10月下旬の週末、奥秩父の名峰にして、日本百名山の一つ「瑞牆山」に登ってきました。最高に天気に恵まれ、山頂からの大展望を堪能! そして、富士見平小屋のテント場でテント泊デビュー! テント泊装備を入れた重いザックに苦労しながらも、何とかテント泊もできました。
瑞牆山とは?
瑞牆山(みずがきやま)は、奥秩父にある2,230メートルの山。全山花崗岩でできた岩山で、近くで見ると、その姿に圧倒されます。そして、日本百名山の一つでもあり、とても人気のある山です。
瑞牆山の山頂への登山道は、「岩の山」の名に恥じない、岩だらけの道を登っていきます。大きな岩が多いのが特徴です。危険なところには、鎖や梯子が設置されていますので、特別な装備は必要ないですが、手を使ってよじ登るようなところもあります。
コースタイムは、富士平小屋から往復で約4時間、登山口となる瑞牆山荘からは5時間半程度ですので、日帰りでも十分に登れます。ただ、前述のように、岩だらけの登山道ですので、多少、登山に慣れていたほうがよいと思います。
今回の行程は以下のとおりです。
- 1日目
- 10:05 瑞牆山荘 出発
- 10:50 富士見平小屋 到着(テント設営、休憩)
- 12:00 富士見平小屋 出発
- 13:50 瑞牆山山頂 到着
- 14:30 瑞牆山山頂 出発(下山開始)
- 16:10 富士見平小屋 到着
- 2日目
- 09:30 富士見平小屋 出発
- 10:00 瑞牆山荘 到着
2日目はテント撤収と下山のみというゆるいスケジュールです。今回、初めてのテント泊になるため、スケジュールには余裕を持たせておきました。2日目の下山後、増冨温泉での温泉も楽しめましたので、結果的に良かったと思います。
瑞牆山の登山口、瑞牆山荘への公共交通機関でのアクセス
瑞牆山の登山口となる瑞牆山荘へは、中央本線の韮崎駅から、峡北交通のバスでアクセスできます。韮崎駅には一部の特急「あずさ」が止まります。新宿から「あずさ1号」に乗れば、8時50分のバスに乗車できます。
「韮崎瑞牆線」という路線バスで、4月の第一土曜日から11月23日まで、1日6往復(平日は一部運休)運行しています。
みずがき山荘への道がかなり狭いため、小型の車体のバスになります。韮崎駅から瑞牆山荘までは1時間以上かかります。混雑していると臨時便が出ますが、観光シーズンの週末はなるべく早めにバス停に到着しておいたほうがいいでしょう。
特急「あずさ」と路線バスで瑞牆山荘へ
10月下旬の日曜日、新宿から特急「あずさ1号」に乗車しました。韮崎駅に到着したのは8時36分。駅前のバス停に急ぐと、すでに登山客の列ができていました。
直行の臨時便に乗ることができて、予定より少し早い9時50分頃に瑞牆山荘に到着。途中の登山道はとても狭く、対向車との行き違いに苦労するほど。瑞牆山荘の近くでは、道の両側に車がびっしり止まっていて、バスは慎重に進んでいました。
瑞牆山荘の周辺は紅葉のピーク。瑞牆山荘の横にある紅葉がひときわ鮮やかに色づいていました。
瑞牆山荘の横にはチップ制のきれいなトイレがあります。トイレを済ませ、準備をして、いよいよ出発です。
重いテント泊装備のザックを背負って富士見平小屋へ
瑞牆山への登山口は、瑞牆山荘のすぐ目の前にあります。黄色や赤に色づいた鮮やかな木々を眺めながら登山開始です。
登山口からしばらくは、明るくて平坦な樹林帯の道。普段なら楽々歩けるような道ですが、今回は16kgにもなるザックを背負っているので、足取りはやや重め。日帰り登山のときは7~8kgくらいなので、だいたい重さが倍になっています。この違いがかなり効いてきます。
しばらくすると、だんだん勾配が急になってきます。途中、林道を渡ったあたりからは、岩が多くなってきました。
ザックの重さは、全て足にかかってきます。ヒップベルトが大きく、腰骨で支えるような感じなので、肩にはそれほど重量を感じません。ただ、どんなに良いザックでも、足では全ての重量を支えなければいけないわけで、足、特に、膝に大きな負担がかかっていることを感じました。
トレッキングポールでバランスを取りながら、ゆっくりと登っていきます。
途中、瑞牆山が一望できるスポットがありました。ベンチも置いてあり、ここで小休止。
瑞牆山が「岩の山」といわれるのがよくわかりますね。切り立った岩峰が連なる山容は、これまで登ってきた山とは全く異なります。
天気も良く、きっと山頂からは絶景を見られるでしょう。そう思うと、重いザックで疲れていても、また元気が出てきます。
10時50分、瑞牆山荘から約45分で富士見平小屋に到着。ザックを下ろして、まずはテント泊の手続きに小屋へ。
テント泊の申込書に記入し、1泊1,000円の料金を支払います。トイレ利用料も含むので、トイレ利用時はチップを入れなくても良いそうです。そして、テント場の説明を受けます。女性専用エリアや、ファミリー専用エリアがあるとのこと。それ以外の場所は、どこでも使っていいそうです。女性のひとり登山や、家族での登山でも安心ですね。
山小屋に比較的近い場所に、平らでよさそうなところがあったので、そこにテントを張りました。家で一度テント設営の練習をしてきたかいがあって、すんなりと設営を完了。富士見平小屋のテント場は地面が土でペグが刺さりやすいので、ありがたいですね。
周りにはまだ多くのテントが残っていましたが、山小屋のご主人によると、これでもだいぶ減ってきたとのこと。昨日は土曜日だったので、多くの人がテント泊を楽しんだのでしょうね。
テント設営後、休憩してから瑞牆山へ
テント設営が終わったあと、少し休憩をしてから、瑞牆山へ出発しました。テント一式やシュラフ、マットなどをテントに置いてきたため、ザックがかなり軽くなりました。足にかかる負担も全く違い、足取りも軽くなります。
瑞牆山へは、富士見平小屋に向かって左側、先ほど、瑞牆山荘から登ってきた登山道に近い側から登っていきます。もう一つの日本百名山、金峰山へは、富士見平小屋の右側の登山口からです。
しばらくは、多少のアップダウンはあるものの、比較的歩きやすい道が続きます。山腹につくられた登山道のようで、左側には木々の間から瑞牆山の雄姿が見えています。
20分ほどで、小川山への分岐に到着。小川山は、金峰山から続く尾根上にある山です。ここは瑞牆山方面へ向かいます。
小川山の分岐からは、沢へ向けて一気に下っていきます。かなりの急坂を下りますが、岩が多く、沢が近いためかぬかるんでいるところも多かったため、滑らないように慎重に下っていきます。瑞牆山登頂後、富士見平小屋までの帰りにここを登るのか、と少々憂鬱になります。
瑞牆山から下山してくる方々が続々と登ってきます。道を譲りながら、ゆっくりと下っていきました。
急坂を下り終えると、沢が流れています。沢に点在する石を渡ります。沢の水はとてもきれいですね。
沢を渡り終えると、小さな広場があり、ベンチが置いてありました。ここで多くの人が休憩していました。富士見平小屋からはたいした距離ではないのに、もう休憩?と思いつつ、素通りしました。下山するときに分かりましたが、休憩していたのは、おそらく下山してきた人たちですね。。。
瑞牆山の醍醐味? 岩だらけの急登へ!
広場を過ぎると、すぐに巨大な岩がお出迎え。こんな岩がゴロゴロしているのが瑞牆山なのです。木でつっかえ棒のようにしているのは意味があるのかな……
その巨大な岩の横に付けられた木の階段を登ると、いよいよ、瑞牆山が本領を発揮してきます。
岩だらけの急登が始まります。でも、このあたりは、まだまだ序盤だったのです。
ところどころに鎖場もあります。岩の表面はかなり滑るので、鎖をしっかりと掴んで登っていきます。
こんなところばかりなので、瑞牆山の登山には、トレッキングポールよりも、グローブを用意したほうが良さそうです。念のためにと持ってきたグローブが大活躍! 下山後は、すっかり泥で汚れていました。
ちょっと雨のときは避けたいなと思わせる鎖場。さんざん踏みつけられているからなのか、岩の表面がつるつるなんですよね。乾いていてもかなり滑るのに、これで濡れていたらどうなるのだろう……。
お昼を瑞牆山の上で楽しんだ人たちが、続々と下ってきます。下る人たちが途切れるまで、鎖場の下で休憩しながら待ちます。
岩と倒木が行く手を阻む……。こんな道がひたすら続きます。ピンクの目印があるので、登山道から大きくそれることはないですが、「これ、どこを登るのが正しいの?」というようなところが随所に出てきます。それはそれで、楽しいのですけどね。
突然視界が開けると、目の前に大きな岩柱が現れました。「大ヤスリ岩」という岩柱で、クライミングの練習場なのだとか。山頂からもよく見えるのですが、実際に登っている人がいました。すごい!
山頂直下の難所を超えて瑞牆山山頂へ!
大ヤスリ岩を過ぎてからも、しばらく岩だらけの登山道が続きます。一瞬、どこを登ればいいの?と思うようなところも。鎖場も何か所か出てきます。
こんな山なので、かなり足を大きく上げて登るところが多く、太ももの筋肉を酷使します。下山時の膝痛に悩まされるようになってから、なるべく足を大きく上げずに登るように心がけてきましたが、瑞牆山ではそれが通用しません。幸い、膝痛にはなりませんでしたが、翌日はかなりの筋肉痛になりました(笑)
岩だらけの登山道を登りきると分岐に出ました。瑞牆山頂まではあと10分!もう一息です。
ここから山頂までがまた一苦労。木々に覆われた薄暗い登山道は、あちこちがぬかるんでいます。霜が溶けてぬかるみになっているようです。そして、岩からはつららが。2000メートル級の山では、もう季節は冬になろうとしているようです。
山頂直下、最後の鎖場は難易度高め。たいしたことなさそうに見えましたが、岩が濡れていて非常に滑るのです。下手すると凍っているところもあります。慎重に登っていきます。
そして、ようやく、瑞牆山の山頂に到着! 登ってくるときには多くの人とすれ違いましたが、すでに14時近く。この時間から登る人は多くないようで、山頂は思ったよりも空いていました。
瑞牆山山頂からの大展望を満喫!
瑞牆山の山頂は岩の上。岩の山なので当たり前なのですが、山頂直下までは、岩だらけながらも樹林に覆われた道が続くので、山頂についたとたん、視界が一気に開けます。
山頂は岩が斜めになっていて、この岩の先は垂直に切り立った崖。落ちたらひとたまりもなさそうなので、注意しましょう。
まず目を引くのが、山頂の西側に聳える八ヶ岳。特徴的なピークの連なりから、緩やかなすそ野までを一望できます。一番左側(南側)には、この前、登ったばかりの編笠山も見えています。
そして、南のほうに目を向けると、富士山が! こちらも、すそ野まで含めてきれいに見えています。
富士山の左側には、お隣の山であり、日本百名山の一つ、金峰山も良く見えています。富士見平小屋からも往復6~7時間ほどのコースタイムです。それなのに、瑞牆山とは山容が全く異なります。面白いですね。
富士山の右側には、南アルプスもしっかりと見えていました。時間的に逆光になってしまったため、くっきり、とはいきませんが、山の形はよくわかります。
北側は樹林帯があって眺望があまりないのですが、ギリギリ、浅間山が見えました。写真の奥の山並みの一番右側が浅間山だと思います。
山頂のすぐ南側には、眼下に大きな岩柱が見えています。先ほど、登山道の途中から見えた「大ヤスリ岩」ですね。こちらから見ると、本当にこれを登れるのかと思うほどの高さです。
動画でもどうぞ。スマホの手持ちなので、ぶれが大きい点はご容赦ください。瑞牆山山頂からの大パノラマ、その雰囲気だけでも伝われば。
アスレチックのような瑞牆山からの下山
いつまでも山頂で景色を眺めていたいのですが、暗くなる前に富士見平小屋まで下山しないといけません。14時30分、絶景に別れを告げて下山を開始します。
慎重にゆっくりと降りていきます。滑って転ぶのが怖いので、両手を岩について、ゆっくりと足を着地させていく、ということを繰り返していきます。登っているときは、「これを降りるのは怖そうだな」と思いましたが、思ったほど怖くありません。むしろ、アスレチックのようで楽しくさえもあります。
あんなに賑わっていた登りのときとは異なり、他には誰もいない登山道をひたすら下っていきます。他に人がいれば、だいたいルートの見当がつくのですが、誰もいないと自分で判断するしかありません。たまに間違えて、変なところを降りてしまい、後戻りすることもありましたが、大きく登山道からそれることはありませんでした。
沢まで降りてくれば一安心。とはいえ、このあとは、沢からの登り返しが待っています。
こんな岩だらけの登山道なのに、トレラン風のカップルが颯爽と降りていきました。山頂で休んでいるときに、後から登ってきたのですが、午前中には金峰山にも登ってきたとか。あの岩だらけの登山道を降りるスピードの早さといい、どうも根本的に運動能力が違うようです。
沢からの登り返しを一生懸命登り、16時過ぎに富士見平小屋に戻りました。
富士見平小屋テント場でテント泊デビュー!
富士見平小屋のテントに戻ってきましたが、もう一仕事。水場に水を汲みに行きます。
富士見平小屋の水場は、2~3分ほど下ったところにあります。道がぬかるんでいるので滑らないように注意しながら下っていきます。
勢いよく流れている水を、プラティパス2Lの容器にいっぱいまで汲んで戻りました。暗くなると道がよくわからなくなりますし、ぬかるんでいて危ないので、明るいうちに汲んでおく必要があるのです。
テント場の夕暮れ。山の中で夕暮れを迎えられるのも、テント泊や小屋泊ならではですね。この時間に、ここに残っている人は、富士見平小屋かテントに泊まる人だけでしょう。
昼間はたくさん残っていたテントも、数えるほどに。10張りほどでしょうか。今晩は静かな夜を過ごせそうです。
テントの中を整理してから、富士見平小屋にビールを買いに行きます。小屋の窓のところには餌が置いてあるのか、小鳥たちがたくさん集まっていました。よく見ると、「富士見平小屋」の看板の上にも1羽。
富士見平小屋にはクラフトビールがあるのですが、残念ながら売り切れ。缶ビールを購入。山小屋価格で600円と高額ですが、山でビールが飲めるだけでも感謝ですね。
ちょっと冷えてきましたが、持ってきたダウンを羽織って、小屋の前にあるテーブルで乾杯! 夕暮れを眺めながらのビールは格別ですね。
山並みに夕陽が沈んでいきます。静かな山の夕暮れもいいものですね。
寒くなってきたので、テントへ戻って夕飯にします。夕飯は、お手軽に、尾西のチキンライスとポタージュ、それに、コーヒーだけです。お湯を沸かして入れるだけなので簡単。
食べ終えるころには真っ暗になっていました。就寝前にヘッドライトを付けてトイレへ。
そのとき、空を見上げると、満天の星空! 三脚がないので写真を撮ることが出来ませんでしたが、天の川まで見えるほど暗い星空を見たのは、本当に久しぶりです。これだけでも、山の中に泊まって良かったなと。
夜はなかなか寝付けませんでしたが、一度、寝てしまってからは朝までぐっすり。テント内は5℃くらいまで下がっていたようですが、モンベルのダウンハガー800#2は想像以上に暖かく、寒さで眠れないということはありませんでした。
2日目はテント撤収→下山のみ
2日目は午前6時過ぎに起床。外は寒いので、テントの前室でお湯だけ沸かして、テントの中で朝食にします。
朝食もお手軽にお湯を入れるだけ。カルボナーラとポタージュで暖まります。
この日は、金峰山に登るかどうか迷っていましたが、前日の予報では、午前中は気温が0℃、風速10メートル以上。本格的な防寒着を持ってきていないこともあり、止めておきました。
ということで、バスの時間まで朝ののんびりタイムを楽しみます。
明るくなって、少し気温が上がってきてから、山小屋前のテーブルでコーヒータイム。すでに何名かの登山客が富士見平小屋まで登ってきています。この日も天気が良さそうなので、瑞牆山は絶景が拝めそうです。
10時20分のバスに乗ることに決めて、テントを撤収。設営はスムーズにいったのですが、撤収で結構手間取ってしまいました。テントの撤収もそうですが、ザックへのパッキングで苦労したのでした。
続々と登ってくる登山者に道を譲りながらゆっくり下山。やはりザックは重い。下りなので、体力的には問題ないですが、膝への負担が大きいのがわかります。
10時ちょっと前に、瑞牆山荘に下山。トイレを済ませて、10時20分のバスに乗車。増冨温泉に立ち寄るため、途中、1回だけ途中下車できるという「片道乗車券」を買いました。瑞牆山荘~JR韮崎駅の運賃と同じ2,050円です。
増冨温泉「増冨の湯」でラジウム温泉を堪能!
せっかく早く下山してきたので、韮崎駅への途中にある増冨温泉の日帰り温泉「増冨の湯」に立ち寄ります。
貴重品とお風呂用具だけを持ち、ザックをザック置場へ。入口で検温と住所・氏名の記入、そして、入浴料830円+レンタルタオルセット300円の合計1,130円を支払います。
館内は、よくある日帰り温泉施設と同じく、ロビーにはお土産や直産品の販売所がありました。その奥にあるお風呂へ。
増冨温泉のお湯はラジウム含有量が多いのが特徴です。源泉はぬるめですが、「増冨の湯」には、25℃、30℃、35℃、37℃の4つの温度の湯船があります。25℃、30℃は、この時期にはちょっと冷たかったので、ずっと37℃のお湯に浸かっていました。
そして、湯上り後は食堂へ。いつもの生ビール+天ざるで乾杯! 天ざるの天ぷらは野草を揚げたものだそうで、どれもみな美味しかったです。モミジ以外は何の葉っぱかまるでわかりませんでしたが(笑)
13時17分のバスに乗車して、韮崎駅へ。その後、特急あずさに乗車して帰宅しました。
岩と展望が魅力の「瑞牆山」
ということで、初めてのテント泊で瑞牆山に登ってきました。
瑞牆山は、まさに「岩の山」。外観も岩山そのものですし、登山道も大きな岩がゴロゴロしている中を登っていきます。
コースタイムや、登山口からの距離、標高差はそこまでないのですが、岩だらけの急登が延々と続くので、登山初心者がいきなり登るには少々厳しいかもしれません。筆者のように、少し登山に慣れてから登るのがよいと思います。
そして、初めてのテント泊。心配していたテントの設営はスムーズにできましたし、撤収も多少手間取ったものの、何とかなりました。夜は寒さで眠れないことも覚悟していましたが、そこまで冷え込まず、というより、シュラフが暖かく、快適とまでは言わないまでも、眠ることができました。
富士見平小屋のテント場は、樹林帯の中にあるので、風がほとんどなく、快適に過ごすことができました。
問題は、ザックのパッキングと重量ですね。60Lのザックなので、余裕で入るかと思ったらパンパンに。案の定、テント撤収後の再パッキングに苦労しました。時期的に、ダウンジャケット、ダウンパンツが必要だったのも、荷物がかさばる原因かもしれません。
出発前に家でザックの重量を測ってみたら、水2L混みで16~17kg。15kgには収まると思っていたので、軽量化は今後の課題です。
今回の登山装備
- ウェア類
- 長袖Tシャツ(モンベル)
- 半袖Tシャツ(ユニクロ)
- フリース(クリマプラス100 ジャケット モンベル)
- トレッキングパンツ(モンベル)
- 登山用靴下(FITS)
- トレッキングシューズ(AKU)
- ザック(オスプレー イーサーAG60 60L)
- レインウェア上下
- 膝サポーター(ザムスト EK-3)
- トレッキングポール(シナノ)
- チェーンスパイク
- ゲイター
- ファーストエイドキット
- グローブ
- テント
- ステラリッジテント2型(モンベル)
- グラウンドシート(モンベル)
- シュラフ・マット
- ダウンハガー800 #2(モンベル)
- サーマレスト プロライト
- 100均で買った銀シート
- 飲み物2リットル(ペットボトル500ml×2本+ナルゲン1リットル)
- 食料(3食分)+行動食
- バーナー・コッヘル・マグ
- ランタン
- ヘッドライト
- モバイルバッテリー・予備の電池
ザックにパッキングする前に並べてみました。
あまり余計なものはないはずなので、これ以上軽量化できるのか微妙ですが、パッキングは改善の余地がありそうです。ダウン系はコンプレッションバッグを使えば、体積は減りそうですし。
以上、『【奥秩父】山頂からの絶景が素晴らしい岩の山「瑞牆山」へ! 富士見平小屋でテント泊デビュー!』でした。瑞牆山山頂からの大展望も楽しめましたし、課題は残しつつ、何とかテント泊デビューもできたので、とても良い山行になりました。瑞牆山、天気の良い日が絶対におススメです!
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