奥秩父の名峰、金峰山に登ってきました。瑞牆山荘からのピストンですが、山頂下にある金峰山小屋で1泊のゆったり行程。金峰山への稜線歩きと、山頂からの大展望はもちろんのこと、素晴らしい日没とご来光も見ることができて、満足度の高い登山になりました。
この記事では、初日の瑞牆山荘から金峰山までの登山の様子を紹介します。
日本百名山にして奥秩父の名峰「金峰山」へ
金峰山は奥秩父山塊にある日本百名山の山。標高は2,599メートルで、山梨県と長野県の県境に位置します。山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と呼ぶそうです。
これまで何度も登ろうと計画しては、お天気などの都合で断念してきた金峰山。今回、ようやく登ることができました。
当初は、富士見平小屋でテント泊をして、初日に瑞牆山、2日目に金峰山に登る計画を立てていました。ただ、前日の天気予報で、初日は快晴に近い好天が期待できる反面、2日目は曇りがちの予報。瑞牆山には登ったことがあったので、本命の金峰山を好天の日に登りたいと思い、金峰山小屋での小屋泊にして、初日に金峰山に登る計画に変更したのでした。
結果的にこの変更は大成功で、初日は、朝から夜までほとんど雲が出ない快晴の下、金峰山からの絶景を楽しむことができました。
今回のコースは以下の地図のとおりです。
瑞牆山荘から金峰山へのピストンです。初日、金峰山へ登る途中に鷹見岩に寄り道をしました。また、2日目の朝はご来光を見に山頂を往復。下山も巻道を使わずに山頂を経由したので、都合、3回も金峰山の山頂に登りました。
瑞牆山荘から金峰山へのルートでは、樹林帯から稜線に出る「砂払いノ頭」から金峰山山頂までの岩稜帯の稜線歩きがハイライト。金峰山山頂近くにある五丈岩を目指して、小さな岩峰が連なる気持ちの良い稜線を登っていきます。そして、山頂からの大展望! お隣の瑞牆山、すぐ近くの八ヶ岳から、南アルプス、富士山、奥秩父主脈の稜線はもちろんのこと、北アルプスや中央アルプス、御嶽山、浅間山、日光連山など、関東甲信越のあらゆる山を一望できる素晴らしい眺望でした。
主な行程は以下のとおりです。
- 1日目
- 10:25 瑞牆山荘 出発
- 11:05 富士見平小屋
- 12:00 鷹見岩
- 12:20 大日小屋
- 13:35 砂払いノ頭
- 14:30 金峰山 到着
- 15:20 金峰山 出発
- 15:35 金峰山小屋 到着(泊)
- 2日目
- 06:15 金峰山小屋 出発
- 06:35 金峰山 到着
- 06:50 金峰山 出発
- 07:25 砂払いノ頭
- 08:20 大日小屋
- 09:00 富士見平小屋
- 09:35 瑞牆山荘 下山
この行程に含まれないご来光を眺めるために山頂を往復した分も含めると、距離14.9km、累積標高1,650メートルでした。
金峰山登山口への公共交通機関でのアクセス
金峰山の主要な登山口への公共交通機関でのアクセス方法を紹介します。
- 瑞牆山荘
- JR韮崎駅から山梨峡北交通の路線バス「韮崎瑞牆線」(茅ヶ岳みずがき田園バス)で約1時間20分、終点の「みずがき山荘」下車
今回利用した瑞牆山荘へは、JR中央本線の韮崎駅から路線バスでアクセスできます。例年、4月~11月中旬の運行で、平日と土休日ではダイヤが異なります。
新宿駅を午前7時ちょうどに出発する特急「あずさ1号」に乗車すれば、韮崎駅で8時50分発のバスに乗車でき、瑞牆山荘には10時10分ごろに到着できます。
道路がとても狭いため、上の写真のような小型バスでの運行です。韮崎駅で座れないと、1時間20分、山道を立ちっぱなしになってしまいますので、特に週末は早めにバス停に並んだ方がいいです。
山梨峡北交通の「韮崎瑞牆線」の運行日、ダイヤなどの最新情報は、以下の山梨峡北交通のWebサイトをご確認ください。
- 大弛峠
- JR塩山駅から栄和交通のツアーバス(要予約)で約1時間25分、終点「大弛峠」で下車
- ツアーバスは例年6月~10月の土曜日、日曜日、祝日に運行
金峰山の東側にある大弛峠へは、栄和交通バスのツアーバスでアクセスできます。ツアーですので、事前に予約が必要となります。詳しくは、以下の栄和交通のWebサイトをご確認ください。
- 廻り目平
- JR小海線の信濃川上駅から川上村営バスで約35分の「川端下」バス停下車、徒歩約1時間(またはタクシー利用)
長野県側の廻り目平へは、JR信濃川上駅から、川上村営バスでアクセスできますが、バス停から1時間ほど歩くことになります。
川上村営バスの時刻表は、川上村のWebサイトをご確認ください。
【瑞牆山荘~富士見平小屋】ツツジが咲く樹林帯を登って富士見平小屋へ
瑞牆山荘を出発して、ツツジが咲く樹林帯を登っていきます。途中、瑞牆山の雄姿を眺め、水場で冷たくておいしい水を補給して、富士見平小屋に到着です。
茅ヶ岳みずがき田園バスで瑞牆山荘へ
新宿駅を午前7時に出発する「あずさ1号」に乗って約1時間半、韮崎駅で下車して、瑞牆山荘行きの「茅ヶ岳みずがき田園バス」に乗車します。平日だったこともあり、ちょうど座席が埋まるくらいの人数でした。
バスの車窓から富士山や壁のように立ちはだかる南アルプスを眺めながら、次第に山道へ。増富温泉郷から先は車がすれ違うのも困難な道を走り、瑞牆山荘に到着しました。
瑞牆山荘横のトイレの近くで支度とトイレを済ませ、午前10時半少し前に出発です。
ちなみに、瑞牆山荘前には飲料の自動販売機があります。水であれば、富士見平小屋下の水場が冷たくておいしいのでおすすめです。
ツツジが咲く樹林帯を登る
瑞牆山荘前の登山口から樹林帯の登山道へと入っていきます。最初は広々とした平坦な道を歩いていきます。
新緑が鮮やかで、風も心地よく、とても気持ちの良い山歩きです。まあ、平坦なのはここくらいですが……。
次第に登りになり、林道を横切ると、登りはさらに急に。このあたりからツツジがきれいに咲いていました。ツツジを眺めながらも、どんどん急になる登山道を登っていきます。
しばらくツツジが咲く登山道を登っていくと、瑞牆山の展望台に到着! いつ見てもカッコイイ瑞牆山です。瑞牆山には、2年半前、初めてのテント泊の時に登りました。その山容だけでなく、途中の登山道もまさに「岩山」で、大きな岩を一生懸命乗り越えて登っていく、アスレチックのような道でした。
このときは10月下旬、紅葉の中を登っていったのでした。瑞牆山山頂からの景色も素晴らしかったです。今回は瑞牆山はパスして、本命の金峰山に絞りました。
おいしい水を補給して富士見平小屋で小休止
瑞牆山を望む展望台から少し登ると水場があります。ここの水は冷たくておいしいのです。まだ30分ちょっとしか登っていないので、水はあまり消費していませんが、冷たい水を補給していきました。富士見平小屋でテント泊をするときも、この水はとてもありがたいです。
瑞牆山荘から40分ほどで、富士見平小屋に到着。平日のせいか、前日が雨だったせいか、テント場にはほとんどテントが見当たりませんでした。
富士見平小屋の入口横にある「富士山ビュースポット」から富士山を眺めてみました。頭の部分だけが少し見えますね。瑞牆山荘へのバスからも富士山が見えましたが、昨夜、雪が降ったのか、山頂付近はまた白くなったようです。
富士見平小屋のトイレをお借りして、水分補給を済ませたら、金峰山に向けて出発です。
【富士見平小屋~大日小屋】苔生した登山道を歩き、絶景の鷹見岩に寄り道
富士見平小屋からは初めて歩く道です。山腹の斜面をジグザグに登ると、奥秩父らしい苔生した針葉樹の森へ。しっとりとした雰囲気の中、比較的平坦な道を歩き、途中の鷹見岩に寄り道。これから登る金峰山や瑞牆山、富士山、南アルプスなどの絶景を楽しむことができました。
苔生した針葉樹の森を歩く
富士見平小屋のトイレの横から金峰山への登山道が続いています。
最初は山腹の緩い登りから。このあたりもところどころでツツジが咲いていました。登山道は石が多めですが、歩きやすいです。
次第に傾斜が急になり、斜面をジグザグに登る道へ。直登すると急ですが、道に沿って歩けばそれほどキツくはありません。
斜面のジグザグ道を登りきると、針葉樹の森へ。苔生した岩が多く、しっとりとした、奥秩父らしい雰囲気の森の中を歩いてきます。傾斜は比較的緩やかで、平坦なところもあります。
しばらく針葉樹の森を歩いていくと、鷹見岩への分岐があります。鷹見岩は大きく突き出た岩で、その上に登ることができるようです。分岐のところでお会いした方が鷹見岩へ寄るというので、ご一緒させていただくことにしました。
鷹見岩からの絶景を満喫!
分岐の近くにザックをデポし、カメラとスマホだけを持って鷹見岩へ。シャクナゲのトンネルのような道を10分ちょっと登り、最後に鎖場を超えると、鷹見岩の上に到着です。
鷹見岩からの眺望はまさに絶景! 東側にはこれから登る金峰山の稜線が見えます。五丈岩の奥に見えるところが山頂のようですね。まだまだ遠いです。
その金峰山の南側には富士山! 鷹見岩からはまさに360度の眺望を楽しめます。
西側には瑞牆山と八ヶ岳です。瑞牆山は距離が近いだけあって、なかなかの迫力! そして、八ヶ岳はほぼすべてのピークを望むことができます。
鷹見岩山頂にあった三等三角点です。気まぐれに登った鷹見岩ですが、思わぬ絶景に大満足でした。分岐からの往復と景色を眺める時間を含めても30分ほど。時間と体力に余裕があれば、ぜひ寄ってみてください。
針葉樹の森を抜けて大日小屋へ
分岐まで戻って、金峰山に向けて再出発です。分岐から少し歩くと針葉樹の森から開けたところに出ます。ここが大日小屋です。
頭上を見上げると大きな岩がそそり立っています。「大日岩」のようです。
そして少し下には小さな小屋が建っています。あれが「大日小屋」でしょう。無人の小屋ですが、テント泊もできるようになっています。富士見平小屋のテント場のほうがずっと居心地が良いので、ここでテント泊する人は多くなさそうですが……。
【大日岩~砂払いノ頭】樹林帯の急登を登って稜線へ!
大日小屋から大日岩の下へ登り、再び針葉樹の苔生した樹林帯へ。次第に急になる道を登りきると、樹林帯から稜線に出る「砂払いノ頭」に到着です。砂払いノ頭からは富士山や八ヶ岳、南アルプスを望むことができます。
鎖場とシャクナゲの急登を登って大日岩の下へ
大日小屋からは再び樹林帯の登りへ。ここまではそれほど急登はありませんでしたが、大日小屋から大日岩の下までは、急登が続きます。このあたりは水の流れがあり、登山道が濡れているところが多いので、滑らないように登っていきます。
1つ目の鎖場です。傾斜はそれほど急ではなく、鎖がなくても登れそうではありますが、岩が濡れていて滑りそうなので、鎖をつかんで登っていきます。
この鎖場があるあたりは、シャクナゲがたくさん咲いていました。鷹見岩へ登るところでも少し咲いていましたから、5月下旬の今頃は、このあたりの標高で見頃なのかもしれません。
見事に咲き誇っています。シャクナゲを眺めながら登っていきます。
2つ目の鎖場は、大日岩のすぐ下! ここは岩が乾いていて、鎖の右側のほうから、鎖を使わなくても簡単に登ることができました。この岩場は、そのまま大日岩まで続いているのかな?
岩場を登りきったところが大日岩のすぐ下です。垂直にそそり立つ巨大な岩に圧倒されます。この大日岩、クライミングで登ることもできるのだそうです。大日岩の上からどんな景色が見られるのかは興味がありますが、ゆるハイカーの私には登るのは不可能です(笑)
樹林帯の急登を超えて稜線に出る「砂払いノ頭」へ
八丁平と金峰山への分岐です。八丁平はここから大日岩を超えて北側にあるようですが、地図では破線のバリエーションルートになっています。金峰山方面へ向かいます。
最初は平坦な道か緩い登りですが、次第に傾斜が急になっていきます。なかなか樹林帯から抜けられず、精神的にもツラい頑張りどころです。ここを登り切れば稜線に出ることができるので、あとひと踏ん張り!
そして、ようやく稜線へ! 樹林帯から抜けて稜線に出たところが「砂払いノ頭」です。金峰山の山頂まではあと60分とありますね。ここからは稜線歩きなので、楽しみです。
砂払いノ頭で絶景を眺めながらの小休止
砂払いノ頭はこんな感じ。このあと、ここを登っていくことになります。が、その前に……
大きな岩の上に腰かけて小休止。目の前には富士山がドーンと見えています。甲府盆地から見ると頭の部分しか見えませんが、ここは標高2,400メートル! すそ野の下のほうまできれいに見えますね。
瑞牆山や八ヶ岳の眺めも見事です! 右側に見える岩峰が瑞牆山、その左側の三角の山が飯盛山、その左側の小さな岩が鷹見岩でしょうか。
甲府盆地とその向こうに聳える南アルプスも一望です! すでに13時半ですが、全くガスが出てくる気配がなく、とても良いお天気が続いています。このまま、山頂に着くまでこの天気だといいなと思いつつ、出発することにします。
【千代の吹上~金峰山】岩稜帯の絶景稜線歩きを満喫して金峰山の山頂へ!
砂払いノ頭からは、山梨県側が切れ落ちた「千代の吹上」と呼ばれる岩稜帯の稜線を登っていきます。大きな岩が多く、樹林帯のようには歩けませんが、危険なところはほとんどなく、次第に近づいてくる五丈岩を眺めながらの絶景登山が続きます。
山梨県側が断崖絶壁の「千代の吹上」を登る
砂払いノ頭から少し登ると、金峰山の山頂までの見事な稜線が目の前に! 少し出っ張った五丈岩の左側にあるのが山頂のようです。そこまでの稜線には、小さな岩峰がいくつかあり、それを超えていくことになりそうです。
手前の岩峰の右側が切れ落ちていますが、このあたりが「千代の吹上」です。
稜線の山梨県側(南側)が断崖絶壁になっています。断崖のあいまから富士山を見ることができる場所もあります。
「千代の吹上」は、次のような伝説から付けられた地名だそうです。麓に住んでいた大工の夫妻が女人禁制の金峰山に登った時に、神の祟りにより妻の千代がこの断崖から滑落してしまいました。そこで夫が祈り続けると千代が断崖の下から吹き上げられて戻ってきました。この伝説にちなんで「千代の吹上」と呼ばれているそうです。こんな伝説を知っておくと、また登山の楽しみが増えますね。
断崖絶壁で登るのが怖そうに見えますが、登山道は断崖とは反対側の長野県側(北側)を通っているところが多いので、ふつうに登っていれば、滑落を心配するようなところはほとんどありません。
鎖場もありますが、それほど難しくはありません。
金峰山の稜線は岩稜帯ではありますが、全体的に難易度は低め。それでも、ハイマツ帯の中、大きな岩や石がゴロゴロした稜線歩きを体験できますので、北アルプスや八ヶ岳の岩稜帯に挑戦する前に、金峰山に登っておくとよいかもしれません。
だいぶ五丈岩が近づいてきました。この写真からわかりますが、登山道は稜線のやや北側(長野県側)にあります。北側は傾斜が緩やかで、ハイマツ帯もありますので、安心して歩けます。とはいえ、大きな岩が多く、急登には違いないので、それなりにしんどくはありますが……。
岩稜帯の稜線を登りきって五丈岩に到着!
五丈岩への最後の登りの手前に、金峰山小屋への巻道がありました。今日は金峰山小屋に止まりますが、素晴らしいお天気ですし、いったん山小屋に入ってしまうと登るのも面倒になりそうなので、まずは山頂を目指すことにしましょう。
金峰山山頂への最後の登りです。危険ではないですが、それなりにキツイです。
上のほうは大きな岩や石がゴロゴロ。浮石が少なめなのが救いでしょうか。
登りきると、五丈岩の横を通ります。遠くからも目立つほどですから、近くで見るとかなり迫力があります。この五丈岩も、瑞牆山や大日岩と同じく、花崗岩でできています。
五丈岩の横の木々が白くなっていますが、昨夜の雨(雪)で付着した氷のようです。今朝は冷え込み、金峰山小屋で-3℃まで下がったそうです。登っている間にも、周囲の木々から、小さな氷というか雪の欠片のようなものが落ちてきていました。
五丈岩に到着! 五丈岩の前には鳥居がありますが、五丈岩は金峰山信仰の本宮であり御神体なのだそうです。五丈岩の周りは、昇仙峡にある「金櫻神社」(かなざくらじんじゃ)の境内になっているそうです。そんな神聖な岩ですので、登ってはいけないのだそうです。もっとも、私には登れるだけの技術はありませんが……。
金峰山山頂から360度の大展望を満喫!
五丈岩の前が山頂広場になっていて、広場を挟んで反対側が山頂です。
山頂広場には「山梨百名山」の山頂標柱がありました。奥には八ヶ岳!
岩を登って山頂近くに行くと、「甲府名山」の山頂標柱がありました。「こうふ開府五〇〇年記念事業」で2019年に立てられたもののようですね。
先ほどの山頂標柱のあたりにザックを下ろして、カメラを持って山頂付近の平らな岩に登ってみます。五丈岩のほうを見てみると、後ろには甲府盆地と南アルプスが見えています。甲斐駒ヶ岳から白峰三山あたりでしょう。
西側には、ここまで歩いてきた稜線、その向こうにひときわ目立つ岩峰の瑞牆山、そしてバックには南北に連なる八ヶ岳!
八ヶ岳の右側(北側)には、北アルプス北部の山々が見えています。白馬三山あたりのようです。
東側を見ると、奥秩父主脈の稜線が良く見えます。手前は、この金峰山から鉄山~朝日岳と続く稜線、左奥には木賊山、甲武信ヶ岳、三宝山が見えています。いつかは歩いてみたい、奥秩父の稜線です。
動画でもどうぞ。360度の大展望であることがわかると思います。
金峰山山頂からの360度の眺め
富士山→五丈岩と南アルプス→八ヶ岳と瑞牆山→奥秩父主脈の山並み→富士山 pic.twitter.com/eABUPS1Nbm
— ひさ@乗り鉄/登山ブログ (@kz_hisa) May 27, 2023
幸い風は弱く、山頂にいても全く寒くなかったので、しばらくこの景色を楽しんでいました。
こんなにお天気が良いのに、山頂には誰もいません。日本百名山の中でも人気の山を独り占め! この時間になると、日帰りの人たちは下山していますので、山頂にいられるのは金峰山小屋に宿泊する人たちだけなのです。
金峰山北面を下って金峰山小屋へ
金峰山山頂から金峰山小屋へ下ります。金峰山小屋への道は、山頂の「甲府名山」の山頂標柱の近くにあります。金峰山の北面を真っすぐ下っていきます。
すぐに金峰山小屋が見えてきます。大きな岩の横の大きい方の建物が山小屋、その右側の小さな建物がトイレです。山頂から金峰山小屋までは、結構な急斜面を下っていきます。明朝、ご来光を見るのに登るのがキツイかも、なんて思いながら……。
15時半過ぎに金峰山小屋に到着しました。こじんまりとした山小屋ですね。
今回の記事はここまで。金峰山小屋の様子や、日没、ご来光、下山の様子は、以下の記事をご覧ください。
以上、「【奥秩父】好天の稜線歩きと金峰山からの大展望を満喫する初夏の登山 ~金峰山登頂編~」でした。絶好の好天に恵まれて、金峰山山頂からの展望はもちろんのこと、砂払いノ頭から山頂までの稜線歩きも楽しめました。
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