登山・ハイカー歴3年になる筆者が、登山を始めたころに日帰りで登った初心者向けの山を紹介します。電車とバスで、都心から比較的アクセスしやすい山を選んでいますので、これから登山を始めたい方の参考になれば幸いです。
- 初心者におすすめ! 東京近郊の電車とバスでアクセスできる日帰り登山可能な山!
- 【高尾山・景信山】東京の山といえばココ! 初めての日帰り登山におすすめ!
- 【大山(丹沢)】丹沢の入門にぴったり! ヤビツ峠~大山がおすすめ!
- 【御岳山・日の出山】奥多摩入門編の山も、眺望は抜群! 余裕があればロックガーデンもおすすめ!
- 【高水三山】奥多摩の縦走入門編! 駅から駅へ歩けてアクセスも抜群!
- 【関八州見晴台】不動三滝を巡り眺望が素晴らしい関八州見晴台へ!
- 【浅間嶺】払沢の滝を見て緩やかな浅間尾根を歩くコース!
- 【経ヶ岳・仏果山】エメラルドグリーンの宮ヶ瀬湖を眺めながら東丹沢の低山を縦走するコース!
- 【陣馬山・景信山】陣馬山~景信山の奥高尾縦走、余裕があれば高尾山まで!
- 【武甲山】秩父のシンボル武甲山、大持山・小持山との縦走で歩きごたえのあるルート
- 【扇山・百蔵山】富士山ビューの秀麗富嶽十二景入門におすすめ!
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初心者におすすめ! 東京近郊の電車とバスでアクセスできる日帰り登山可能な山!
筆者が登山を始めたころ、高尾、奥多摩、丹沢など、東京近郊の低山に日帰りで登っていました。東京在住の筆者は、公共交通機関を利用して登山口までアクセスしますので、「なるべくアクセスが良くて、初心者でも登れる山」を探しては、日帰りで登りに行きました。
「初心者でも登れる山」であることが大事ですが、アクセスの良さも重要です。アクセスが良ければ、早い時間に登山口に到着することができますし、秋や冬など日が短い時期でも、余裕を持った登山やハイキングを楽しむことができます。早めに下山できれば、そのあとに日帰り温泉を楽しむ時間もありますね。
ということで、この記事では、筆者が登山を始めたころに登った、電車とバスで手軽にアクセスできる東京近郊の山、それも、初心者向けの山を紹介していきます。
筆者の登山のレベルは、以下の記事をご覧いただければと思います。この記事では、以下の記事の【ステップ1】の頃に登った山を中心に紹介していきます。
一応、おおむね難易度順に紹介をしていくつもりですが、コースによっても違いますし、人によっても感じ方が異なると思いますので、あくまで参考レベルでということでご容赦ください。
【高尾山・景信山】東京の山といえばココ! 初めての日帰り登山におすすめ!
東京の山といえば、まず「高尾山」が思いつきます。たくさんの登山コースがあり、ケーブルカーを使えば、登山装備がなくても山頂まで到達できる観光地でもあります。
私が最初に登ったのは、高尾山のお隣にある「景信山」です。高尾山は観光で行ったことがありましたし、せっかく登山装備を揃えたので、もっと登山っぽい山がいい! と思って選びました(笑)
小仏バス停から、景信山に登り、その後、小仏城山~高尾山と歩きました。高尾山からは1号路とケーブルカーで下山。高尾山口駅前にある日帰り温泉「極楽湯」で汗を流しました。
景信山は、奥高尾の山々の中でも、関東平野や都心方面の眺望が最も良い山です。お天気の良い日に、この眺望を眺めながら、山頂で食べるランチは最高です。
小仏バス停から景信山の山頂までは約1時間、標高差は約450メートルです。登山口から山頂までは登山道が続きますが、危険箇所はありません。
高尾山~景信山の奥高尾縦走路は、コースが充実していて、体力や時間によって選べます。疲れてしまったら、途中でエスケープして、バス停に降りることもできます。
- コースタイム: 約5時間
- 距離: 9.4km
- 標高差: 約450メートル
- 累積標高(上り): 844メートル
- アクセス
- 小仏バス停: JR/京王高尾駅から京王バスで約20分
- 高尾山口駅: 京王高尾線 高尾山口駅(新宿から約50分)
ブログ記事がありませんので、YAMAPの活動記録のリンクを貼っておきます。
【大山(丹沢)】丹沢の入門にぴったり! ヤビツ峠~大山がおすすめ!
都心からアクセスの良い山域の一つに丹沢があります。丹沢の山は、高尾の山々に比べると標高が高いのですが、その中でも初心者向きの山が大山です。
標高は1,248メートル。ケーブルカーの近くのバス停から登ると標高差は900メートル以上となり、中級者向けとなります。ただ、ケーブルカーで中腹にある阿夫利神社下社まで登ってしまえば、標高差は600メートル弱となります。また、ヤビツ峠側から登れば、標高差は500メートルほどと、初心者でも比較的登りやすい山になります。
私が最初に登った時は、ヤビツ峠からスタートし、大山山頂へ。その後、眺望が良い見晴台を経由して、阿夫利神社下社まで下り、ケーブルカーで登山口まで戻りました。距離は5.6km、累積標高は670メートル程度と、初心者でも十分に登れるコースです。
ヤビツ峠へのバスは本数が少ないので、時刻表をよく確かめておきましょう。また、冬季は、路面凍結のため、ヤビツ峠までバスが行かない場合もありますので、運行情報を良く確かめましょう。
- コースタイム: 約3時間30分
- 距離: 5.6km
- 標高差: 480メートル
- 累積標高(上り): 670メートル
- アクセス
- ヤビツ峠: 小田急線秦野駅から神奈川中央交通バスで約50分
- 大山ケーブルバス停: 小田急線伊勢原駅から神奈川中央交通バスで約25分
ヤビツ峠~大山~阿夫利神社下社の活動記録です。
【御岳山・日の出山】奥多摩入門編の山も、眺望は抜群! 余裕があればロックガーデンもおすすめ!
奥多摩の入門編の山といえば御岳山です。ケーブルカーで一気に標高を上げてしまえば、山頂の武蔵御嶽神社までは約30分。
御岳山の山頂付近は、飲食できるお店も豊富にありますので、武蔵御嶽神社を参拝して山頂を踏んでから、参道のお店でぶらぶらするのも良いですね。
少し歩き足りないなら、七代の滝や綾広の滝、そして、苔むした岩がゴロゴロする沢沿いを散策できる「ロックガーデン」を周回するのがおすすめです。ぐるっと周回しても、御嶽神社から2時間もあれば十分です。
眺望が優れているのは、御岳山の隣にある「日の出山」です。御岳山から約1時間で日の出山に到着します。登山道はとても歩きやすく、日の出山の山頂付近にやや急な登りがあるだけで、初心者でも十分に歩けます。
日の出山からは、御岳山に戻るのではなく、反対側の三ッ沢方面に下れば、つるつる温泉がありますので、温泉で汗を流すことができます。
以下の数値と記録は、ケーブルカーを使わずに御岳山~ロックガーデン周回~日の出山~つるつる温泉を歩いた時のものです。ケーブルカーを使えば、最初の登りは大幅にカットできますので、だいぶ楽になります。
- コースタイム: 約6時間
- 距離: 12.3km
- 標高差: 約500メートル
- 累積標高(上り): 1,330メートル
- アクセス
- ケーブル下(滝本駅): JR御嶽駅から西東京バス「ケーブル下(滝本駅)」行きで約20分
- つるつる温泉: JR武蔵五日市駅から西東京バス「つるつる温泉行き」で約20分
ここで紹介したコースの山行記録については、以下のブログ記事をご覧ください。
また、中級者向けになりますが、御岳山から、奥多摩三山の一つ、大岳山へと縦走することもできます。
【高水三山】奥多摩の縦走入門編! 駅から駅へ歩けてアクセスも抜群!
高水三山は、奥多摩の東側にある高水山、岩茸石山、惣岳山の3つの山の総称です。いずれも、標高700~800メートルの低山で、3つの山を結んで歩くコースがあります。
アクセスも抜群で、JR青梅線の軍畑駅(いくさばたえき)からスタートして、高水山~岩茸石山~惣岳山と縦走し、御嶽駅に下りてくることができます。駅から駅へと歩けるため、下山後のバスの時間を気にする必要がないのがうれしいですね。
高水山には常福院という寺院があったり、岩茸石山からは眺望が素晴らしかったり、惣岳山は山頂直下にちょっとした岩場があったりと、それぞれに特徴のある山をつないで歩くのはとても楽しいです。
ちょうど中間地点となる岩茸石山は、3つの山の最高峰で、北側の眺望が開けています。ここでお昼にするのがおすすめです。
距離は約10km、コースタイムは5時間弱、累積標高は950メートル程度と、初心者向けのコースです。危険箇所もほとんどなく、それでいて、ちょっとした縦走の雰囲気を味わうことができるおすすめのコースです。
- コースタイム: 約4時間40分
- 距離: 10.0km
- 標高差: 約550メートル
- 累積標高(上り): 950メートル
- アクセス
- 高水山登山口: JR青梅線の軍畑駅から徒歩約40分
- 惣岳山登山口: JR青梅線の御嶽駅からすぐ
高水三山については、以下の山行記録もご覧ください。11月上旬の紅葉が始まった頃に歩いてきました。
また、中級者向けになりますが、岩茸石山から北側にある棒ノ折山へと縦走することもできます。縦走路はかなり長いうえに、アップダウンもあるので、かなり体力が必要になります。少し歩き慣れてきてから挑戦すると良いでしょう。
【関八州見晴台】不動三滝を巡り眺望が素晴らしい関八州見晴台へ!
「関八州」を見晴らすことができるという「関八州見晴台」を目指すルートです。途中にある不動三滝という3つの滝を巡りながら関八州見晴台を目指し、山腹にある高山不動尊に参拝してから下る周回コースです。
西武秩父線の西吾野駅からスタートし、お隣の吾野駅がゴールとなりますので、電車だけでアクセスできるコースです。
関八州見晴台へは直接上がることもできますが、少し遠回りをして、不動三滝を眺めながら登っていくのがおすすめです。いずれも、メインの登山道から少し入ったところにありますが、3つの滝を全て巡っても全長で12kmくらいの距離ですので、ぜひ寄っていきましょう。
関八州見晴台は、標高が750メートルそこそこながら、「見晴台」という名前のとおり、素晴らしい眺望です。「関八州」が全部見えるかと言われると微妙ではありますが、都心方面はバッチリ見えますし、丹沢や高尾、奥多摩の山々、そして、富士山も見ることができます。
- コースタイム: 約4時間30分
- 距離: 12.5km
- 標高差: 約500メートル
- 累積標高(上り): 970メートル
- アクセス: 西武秩父線 西吾野駅・吾野駅
不動三滝と関八州見晴台の山行記録は以下の記事をご覧ください。
【浅間嶺】払沢の滝を見て緩やかな浅間尾根を歩くコース!
桧原村の北側に東西に続く浅間尾根を歩くコースです。日本の滝百選に選ばれている「払沢の滝」(ほっさわのたき)から、浅間嶺を経由して、数馬までの約11kmの尾根を歩きます。
払沢の滝は、浅間尾根の登山口の近くにありますので、払沢の滝へと往復してから浅間尾根へと足を進めます。落差約60メートルの迫力のある滝ですので、ぜひ見ておきたいところです。
浅間尾根の登山道は、標高903メートルの浅間嶺までかなり登ります。その後は、浅間尾根の尾根筋を歩いていきます。多少のアップダウンはあるものの、比較的歩きやすい道が続きます。
浅間尾根はもう少し先まで続きますが、浅間尾根登山口へと下山します。浅間尾根は、奥多摩のメジャーな山に比べると、人が少なく、静かな山歩きを楽しめます。
登山口から20分ほど車道を歩いたところに、「数馬の湯」という日帰り温泉がありますので、ここで汗を流してから帰りましょう。
- コースタイム: 約5時間40分
- 距離: 13.0km
- 標高差: 約600メートル
- 累積標高(上り): 1,170メートル
- アクセス
- 払沢の滝入口バス停: JR武蔵五日市駅から西東京バスで約25分
- 温泉センターバス停: JR武蔵五日市駅から西東京バスで約50分
払沢の滝から浅間尾根登山口まで浅間尾根を歩いた山行記録については、以下のYAMAPの記録をご覧ください。
【経ヶ岳・仏果山】エメラルドグリーンの宮ヶ瀬湖を眺めながら東丹沢の低山を縦走するコース!
東丹沢、宮ヶ瀬湖の東側に連なる経ヶ岳~仏果山~高取山という3つの山をつないで縦走するコースです。丹沢山塊の東端にあり、いずれの山も標高600~700メートルの低山ですが、経ヶ岳山頂から眺める丹沢主脈、仏果山・高取山から眺めるエメラルドグリーンの宮ヶ瀬湖(宮ヶ瀬ダム)など、眺望に優れたコースです。
低山とはいえ、登山口(バス停)の標高が100メートルに満たないうえに、経ヶ岳から仏果山へは標高差で300メートルにもなる登り返しがあるなど、なかなか歩きごたえのあるコースです。とはいえ、危険箇所はありませんので、ある程度、低山に登りなれてきたら、挑戦するとよいと思います。
3つの山のうち、最も標高が高い仏果山(標高747メートル)の山頂には、展望台があります。山頂は樹林帯の中ですが、展望台に登ると、丹沢の山々や宮ヶ瀬湖、それに、関東平野を一望できます。
高取山を経て、宮ヶ瀬湖のほとりに下山します。宮ヶ瀬湖は宮ヶ瀬ダムによって生まれた人造湖。「インクライン」という乗り物でダム下へ下りることができます。下山後は、宮ヶ瀬ダムを見学するのも良いでしょう。
私が登ったときには残雪があって、チェーンスパイクが必要でしたが、春~秋は危険箇所もなく歩きやすいと思います。ただ、東丹沢はヤマビルが出やすいですし、気温が上がると低山は暑いですので、夏はおすすめできません。春の早い時期か、紅葉の時期~冬がいいでしょう。
- コースタイム: 約5時間30分
- 距離: 11km
- 標高差: 約650メートル
- 累積標高(上り): 1,270メートル
- アクセス
- 半僧坊バス停: 小田急線本厚木駅から神奈川中央バス「半原行き」で約30分
- 愛川大橋バス停: 小田急線本厚木駅から神奈川中央バス「半原行き」で約37分
経ヶ岳~仏果山~高取山と歩いた山行記録については、以下の記事をご覧ください。
【陣馬山・景信山】陣馬山~景信山の奥高尾縦走、余裕があれば高尾山まで!
一番最初に紹介した景信山~高尾山を結ぶ奥高尾縦走路は、景信山から先、陣馬山まで続いています。陣馬登山口バス停から陣馬山に登り、景信山まで縦走。その後、小仏バス停へと下るコースは、陣馬山の登りこそキツいものの、陣馬山から景信山のトレイルは快適そのもの。快適な山歩きを楽しめるおすすめのコースです。
陣馬山は標高855メートル。奥高尾の中では標高が高い山で、陣馬登山口バス停からの標高差は650メートルにもなります。急登が続くので、かなりキツいと思いますが、山頂では絶景が待っていますので頑張りましょう!
陣馬山の山頂は、とても広々としています。山頂の少し下にある芝生に敷物を敷いて休憩するのがおすすめ。お天気が良ければ、目の前に富士山がどーんと見えます。
陣馬山から景信山までは5.7kmもありますが、ほぼ平坦で、幅の広い、歩きやすい道が続きます。新緑や紅葉の時期に歩けば、とても快適な山歩きを楽しめるコースです。
景信山から小仏バス停に下ると、全長約13km。まだまだ歩けそうなら、小仏城山や高尾山まで歩いてしまってもよいでしょう。高尾山まで歩くと、全長で約19kmのロングコースです。陣馬山から歩けば、各ピークの直前に多少の登りはあるものの、基本的には下り基調となります。
- コースタイム: 約5時間
- 距離: 13km
- 標高差: 約650メートル
- 累積標高(上り): 1,050メートル
- アクセス
- 陣馬登山口バス停: JR藤野駅から神奈川中央バス「和田行き」で約5分
- 陣馬高原下バス停: JR/京王高尾駅から西東京バス「陣馬高原下行き」で約40分
- 小仏バス停: JR/京王高尾駅から京王バスで約20分
陣馬登山口~陣馬山~景信山~小仏バス停と歩いた時の記録です。
陣馬山から高尾山まで奥高尾縦走路を歩いた時の山行記録です。
【武甲山】秩父のシンボル武甲山、大持山・小持山との縦走で歩きごたえのあるルート
秩父の町のバックに堂々とそびえる武甲山。石灰石の採掘でどんどん削られている山です。そんな武甲山に、隣にある大持山・小持山を縦走しながら登るルートです。
武甲山単体であれば、麓にある一の鳥居からのピストンで登ることができます。コースタイムは4時間ちょっと、距離は往復で6.6km、標高差は800メートル弱です。
武甲山単体では物足りない場合には、大持山~小持山~武甲山と縦走するルートがおすすめです。
大持山の近くからは、武甲山からは眺めづらい飯能側の眺望が開けていますし、大持山~小持山の間はちょっとした尾根歩きも楽しめます。小持山~武甲山の間は、かなり下ってから登り返すのでキツいのですが、秩父の町とは反対側から武甲山を眺めることができます。
公共交通機関利用であれば、武甲山から一の鳥居に下るのではなく、少し距離はありますが、秩父鉄道の浦山口駅に下ると良いでしょう。
アップダウンが多めのルートですが、危険箇所はそれほどないので、東京近郊の低山に歩き慣れてきたらチャレンジするとよいと思います。
- コースタイム: 約7時間20分
- 距離: 13km
- 標高差: 約800メートル
- 累積標高(上り): 1,340メートル
- アクセス
- 一の鳥居: 西武秩父線 横瀬駅から徒歩1時間半、タクシーで約15分(約2,200円)
- 浦山口駅: 秩父鉄道(西武秩父線からは西武秩父駅~御花畑駅を徒歩連絡で乗り換え)
一の鳥居~大持山~小持山~武甲山~浦山口駅と歩いたときの山行記録です。
【扇山・百蔵山】富士山ビューの秀麗富嶽十二景入門におすすめ!
大月市が定めた富士山がよく見える山として「秀麗富嶽十二景」がありますが、その入門編として、扇山~百蔵山の縦走がおすすめです。扇山はJR中央本線の鳥沢駅から、百蔵山は同じく猿橋駅から登ることができます。
ここで紹介するのは、鳥沢駅を出発して扇山に登頂、その後、百蔵山まで縦走して、猿橋駅へと下山するコースです。
この山の特徴は、やはり富士山です。扇山、百蔵山それぞれの山頂から、富士山をきれいに眺めることができます。
いずれの山も標高1,000~1,100メートルの低山ではありますが、スタートとなる各駅からの標高差は700~800メートルにもなります。また、扇山~百蔵山の間は、かなり下ってから登り返すことになりますので、低山ながら、かなり歩きごたえがあります。
このコースを歩くのにおすすめの季節は秋~初冬です。空気が澄んできて、都心からも富士山が良く見える季節であれば、扇山、百蔵山それぞれの山頂から迫力のある富士山を眺めることができます。ただし、真冬の時期は積雪があることがありますので、登る前に登山道の状況をよく調べておきましょう。
- コースタイム: 約6時間30分
- 距離: 15km
- 標高差: 約800メートル
- 累積標高(上り): 1,300メートル
- アクセス
- 鳥沢駅・猿橋駅: JR中央本線(新宿方面からは高尾駅で乗り換え)
鳥沢駅~扇山~百蔵山~猿橋駅と歩いた山行記録については、以下の記事をご覧ください。
以上、東京都心から電車とバスで手軽にアクセスできる初心者向けの山の紹介でした。東京近郊には、登山やハイキングを始めるのに適した、それでいて、魅力的な山がたくさんあります。公共交通機関でもアクセスしやすい山を選んで紹介していますので、ぜひ電車とバスを使って登山・ハイキングに行ってみてください。
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東京近郊の山への日帰り登山に使える、電車とバスのお得なきっぷをまとめた記事です。奥多摩や丹沢、大月方面など、山域毎に利用できるきっぷをまとめていますので、ぜひご覧ください。
都心から公共交通機関で日帰りできる、富士山の眺めが素晴らしい山をまとめた記事です。晴れた日にぜひ登りに行ってみてください。
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