高山不動尊に立ち寄ってから、吾野駅へと下山します。
関東三大不動の一つ「高山不動尊」
関八州見晴台で絶景とランチを楽しんだあとは、高山不動尊を経由して下山します。
途中、「丸山」という小さなピークがあったので寄ってみました。関八州見晴台~高山不動尊の道を少し外れたところにあります。小さな広場になっていましたが、眺望はありませんでした。
関八州見晴台入口まで戻り、登山道に入ったすぐのところに、高山不動尊への分岐があります。細い道を下っていきますが、危険なところはありません。
分岐から5分ほどで、高山不動尊に到着。関八州見晴台から下ってくると、この本堂の脇に出てきます。
高山不動尊は、正式名称を「高貴山常楽院」と言うそうです。西暦654年の開山と言われている古刹で、関東三大不動の一つに数えられているそうです。ちなみに、他の二つは、成田不動と高幡不動だそうです(諸説あるそうです)。
参拝を済ませて、本堂の前にある急な石段を下っていきます。かなり急で、石段の幅も狭いので、手すりにつかまりながら慎重に下りました。写真は、石段を下ったあと、境内から撮影したものです。
石段を下ったところにある境内には、埼玉県の天然記念物に指定されている「大イチョウ」の木があります。近くで見るとわかりますが、幹の太さがものすごいです。
推定樹齢800年、「子育てイチョウ」とも呼ばれているのだそうです。
あまりに大きな木で、これくらい離れないとカメラの視野におさまりませんでした。存在感は抜群です。
高山不動尊から登山道を下って八徳へ
大イチョウの木がある境内から、吾野駅方面へと下っていきます。
高山不動尊は、山の斜面にへばりつくように建てられています。周囲の道が入り組んでいるので、迷子にならないように注意です。迷子になったところで、遭難するようなところではないですが。
車道を少し歩いて、再び登山道に入りました。八徳というところを経由して、吾野駅までは5kmもありますが、登山道は最初の3分の1だけで、残りは車道歩きになります。
しばらく、やや急な下りが続きます。途中、トレランの方とすれ違っただけで、静かな山歩きを楽しめます。静かすぎて、熊に遭わないか怖いくらいです(笑)
高山不動尊の登山道に入ってから、30分もかからずに登山口まで下山しました。が、ここから吾野駅までは、まだ3.7kmもあります。長い車道歩きです。
この登山口があるあたりが「八徳」というところのようです。
沢の流れを聞きながら吾野駅へ
車道歩きとはいえ、八徳の登山口の近くは静かな山村といった様子。道路の脇には沢が流れ、ところどころに小さな滝のようなものもあり、気持ちよく歩けます。
こんな感じで、車道のすぐ横を沢が流れています。沢の流れに癒されながら、車道を下っていきます。
車道に出ても、あちこちに道標があり、地図を見なくても駅まで迷うことはありませんでした。
吾野駅まであと2.5km。登山口を出たところで、約1時間後の電車に乗ろうと思ってのんびり歩いていたら、時間が怪しくなってきたので、少しスピードを上げます。
車道の横には「ほたる生息地」の看板。先ほどの沢の近くですが、やはり水がきれいなのでしょうね。
しばらく道沿いに歩いてきましたが、駅の近くで右折。急坂を少し登ったあと、国道299号線の下をくぐります。ここにも吾野駅への案内があるので安心。
国道の下をくぐるトンネルを出ると、高麗川を渡ります。先ほど、八徳から下ってきた道路沿いにあった沢は、このすぐ下流側で高麗川に合流しているようです。ちなみに、高麗川は荒川水系の一級河川です。
ということで、13時20分頃に吾野駅に到着。吾野駅の前は、ハイキングや登山を終えた人たちで賑わっていました。
ハイキング後のお楽しみ! 武甲温泉で温泉&ビール!
今日は十分に時間があるので、すぐには帰宅せず、武甲温泉に寄り道します。下山したハイカーの多くが飯能方面の電車に乗りますが、私は西武秩父行きの電車へ。
20分ほど電車で移動して横瀬駅で下車。横瀬駅から徒歩10分で「武甲温泉」に到着です。日帰りでも利用できる温泉です。
温泉で温まったあとは、生ビール(ハーフ&ハーフ)と、モツ煮、味噌ポテトで乾杯!
武甲温泉は、休憩スペースが広いので、ゆっくりとくつろげますね。秩父方面の山行帰りに良く立ち寄ります。
帰りは横瀬駅への送迎バスに乗車。1時間あたり3本あるので、わざわざ歩かなくても大丈夫です。
横瀬駅からは特急ラビュー(特急ちちぶ)で池袋まで帰りました。写真はラビューを待っているときに撮影したもの。出発準備中のS-TRAINの向こうに、秩父のシンボル、武甲山が見えています。
ちなみに、この日のラビュー(特急ちちぶ36号)は満席! 新型コロナも落ち着いていて、だいぶ観光客の客足が戻ってきたようです。
不動三滝・関八州見晴台のコースはのんびり駅からハイキングに最適!
ということで、今回は、西武秩父線の西吾野駅から、不動三滝~関八州見晴台~高山不動尊と歩いて、吾野駅へと下山しました。駅から歩き始めて、駅でゴールできるので、バスの時間を気にせずに歩けます。
西武秩父線周辺のエリアは、駅から歩いて登れる山やハイキングコースがたくさんあります。以前、正丸駅から、伊豆ヶ岳~子の権現を縦走して、吾野駅へと下山したことがありました。
このコースは、それなりに「登山」っぽいですし、全長で15km、アップダウンもそれなりにありました。
一方、今回歩いた不動三滝・関八州見晴台のコースは、西吾野駅と関八州見晴台の標高差が500メートル弱、距離も全行程で12kmくらいと、比較的歩きやすいコースです。のんびりと山歩きを楽しみたい方や、登山初心者の方におすすめです。
不動三滝巡りを終えたら、関八州見晴台まであとひと登りというところまで来ていますし、高山不動尊など、コース周辺の見どころも多いので、退屈せずに歩けると思います。
それに、何と言っても、関八州見晴台からの景色は必見です。標高770メートルとは思えないほど視界が開けていて、素晴らしい景色を眺めることができます。晩秋~冬の時期は、空気が澄んでいて、眺めも良いのおすすめです。
特に注意を要するようなところはなかったですが、しいて言えば、高山不動尊の周辺で道が入り組んでいるので、間違わないように気をつけることくらいでしょうか。あと、熊が出るそうです。歩いている人がそれほど多くないコースなので、熊鈴を持って行った方がよいと思います。
登山を始めたころは、こういうコースをたくさん歩いていました。今回、ひさびさにゆったりとした行程のコースを歩いてみて、低山や里山歩きの良さを再認識できたのはよかったです。
今回の登山装備
- メリノウールの長袖アンダー(モンベル)
- 化繊の長袖Tシャツ(ワークマン)
- ソフトシェル(モンベル)
- トレッキングパンツ(モンベル)
- 登山用靴下(モンベル)
- 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
- ザック(グレゴリー ZULU30)
- レインウェア上下
- 飲み物・水(ナルゲンボトル1L+ペットボトル1本)
- 行動食
- ランチ(マルタイ棒ラーメン、乾燥野菜、もち、魚肉ソーセージ)
- 調理道具(クッカー、バーナー等)
- ファーストエイドキット
- ヘッドライト
- 熊鈴
メリノウールの長袖アンダーシャツに、化繊の長袖Tシャツ、ソフトシェルの3枚で行動しました。朝の西吾野駅をスタートしたときには少し寒かったですが、登りにかかると暑くなってきて、ソフトシェルは不要に。関八州見晴台での休憩中や、下山時には、ソフトシェルを再び着ました。
今回は行程も短いですし、標高差も少ないので、トレッキングポールと膝サポーターを使いませんでした。特に問題はありませんでしたが、膝サポーターを付けていないと、膝への負担がやや大きいように感じました。ふだんはいつも付けているのでわからなかったのですが、かなり効果があるようです。
あとは、久々に、調理道具を持っていって、ランチにラーメンを作りました。お湯を沸かして、麺と具材を3分煮込むだけですが、アツアツのラーメンを食べられるのはやはりいいですね。
以上、「【奥武蔵】駅からのんびりハイキングで不動三滝を巡り、関八州見晴台から関東平野を一望する山旅!」でした。ゆるく山歩きを楽しめるコースですが、関八州見晴台からの眺望は素晴らしいです。途中の見どころも多いので、駅からお手軽に歩きたい場合にはおすすめのコースです。
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