パノラマ銀座縦走の最終日(3日目)は、常念小屋を出発して、常念岳に登頂したあと、蝶槍~蝶ヶ岳へと縦走。蝶ヶ岳から徳沢を経由して上高地へと下山しました。常念岳山頂からの大展望は見事! 蝶ヶ岳のあたりではガスってしまいましたが、何とか雨に降られる前に下山できました。
【常念小屋】山小屋でののんびり滞在と御来光を堪能!
2日目の燕山荘から大天井岳を経て、常念小屋までの縦走の様子は、以下の記事をご覧ください。この記事では、常念小屋での滞在の様子からお届けします。
もつ煮とビールで楽しいひととき
13時30分過ぎに常念小屋に到着して、さっそく受付をします。私の一つ手前で受付をされていたのが高校の先生で、今日、別館に数十人が泊まるようでした。続々と高校生たちが到着して、小屋に吸い込まれていくのを横目に、受付をします。夏休みですね。
お部屋は7人の相部屋。年配の方が多かったですが、部屋の端のスペースを確保できたので、思いのほかゆったり過ごせました。
荷物を置いて、さっそく食堂へ。生ビールともつ煮を注文してできるのを待っていたら、横通岳の山頂でお話をした方とまたお会いしました。せっかくですので、一緒に乾杯!
近くにいらっしゃた年配の女性グループとともにお話をさせていただき、午後の山小屋での楽しいひと時をすごすことができました。
ハンバーグの夕食をいただいて就寝
夕食は17時から。少し早めに夕食ができたとのアナウンスがあったので、食堂へ向かいました。夕食はハンバーグ。付け合わせともども、おいしくいただきました。
夕食後は、同じテーブルで同席したソロの方と歓談。その後、日没の時間が近くなってきたので外に出てみましたが、西側の槍・穂高連峰の山の向こうには、黒くて厚い雲が垂れこめていました。岐阜県側で雷雨になっていたようです。さっさと諦めて、早めに就寝。
安曇野側からの御来光と槍・穂高連峰のモルゲンロート!
翌朝は4時前には目が覚めてしまったので、ザックの整理をして、4時半過ぎに御来光を眺めに外へ。安曇野側は、雲海とまではいかず、うっすらと霧がかかったようなお天気。4時50分頃に、雲の上から昇る朝日を眺めることができました。
圧巻は、反対側の槍・穂高連峰のモルゲンロート。昨日、燕山荘前から眺めたモルゲンロートも素晴らしかったですが、常念小屋は槍・穂高連峰に近いだけあって、迫力のあるモルゲンロートを堪能できました。槍ヶ岳にちょっと雲がかかってしまったのだけ残念。
御来光を眺めたら、すぐに小屋に戻って食堂へ。朝ごはんをいただいて、出発の準備をします。
【常念岳】キツイ登りをクリアして山頂からの大パノラマを満喫!
常念小屋を出発したら、いきなり標高差400メートルを登る常念岳へ。なかなかキツイですが、山頂からの大パノラマ、特に、目の前に壁のようにそびえる槍・穂高連峰の眺めは大迫力でした。
常念小屋前で支度をして出発!
午前6時前、常念小屋をチェックアウトして、常念小屋前のベンチで支度と軽いストレッチ。朝は雲がかかっていた槍ヶ岳も、この時間はきれいに穂先まで見えました。
常念小屋に宿泊していた人たちの中には、昨日のうちに常念岳に登っていて、今日は一ノ沢(安曇野側の常念岳の登山口)に下るだけという方も多いようです。
午前6時、常念小屋を出発。この常念岳の斜面をジグザグに登っていくことになります。まさに目の前に「立ちはだかる」という表現がぴったり!
この日のお天気は、昨日、一昨日までと大きくは変わらないようですが、湿った空気がやや強く入るため、お昼頃からにわか雨の予報。常念岳に登ったあと、蝶ヶ岳を経て上高地までの長丁場ですので、少し急ぎめに行きましょう。
大きな岩や石が多めのジグザグ道を登る
山頂への道は一本道ですが、大きな岩や石が多く、決して登りやすい登山道ではありません。朝イチで体が温まっていないため、序盤は意図的にゆっくりと登っていきます。
こんな感じで、石がゴロゴロした果てしない登りが続きます。登山道がわかりにくくなっているところもありますが、岩にペンキで〇印が書かれているので、迷うことはありません。実際には極めて視界良好の道なので、迷うこともありませんが、登山道を外すと落石のリスクがあるので、登山道を外さないように注意します。
傾斜は比較的一定なので、ペースを乱さなければ淡々と登っていけます。それでも疲れたら、少し立ち止まって振り返ってみると、この絶景! 昨日はガスがかかっていてよく見えませんでしたが、写真中央の大天井岳から右側の横通岳、そして眼下の常念小屋まで、昨日歩いてきた稜線を一望できました。
常念小屋から見えていた三角形の山のてっぺんは山頂ではなく、山頂はさらに奥にあるようです。でも、ここまでくればあとちょっと! 上の写真の右奥に見えるのが常念岳の山頂です。
一ノ沢登山口に下る方たちは、荷物を常念小屋にデポして空身で登っていますね。
あとちょっと、と思っていましたが、意外とありました。序盤より傾斜は緩めなのが救いです。
常念岳山頂に登頂、大迫力の槍・穂高連峰!
午前7時、常念小屋からちょうど1時間で、常念岳に登頂! 山頂は狭いですが、みなさん交代しながらお互いに写真を撮りあっています。私も1枚撮っていただきました。
それでは、常念岳山頂からの絶景をご覧いただきましょう。
南側へ続く常念山脈の稜線。いったん大きく下り、登り返したところが蝶槍で、その先のなだらかな稜線の奥に蝶ヶ岳。これから歩いていく道です。
昨日歩いてきた燕岳~大天井岳~横通岳の稜線も見事! 大天井岳の右奥には立山の峰々や剱岳まで見えています。燕岳の奥に見える三角の山は針ノ木岳。北アルプス北部の山々の眺望も素晴らしいです。
そして、槍沢や梓川がつくる谷の向こう側には、絶壁のような槍ヶ岳や穂高連峰が聳えています。距離が近いこともあって、本当にすごい迫力! 猛暑が続く7月下旬ではありますが、あちこちに残る雪渓が、その標高の高さを示しています。
常念岳山頂の様子です。山頂はとても狭いのですが、少し降りたところ(写真の左側)にスペースがあったので、そこにザックを下ろして、景色を眺めながら休憩しました。
常念岳は、今回のルートでは唯一の日本百名山。百名山の名にふさわしい素晴らしい絶景を堪能することができました。
さすがに午前7時ならガスが上がってくることはないだろうと思っていましたが、とりあえず絶景を眺めることができてほっとしました。
【蝶ヶ岳】ガレ場、樹林帯、お花畑、稜線歩き、変化に富む登山道で蝶ヶ岳へ
常念岳からは一気に下り、樹林帯やお花畑を経て蝶槍へ。蝶槍からは広くおだやかな稜線を歩いて蝶ヶ岳へと向かいます。ガスが上がってきてしまい、眺望はイマイチでしたが、変化に富んだ山歩きを楽しめました。
急なガレ場を下り標高2512m地点へ登り返し
常念岳から蝶ヶ岳へと向かいます。常念岳直下はかなり急なガレ場の道。昨日、蝶ヶ岳の方からやって来られた方から、常念岳直下は要注意! と聞いていたので、トレッキングポールも使って慎重に下ります。
こんな感じのところ、延々と下っていきます。浮石も多めなので、足の置き場も慎重に……。太陽が高く昇ってきて、暑くなってきました。下りではありますが、こんな道なので、それなりに疲れます。
それでもここはパノラマ銀座! 疲れても立ち止まってちょっと横を向けば、そこには穂高連峰の絶景が目の前に! 燕岳からずっと眺めている景色ですが、だいぶ近くまでやってきました。
少し下ってきたところで常念岳の山頂を振り返ってみると、こんな感じです。かなり急坂であることがわかると思います。下りは気を使いますが、ここを登るのもキツそうですね……。
鞍部っぽいところまで下り切ると、岩峰のように突き出た登りへ。ここは正真正銘の急登でしたが、それほど長くはなさそうです。
とはいえ、この大きな石がゴロゴロしている急坂を登っていくのはしんどい……。
8時25分、「標高2512メートル」地点に到着! 先ほどの急登を登ったところが小さな広場になっていたので、ここで休憩することにしました。岩には「天空小屋」と掘られていました。以前は何かがあったのでしょうか……。
この場所からは、先ほど登ってきた常念岳を見渡せます。さすがは百名山、堂々とした山容の山です。
目の前に穂高連峰の絶景を眺めながら、カロリーメイトと水分を補給します。もくもくとした雲が穂高の上にかかってきましたが、まだしっかりと見えています。日差しを遮るものが何もないので暑いですが、風は冷たくて心地よいです。
常念岳から一気に標高差で300メートル以上を下ってきましたが、そろそろ本当の鞍部で、蝶槍への登り返しが始まるはずです。このパノラマ銀座縦走、最後の本格的な登りとなるはずです。
ひさびさの樹林帯を登る
少し休憩したので、先へ進みます。まだ午前8時半過ぎですが、蝶ヶ岳のほうはガスが上がってきてしまいました。眺望はあまり期待できそうにありませんが、雨が降り出す前には下山したいところです。
先ほど休憩した2512m地点から少し下ると、針葉樹の樹林帯に入ります。本格的な樹林帯は、初日に中房温泉から燕山荘に登ったとき以来。道が狭いところも多いので、慎重に進みます。
樹林帯が途切れたところから稜線を眺めてみると、もくもくとした雲が湧きあがってきました。いかにも夏山という感じですが、やはり、昨日までと比べると、雲が上がってくるのがだいぶ早いようです。
樹林帯でも日当たりの良いところが随所にあり、そういうところでは高山植物が咲いています。ハクサンフウロもきれいに咲いていました。
こんな感じで道が狭くなっているところも多いです。逆ルートで歩く人も多いようで、スペースのあるところで道を譲ります。
標高2592メートル地点付近はお花畑!
ニッコウキスゲもきれいに咲いていました。
このままちらほらと咲く高山植物を眺めながら樹林帯が続いていくのかと思ったら、少し開けたところに出ました。周りはお花がたくさん咲いています。
ミヤマダイコンソウかな?
ニッコウキスゲがたくさん咲くお花畑! こんな感じで、少し開けたところでは高山植物が満開!
このあたりで大きなハチに絡まれました。しばらくついてきて怖かったですが、そのうちいなくなりました。お花畑があるからか、ハチが生息しているのですね。
「2592ピーク」という看板が建っていました。現地はあまり「ピーク」という感じはしませんが、地図を見ると、確かに周りより標高が高くなっています。
そして、この2592ピークの前後は、お花畑が続きます。
マルバダケブキも咲いています。2592ピークの看板から、斜面を下っていきますが、その斜面がすべてお花畑になっているのです。
濃い青色?紫色の花はトリカブトでしょうか?
一面にマルバダケブキが咲くお花畑もありました。ガスが上がってきてしまったので眺望はイマイチでしたが、高山植物を楽しむことができてよかったです。
蝶槍に向けて最後の登り!
お花畑を抜けると、前方に蝶槍が見えてきました。まだ結構登りますね……。
再び樹林帯に入ります。蝶槍の直前まで、樹林帯をひたすら登っていくことになります。
蝶ヶ岳のほうはかなりガスに包まれてしまいましたが、槍・穂高連峰のほうはまだ見えています。
樹林帯を20分ほど登ったでしょうか。樹林帯を抜けると、前方にうっすらとガスに包まれた蝶槍が見えてきました。
最後は、大きな岩がゴロゴロとしているところを登っていきます。ちょっとした岩場のような感じですが、難しいところはありませんでした。
午前10時ちょうど、蝶槍に到着! 案の定、真っ白で何も見えません。蝶槍で休憩されていた方と、何も見えませんね、と少しだけお話をして、先を急ぐことにしました。
蝶槍には、2021年、徳沢にテントを張って蝶ヶ岳に登った時にきたことがあります。その時は良いお天気でしたので、蝶槍からの絶景については、以下の記事をご覧ください。蝶ヶ岳~蝶槍の素晴らしい稜線の写真もあります。
広々とした稜線を歩いて蝶ヶ岳ヒュッテへ
蝶槍から蝶ヶ岳方面へ少し下ったところから、蝶槍を撮影してみました。いかにもピークっぽい形をしています。以前は、この蝶槍が蝶ヶ岳のピークだったのだとか。
蝶槍から蝶ヶ岳へは、広々とした稜線を歩いていきます。頭上は雲に覆われていますが、登山道付近の視界は良好です。この広い稜線、霧に覆われると迷子になりそうなので、注意が必要ですね。
途中、横尾へ下る分岐がありました。雨が降りそうなら(あるいは降っていたら)、横尾へ下ることも考えていましたが、今のところ降っていないので、予定どおり、蝶ヶ岳のピークを踏んでから徳沢へ下山することにします。
あまり景色も楽しめないので、サクサクと歩いていたら、ハイマツ帯に雷鳥を発見! ほかにも近くに2羽ほど見かけました。今回の縦走では、よく雷鳥に会いますね。
蝶ヶ岳への最後の登りです。ここはやはり青空の下を歩きたいですねぇ。
10時半過ぎ、蝶ヶ岳ヒュッテに到着しました。とりあえずトイレをお借りして、ナルゲンボトルに給水します。
蝶ヶ岳ヒュッテの前のベンチでおやつタイム。雨雲レーダーをチェックすると、幸い、まだ雨雲は湧いていないようですが、13時頃からにわか雨の予報。雨が降り出す前に徳沢まで下山したいので、徳沢着13時を目標にして、下山を開始することにしました。
今回の縦走で最後のピーク、蝶ヶ岳!
蝶ヶ岳ヒュッテから、テントがまばらなテント場の前を通って、蝶ヶ岳の山頂へ。安曇野側は真っ白で何も見えませんが、なにはともあれ、パノラマ銀座縦走の最後のピークも、無事に踏むことができました。
穂高連峰の中腹まではまだ見えていますが、上の方はどんよりとした雲がかかっていました。これは早めに下山したほうがよさそうです。
山頂で余韻に浸る間もなく、下山を開始します。
蝶ヶ岳から徳沢へ下る道は、この長塀山を経由します。全体的に急登はなく、比較的緩やかな道が続きますが、とにかく長いです。蝶ヶ岳~徳沢で6.2kmもあります。
一度、歩いたことのある道ですし、ひたすら樹林帯で眺望も皆無なので、無心に下ります。
蝶ヶ岳の山頂から2時間弱、目標にしていた13時を少し過ぎましたが、13時10分頃に徳沢に下山しました。途中、パラっと雨が降りましたが、ほとんど濡れることなく徳沢まで下ることができました。
徳沢で小休止して上高地へ
徳沢まで下山すれば、にわか雨や雷雨がきても大丈夫でしょう。上高地の遊歩道は樹林帯なので、少しくらいの雨であれば、木々が守ってくれます。
急いで下ってきたので、汗だくになってしまいました。少しクールダウンしていくことにします。
徳沢園でおなじみのコーヒーソフト(500円)を購入。コーヒーの苦みと、ソフトクリームの甘味がマッチして美味! 徳沢ではいつもこれを食べることにしています。とてもおいしいのでおすすめです!
徳沢に到着したときもパラパラと降っていましたが、コーヒーソフトを食べているうちに晴れ間が出てきました。
本格的に降られないうちに、上高地まで急ぎましょう。
途中、サーっと通り雨がありましたが、特に濡れることもなく、1時間ちょっとで小梨平までやってきました。ここまでくれば河童橋や上高地バスターミナルはすぐですが、その前に立ち寄るところがあります。
「小梨の湯」で汗を流して帰宅!
小梨平キャンプ場に併設されている日帰り入浴「小梨の湯」へ。外来入浴が14時~16時(800円)で、ちょうど入れそうだったので寄っていくことにします。800円の入浴料を払って温泉へ。
3日ぶりのお風呂はとても気持ちよく、さっぱりとしました。混雑しているのかと思ったらそうでもなく、先客は2名のみで、ゆったりとお風呂に入れました。
湯上り後はコーラを飲みながら休憩。上高地から松本への最終バスと、最終のあずさ60号を予約していましたが、だいぶ早く到着したので、16時過ぎのバスに変更。松本駅からのあずさも18時40分発の列車に変更しました。
小梨平のキャンプ場です。徳沢にはテント泊をしたことがありますが、小梨平はないのですよね。お風呂もあるし、食堂や売店も充実しているので、キャンプだけでも良さそうです。あるいは、ここをベースキャンプにして、焼岳など周りの山に日帰りで登るのもよさそうですね。
河童橋に到着~。穂高の稜線はそれなりに見えていますね。一雨降ったせいでしょうか。
このあと、上高地バスターミナル前の靴洗い場で登山靴を軽く洗い、お土産を購入して、バスで帰宅しました。
松本駅ではお弁当とビールを購入して、特急あずさに乗り込みます。
ということで、松本駅を出発してから乾杯! 無事にパノラマ銀座縦走を終えて帰宅したのでした。
憧れのパノラマ銀座、2泊3日での小屋泊縦走を完遂!
ということで、中房温泉から入り、燕岳~燕山荘(泊)~大天井岳~常念小屋(泊)~常念岳~蝶ヶ岳~上高地と、2泊3日の山小屋泊でパノラマ銀座を縦走してきました。
燕山荘~大天井岳の素晴らしい絶景稜線歩き、大天井岳や常念岳の山頂からの大パノラマ、槍・穂高を眺めながらの縦走と、パノラマ銀座を十分に満喫できました。
お天気は、夏山らしく、朝~午前中は晴れ、お昼ごろからガスが上がってきて曇りという日が3日間続きました。早出早着で計画していたのと、午前中に大天井岳や常念岳の山頂を通る計画になっていたので、ガスが本格的に上がってくる前に絶景ポイントに到着できました。結局、レインウェアやザックカバーを使うことなく、3日間、歩きとおすことができました。
燕岳から蝶ヶ岳へと南下する方向では、大きな登りは4か所。中房温泉から燕岳の登り、大天井岳への登り、常念小屋から常念岳への登り、そして、蝶槍への登り返しです。当然、中房温泉から燕岳への標高差1,300メートルの登りが一番長くてつらいですが、1日目に燕山荘泊にしておけば、ゆったりと登れます。3日目の常念小屋~常念岳~蝶槍・蝶ヶ岳は、アップダウンが大きくなかなか手強いですが、早朝出発して、時間に余裕を持つと良いと思います。
岩場や鎖場、一歩でもミスしたら滑落してしまうような危険箇所はほとんどありません。ただ、中房温泉からの登りは「北アルプス三大急登」の一つですし、それ以外にも前述のようにアップダウンがそれなりにあります。3日間歩き続けられるだけの体力は必要になります。また、ずっと稜線を歩くことになりますので、天候の急変には注意が必要です。
今回の主な登山装備
- ドライナミックメッシュ(ミレー)
- 半袖の化繊Tシャツ(モンベル)
- 長袖の化繊シャツ(モンベル)
- 薄手のシェル(ワークマン)
- アルパインライトパンツ(ノースフェイス)
- 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
- ザック(ミレー サースフェー40+5)
- レインウェア上下 ※利用せず
- 膝サポーター(ザムスト EK-3)
- トレッキングポール(シナノ)
- 飲み物 合計1.5リットル(ナルゲンボトル1000ml+ペットボトルの水500ml)
- お昼ご飯、行動食等
- ファーストエイドキット
- ヘッドライト
- 着替え(半袖Tシャツ, 長袖Tシャツ, 短パン, 下着等)
行動中は、ミレーのアミアミ+化繊Tシャツ+化繊長袖シャツの3枚でした。中房温泉からの登りはかなり暑かったですが、それ以外はこの3枚でちょうどよかったです。山頂での休憩中や、山小屋の外で夕陽やご来光を眺めるときは、薄手のシェルを羽織りました。
今回のルートでは、だいたい3~4時間毎に山小屋があって水が補給できるので、ナルゲンボトルに入れた1リットルだけで足りました。一応、ペットボトルの水(500ml)もザックに入れておきましたが、下山するまで必要ありませんでした。ただ、最近は水不足の山小屋も多いようなので、少し多めに持ったほうがよさそうです。
以上、「【パノラマ銀座縦走3】燕岳~蝶ヶ岳を2泊3日の山小屋泊で縦走! ~絶景の常念岳から蝶ヶ岳を経由して上高地へ~」でした。蝶ヶ岳ではガスってしまいましたが、常念岳山頂からの大展望を満喫できました。途中、雨に降られることもなく、2泊3日のパノラマ銀座縦走を無事に終えることができました。
関連記事
北アルプス関連の登山日記のまとめです。
コメント