紅葉と富士山を眺めに三ッ峠山に登ってきました。河口湖駅から、紅葉が見ごろの天上山ハイキングコースを経由して、三ッ峠山へ。三ッ峠山の山頂からは、迫力のある富士山と、南アルプスや八ヶ岳などの絶景を楽しむことができました。紅葉も富士山も絶景も楽しむ欲張りな登山でした。
紅葉が見ごろの天上山を経由して三ッ峠山へ!
三ッ峠山にはこれまで3回登っています。1回目は三つ峠駅からのピストン、2回目は新倉山浅間公園から三つ峠駅へ、3回目は本社ヶ丸・清八山からの縦走でした。
今回は、まだ歩いたことがなかった河口湖駅からのルートを選択。紅葉が見ごろの天上山を経由して、河口湖から続く尾根伝いに登るコースです。距離は長いですが、比較的緩やかな登りが多く、歩きやすいコースです。
天上山へは河口湖畔から「富士山パノラマロープウェイ」がありますが、今回は歩いて登りました。河口湖畔にある天上山護国神社からロープウェイの富士見台駅まで「天上山アジサイハイキングコース」というハイキングコースが整備されています。7月にはたくさんのアジサイが咲くコースですが、紅葉も素晴らしいです。
全体としては、以下のようなコースとなります。
河口湖駅から三ッ峠山までは約9km。標高差は約900メートルとそれなりにありますが、山頂直下以外は比較的緩やかな登りが続きます。危険箇所もほとんどないため、歩きやすいコースです。
下山は、三つ峠駅方面へ。三つ峠駅との標高差は1,200メートルもあり、急坂が続きます。中腹以下は紅葉が見ごろでしたので、天上山の紅葉とあわせて楽しむことができました。
ゴールは三つ峠駅の少し手前にある「三ッ峠グリーンセンター」。日帰り温泉があり、駅まで送迎してくれるサービスもあるので、三ッ峠山に登ると、いつもここをゴールにします。
今回の主な行程は以下のとおりです。
- 08:35 河口湖駅 出発
- 08:45 天上山護国神社(天上山アジサイハイキングコース入口)
- 09:20 富士見台
- 09:30 天上山 山頂
- 10:10 霜山 到着(小休止)
- 10:25 霜山 出発
- 11:30 木無山
- 11:45 三ッ峠山(開運山)到着
- 12:10 三ッ峠山(開運山)出発
- 12:20 三ッ峠山荘 到着(お昼休憩)
- 13:05 三ッ峠山荘 出発
- 14:30 達磨石・登山口
- 14:45 神鈴の滝遊歩道(紅葉)
- 15:10 三ッ峠グリーンセンター 到着
距離14.8km、累積標高は上り1,305メートル、下り1,517メートルでした。
三ツ峠山登山口への公共交通機関でのアクセス
今回、利用した登山口への公共交通機関でのアクセスを紹介します。
- 天上山護国神社(富士急行線 河口湖駅から徒歩約10分)
- 三ッ峠登山口(富士急行線 三つ峠駅から徒歩約1時間)
中央線の大月駅と河口湖駅を結ぶ富士急行線の駅から歩き始めて、駅へと下山できる、アクセス抜群のコースです。
天上山アジサイハイキングコースの入口となる天上山護国神社へは、河口湖駅から徒歩10分ほど。Google Mapを検索すると出てくるコースでたどり着けます。
国道137号線(御坂みち)に出て右へ進んだあと、すぐに左の細い道に入ります。ここを間違えなければ、迷うことはないと思います。
一方、三つ峠駅方面への登山口から三つ峠駅までは徒歩で1時間ほどとかなり距離があります。標高差も300メートルほどあり、アスファルトの車道をかなり下ります。前述のとおり、登山口と三つ峠駅の間に「三ッ峠グリーンセンター」という日帰り温泉がありますので、そこでゴールにして、三つ峠駅へ送迎してもらうと良いと思います。
【天上山】紅葉と富士山を眺めながらのハイキング!
河口湖駅から天上山護国神社まで車道を歩き、「天上山アジサイハイキングコース」へ。見事な紅葉と富士山を眺めながら、天上山までハイキングを楽しみました。
河口湖駅から天上山護国神社へ
午前8時半前、河口湖駅に到着しました。駅内のトイレをお借りし、ベンチで支度をして出発です!
秋晴れの日曜日。まだ時間が早いせいか、観光客はまばら。駅周辺の木々も色づいてきていますね。駅の正面の道を歩いていきます。
国道137号線(御坂みち)にぶつかったら、車道を渡って右へ。すぐに左の細い道に入ります。しばらく道なりに登っていきます。
河口湖駅から10分ほどで、天上山護国神社の入口に到着です。写真右側の遊歩道が天上山アジサイハイキングコースの入口です。
紅葉した木々を眺めながら天上山アジサイハイキングコースを歩いて「ナカバ平」へ
天上山のハイキングコースは、階段などが整備されています。天上山までであれば、スニーカーでも歩けます。ただし、河口湖駅からの標高差は200メートルくらいあるので、それなりに登ります。
ハイキングコースの両側の木々がきれいに色づいています。黄色や橙色に色づいているのはモミジでしょう。これからもっと赤くなるのでしょうか。
黄色く色づいたモミジに日光が当たって幻想的な光景に。たくさんの葉っぱがついている見事な木ですね。
階段を登るにつれて、モミジの色づきが良くなっていきます。このあたりは、まさに紅葉のトンネル!
護国神社から10分ほどで広場に到着。この広場は「ナカバ平」というそうです。ここの紅葉はちょうど見ごろで、頭上はモミジで赤や橙に染まっていました。小さな東屋もあって、雰囲気の良いところです。
ナカバ平からは富士山をきれいに眺めることができます。真っ赤に紅葉したモミジと富士山、絵になる光景ですね。
外国人のカップルに写真を撮ってと頼まれたので、この場所でパチリ。
「アジサイハイキングコース」の名前とおり、このあたりにはアジサイが多くあります。ナカバ平の近くに、少し咲いているアジサイがありました。枯れかけていますが、この時期に咲くアジサイがあるのでしょうか…?
富士山と河口湖を眺められる富士見台駅へ
富士山パノラマロープウェイの富士見台駅に到着しました。まだロープウェイの営業開始前なので、観光客はほとんどいません。歩いて登ってきた人が数人いるくらいで、閑散としています。
富士見台駅の近くからは、河口湖がきれいに見えました。今回歩くコースは、河口湖からの尾根筋に沿って登るのですが、河口湖をすっきり見渡せる場所が少ないので、ここからの景色は貴重です。
富士見台駅の展望台からの富士山の眺めは素晴らしいです。正面にどーんと見えます。富士山に近いだけあって、迫力もすごいです。
富士見台駅には売店や軽食を食べられるお茶屋さんなどの施設が揃っています。営業開始前の掃除をされているスタッフの方が、「今日は絶好の天気ですね」と仰っていました。トイレをお借りして、先へ進みます。
眺望がなく地味な天上山の山頂へ
天上山の山頂は、富士見台駅から少し登ったところにあります。富士見台駅の近くの木々も、きれいに紅葉していますね。
10分も歩かずに天上山の山頂に到着しました。小さな広場になっていますが、眺望はありません。山頂には小御嶽神社の小さなお社があるだけでした。
天上山の山頂をスルーする巻道もありますが、時間がなければ巻いてもよいかもしれません……。
天上山の山頂から少し下ると、三ッ峠山への登山道に合流します。広くて歩きやすい道です。
【三ッ峠山】尾根沿いの道を登って絶景の三ッ峠山山頂へ!
天上山からは、河口湖から続く尾根(府戸尾根)沿いに登っていきます。途中の小ピーク、霜山を経由して、三ッ峠山のピークの一つ、木無山へ。木無山から三ッ峠山最高峰の開運山へはすぐです。三ッ峠山の山頂からは、富士山はもちろんのこと、甲府盆地と南アルプスや八ヶ岳を一望できます。
色づいた木々を眺めながら快適な道を歩く
天上山からしばらくは、幅が広く、歩きやすい道が続きます。緩やかな登りで、快適に歩けます。天上山のハイキングコースほどではありませんが、ところどころにきれいに色づいた木があり、目を楽しませてくれます。
このモミジも見事に色づいていますね。こんなふうに、1本だけぽつんと紅葉したモミジやカエデがあります。
とてもきれいなモミジの葉。青空と暖かい日差しに映えます。
天上山から15分ほど歩くと、車道を横切ります。車道の反対側に登山道が続いているので、迷うことはなさそうです。
尾根の南側の登山道を歩いて小ピークの霜山へ
車道を渡ったところから、登山道はやや狭くなりますが、歩きにくいというほどではありません。ただ、これまでよりは、少し傾斜が出てきます。ここまでが緩やか過ぎたので、やっと「登り」が始まるといった感じです。
このあたりまで来ると、すでに落葉してしまった木が多いようです。登山道には色とりどりの葉っぱがたくさん落ちていて、頭上よりも足元のほうがにぎやかです。
ここまで、ずっと尾根の上を歩いてきましたが、ここからしばらくは尾根のすぐ南側の斜面につけられた登山道を歩いていきます。少し幅が狭いところがあります。南側は急斜面なので、落ちないように気をつけて歩きます。針葉樹が多く、先ほどまで歩いてきた尾根道よりもやや暗いです。
再び尾根の上の道に戻りました。落葉した木が多いせいか、樹林帯なのにかなり明るいですね。
登山道から右側へ少し上がったところに「霜山」という小ピークがあります。標高は1,301メートル。ずっと緩やかな登りでしたが、河口湖駅から450メートルも登ってきたようです。
霜山のピークは小さな広場で、眺望はありません。先ほどの外国人カップルが休憩していました。少し話をしましたが、ニュージーランドから来たとのこと。ニュージーランドには、富士山に似た「タラナキ山」という山があると教えてもらいました。あとで検索して画像を見てみましたが、確かに富士山にそっくりですね。
ここで行動食を少し食べて、休憩しました。
絶景ポイント「鉄塔」でススキと富士山の風流な景色を眺める
霜山の山頂から登山道に降り、三ッ峠山を目指します。少し歩くと、新倉山浅間公園からのルートとの合流点に着きました。
この合流点には、富士山側の眺望が開けた場所があり、こんな絶景を眺めることができます。気づかずに通り過ぎるともったいないので、分岐の道標を見つけたら、富士山側を見てください。
新倉山浅間公園も紅葉が素晴らしいところです。五重塔と紅葉、富士山を写真に収められるスポットとして有名です。下吉田駅から新倉山浅間公園、新倉山を経由して、この分岐に登るルートを、2年前の紅葉の時期に歩きました。以下の記事で紹介しています。
というのはさておき、先を急ぎましょう。
しばらく尾根道らしい快適な登山道が続きます。このあたりも、まだ登りは比較的緩やかで、歩きやすいです。すでに落葉している木が多いせいか、かなり明るく感じますね。
少し開けたところに大きな鉄塔が建っていますが、その鉄塔の下が富士山ビュースポットです。手前にススキがあり、秋らしい富士山を眺めることができます。
鉄塔の真下から、お約束の構図。シンメトリーの美しさ。
鉄塔の南側からは、麓の街並みも見えます。向こう側の山並みに挟まれた谷の部分に、富士急行線と中央道河口湖線が通っています。
先ほどの鉄塔から登山道を挟んで反対側に、河口湖を眺められる場所もあります。ススキと黄葉したカラマツの向こうに河口湖が広がり、その奥には西湖まで見えています。とても秋らしい風景ですね。この先、河口湖をきれいに眺められるところはあまりないので、ここでしっかりと見ておきましょう。
急な登りをクリアして木無山へ
この鉄塔を過ぎると、次第に傾斜が急になってきます。
見事に色づいたモミジがポツンと。だいぶ標高が上がっているはずですが、日当たりの良い尾根なので、紅葉するのが遅いのかもしれません。
しばらく歩くと、一か所、急な登りがあります。ここの登りはそれほど長くは続かないので、サクッとクリアします。
しばらく緩やかな登りになりますが……
木無山への本格的な登りが始まります。ここはそれなりに長いので、ゆっくり登っていきます。登山道が広いところはジグザグに登るといいですね。
標高がどんどん上がっていくせいか、落葉広葉樹の葉はすっかり落ちてしまっていて、冬の装いです。空がよく見えて、登山道全体が明るくなっています。
急登を登りきると、樹林帯が途切れて、笹原のようなところに出ます。ここまでくれば、木無山まではあと少し!
三ッ峠山の3つのピークのうちの一つ、木無山に到着です! 山の名前のとおり、木が少ないです。眺望はなく、この山頂を示す案内板が立っているだけでした。
三ッ峠山最高峰の「開運山」山頂へ
三ッ峠山の最高峰「開運山」の山頂に向かいます。木無山からは、このような幅の広い歩きやすい道を進みます。
あちこちにベンチが置いてあり、休憩もできます。テーブルも置いてある広場からは、富士山が良く見えました。少し雲が増えてきたでしょうか? 山頂が雲に隠れないうちに三ッ峠山に到着したいところです。
三ツ峠山荘と四季楽園という二つの山小屋の前を通って、少し開けた広場に出ると、目の前に三ッ峠山の山頂が見えてきました。アンテナが林立しているところの先が山頂です。
山頂へは階段が整備されていて歩きやすいのですが、ここまで登ってきたあとの階段はなかなかキツイのです。何度登っても、ここはキツい(笑)
何とか階段を登りきって、三ッ峠山最高峰の「開運山」に登頂! 山頂はたくさんの人で賑わっていました。
三ッ峠山山頂から富士山や南アルプス・八ヶ岳の絶景を眺める
三ッ峠山の山頂は狭いですが、眺望はまさに一級品! まず、何といってもこの富士山の眺めですね。富士山に近いうえに、富士山までの間に遮るものが何もないので、山頂からすそ野までとてもきれいに見えます。
日帰りで三ッ峠山に登ると山頂に着くのがお昼ごろになるのですが、やや逆光気味なのが、唯一、残念なところでしょうか。三ッ峠山から見て富士山は南の方に見えるので仕方がないのですが……。
富士山と反対側、北側の眺望も素晴らしいです。甲府盆地を囲むように、左側に南アルプス、右側に八ヶ岳が見えています。そして、よく見ると、甲府盆地の奥には、雪をたたえた北アルプスまで見えました。八ヶ岳の手前の山並みは奥秩父でしょう。
南アルプスの名峰、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳などがずらっと並びます。
八ヶ岳もきれいに見えます。八ヶ岳の手前の山並みは奥秩父です。
三ッ峠山荘前で富士山を眺めながらお昼休憩
山頂は狭いので、三ツ峠山荘まで戻ってきて、ここでお昼休憩にします。富士山を正面に眺めながらお昼を食べられるので、ここはおすすめです。
持参したカップヌードルをいただきます! 富士山を眺めながら食べるカップヌードル、何度も経験していますが、何度やってもおいしいですね。
食後のコーヒーも富士山を眺めながら。
この三ツ峠山荘前のテーブルは、お昼過ぎは登山客でいっぱいでしたが、12時半を過ぎると下山してしまう人が多く、空いてきました。
そういえば、河口湖から尾根沿いのルートで登ってくる人は少なかったのですが、山頂付近は大勢の登山客で賑わっていました。ほとんどの方は北側の三ッ峠登山口のほうから登ってくるのでしょうか。
空いてきたのでゆっくり景色を楽しむことができました。富士山の左側には山中湖がちらっと見えました。写真ではわかりにくいかもしれません。
富士急行線や中央道が通る谷を挟んでその向こうには、丹沢の山々まで見渡すことができます。
三ツ峠山荘です。公衆トイレもありますが、冬季は閉鎖されていますので、三ツ峠山荘のトイレ(200円)をお借りしました。
お昼を食べて、景色も十分に楽しんだので、遅くならないうちに下山することにしましょう。
【三ッ峠山~憩いの森公園】紅葉を楽しみながら下山
三ッ峠山からは三つ峠駅方面へ下山します。中腹以下は紅葉が見ごろで、紅葉狩りを楽しみながら下山しました。登山口から下の憩いの森公園も紅葉が見事でした。
三つ峠駅方面へ紅葉を眺めながら下山
三つ峠駅方面へと下山を開始します。三ツ峠山荘直下の急坂を下ると、屏風岩の下に出ます。日曜日ということもあって、たくさんのクライマーが屏風岩を登っていました。何度見ても、このほぼ垂直の断崖絶壁を登るなんてスゴイと思います。
しばらく緩やかに下ると、八十八大師に到着。ここから先は、急な下りが続きます。
馬返しの少し上あたりから、黄色や橙色に色づいた木が多くなってきました。
ところどころに色づきの良い木があります。この橙色に紅葉している木はブナでしょうか。
急坂をしばらく下って、少し平坦になったところが「馬返し」です。まだこの先も、急坂が続きます。
「股のぞき」まで下ってくると、紅葉している木の割合がかなり増えてきました。橙色以外に、黄色く色づいている木も増えてきて、にぎやかになってきました。
「股のぞき」に到着。二股になった木の間から、かすかに富士山が見えています。逆光気味ですし、雲が増えてきたので、写真ではわからないかも……。
股のぞきから下は、比較的緩やかな下りになります。そして、頭上はこのとおり! 紅葉のトンネルを通っての下山です。眺望がなく、いつもはさっさと下ってしまう道ですが、今日は紅葉を眺めながら楽しく下れますね。
黄色というか薄い橙色に紅葉しているのはダンコウバイでしょうか。葉っぱの上側が三つに割れているのが特徴的です。登山口近くの標高の低いところに多くありました。
登山口まで下ってきました。ここから先は車道を下っていきます。
憩いの森公園と神鈴の滝遊歩道の紅葉は見事!
このあたりは「憩いの森公園」として整備されています。曲がりくねる車道の両側には、いろいろな植物が植えられています。モミジも植えられていますが、真っ赤に紅葉していました。まさに燃えるようです。
駐車場のような広場に、モミジのトンネルがありました。このモミジの下が、車道に出る階段になっているのです。
トンネルの中から見るとこんな感じです。階段を下りながら紅葉狩りができます(笑)
途中、「神鈴の滝遊歩道」があるのでそちらへ。車道と並行しているので、遊歩道を通っても、下の方でもとの車道に合流します。
遊歩道の入口からすぐのところに「神鈴の滝」があります。滝の上には三ッ峠山が見えていますね。この山がなぜ「三ッ峠山」と呼ばれるのかが良くわかります。
神鈴の滝遊歩道にはイロハカエデが植えられていますが、紅葉が見事でした。ちょうど見ごろのようで、真っ赤に色づいています。
とてもきれいな紅葉です。こんなにきれいなのに、誰も歩いていませんでした……。
「神鈴の滝遊歩道」の下側の入口に到着。ここからは再び車道を下っていきます。この時期、紅葉が本当に見事ですので、秋の三ッ峠山に登る際に立ち寄ってみると良いと思います。
「三ッ峠グリーンセンター」で温泉とビール!
車道を下っていくと、三ッ峠山の形を模した公衆トイレがあります。面白いですね。
三ッ峠グリーンセンター近くのモミジもきれいに紅葉していました。
三ッ峠グリーンセンターでゴールです。というのも、この「登山パック」を注文して、温泉に入り、ビールを飲んだ後、三つ峠駅まで送迎してもらうからです。
半年前に来たときより100円値上げされていましたが、それでもお得ですね。
三ッ峠グリーンセンターに到着。三ッ峠山の帰りには必ず立ち寄ります。たいていは週末の土曜日か日曜日なのですが、なぜかいつも空いています。というよりも、三ッ峠山から三つ峠駅側へ下る人がとても少ないようです。
温泉で汗を流したあとは、ビールとおつまみで乾杯! 三つ峠駅への送迎は、乗りたい電車の時間にあわせて送ってくれますので便利です。
三つ峠駅から富士急行線の電車に乗って帰宅しました。
距離は長くても比較的歩きやすい天上山から三ッ峠山へのコース
ということで、4回目の三ッ峠山に行ってきました。
河口湖駅から天上山を経由してのコースは初めてでしたが、距離は長いものの、急登や危険箇所は少なく、歩きやすい印象です。木無山直下の登りだけは少しキツイですが、それ以外は、ほとんど緩やかな登りです。
お天気に恵まれて、三ッ峠山山頂から迫力ある富士山を眺めることができましたし、南アルプスや八ヶ岳もくっきり見えました。そして、この時期は紅葉が素晴らしい! 天上山アジサイハイキングコースの紅葉はもちろんのこと、三つ峠駅方面へ下る登山道の紅葉もきれいでした。憩いの森公園のモミジも素晴らしく、紅葉も満喫することができました。
富士山ビューの山として有名な三ッ峠山ですが、麓の紅葉も素晴らしいので、秋の三ッ峠山にぜひ登ってみてください。
今回の主な登山装備
- メリノウールの長袖アンダーシャツ(モンベル)
- 化繊の長袖シャツ(ワークマン)
- トレッキングパンツ(モンベル)
- 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
- ザック(グレゴリー ZULU30)
- レインウェア上下 ※利用せず
- ソフトシェル(モンベル)
- 膝サポーター(ザムスト EK-3)
- 飲み物(お湯750ml+ペットボトル500ml×2本)
- お昼ご飯(カップヌードル1個)、行動食
- ファーストエイドキット
- ヘッドライト
11月の河口湖周辺は冷えるのかと思いましたが、行動中はメリノウールのアンダーシャツと化繊の長袖Tシャツの2枚で十分でした。登山口までの行き帰りと、お昼休憩中だけソフトシェルを羽織りました。
だいぶ涼しくなってきたので、モンベルのアルパインサーモボトルに熱湯を入れて持っていきました。朝5時前に自宅で熱湯を入れていきましたが、お昼過ぎでも十分にカップヌードルを作れるくらいの温度はあります。コーヒーを淹れるのにも十分ですね。お湯を沸かす手間と時間が不要なので、とても便利で愛用しています。
以上、「【三ッ峠山】天上山の紅葉と三ッ峠山山頂からの富士山の眺めを楽しむ紅葉登山!」でした。富士山の眺めと紅葉の両方を満喫できて、とても良い山行になりました。
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2022年のゴールデンウィークに、中央本線の笹子駅から、本社ヶ丸~清八山を経由して三ッ峠山まで縦走したときの記録です。距離は今回とさほど変わりませんが、累積標高が1800メートル越えと、日帰り登山にしてはなかなかハードなコースです。
2020年夏に初めて三ッ峠山に登った時の記録です。三つ峠駅からのピストンで登りましたが、猛暑と初めての標高差1200メートルに、かなりバテてしまいました。
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