富士五湖のひとつ、山中湖の北岸に連なる大平山~石割山のコースを歩いてきました。富士五湖周辺の山といえば、なんといっても富士山の絶景! 冠雪した冬の富士山を眺めたくて、真冬のこの時期に登ってきたというわけです。
山中湖と富士山の眺めが素晴らしい大平山~石割山コース
大平山(標高1,295メートル)と石割山(標高1,412メートル)は、山中湖の北岸に連なる山並みのピークです。他にも、長池山、飯盛山、平尾山などの小ピークもあり、これらの山々を結ぶ尾根道を歩くハイキングコースが整備されています。
今回は、山中湖の西側にある「富士山山中湖バス停」から、長池山~飯盛山~大平山~平尾山~石割山と縦走して、石割山から山中湖東側の町、平野へと下山するコースを歩きました。
それぞれの山の標高は1,200~1,400メートルと、それなりに高いのですが、登山口となる山中湖の湖畔が980メートルもあるので、標高差は400メートル程度。コースタイムも4時間程度と、登山初心者にもおすすめのコースです。
そして、このコースの醍醐味は、山中湖と、その向こうにどーんと見える富士山の絶景! 山中湖の湖畔からの眺めでも十分に素晴らしいのですが、少し標高を上げるだけで、絶景を眺めることができるコースなのです。
ちなみに、今回は、平野に宿泊して、翌日の山中湖南岸の山も歩いてきました。その様子は別の記事で紹介します。
今回の行程は以下のとおりです。
- 09:30 富士山山中湖バス停 出発
- 09:45 大出山入口バス停
- 10:15 長池山
- 10:20 飯盛山
- 10:40 大平山 到着(お昼休憩)
- 11:10 大平山 出発
- 11:30 平尾山
- 11:55 石割山 到着
- 12:15 石割山 出発
- 12:30 石割神社
- 13:10 石割の湯 下山
距離は約10km、累積標高(登り)は720メートルでした。
大平山・石割山の登山口への公共交通機関でのアクセス
大平山、石割山の登山口へは、路線バスでアクセスすることができます。
- 大平山登山口
- 大出山入口バス停(富士急行バス ふじっ湖号)
- 富士山山中湖バス停(富士急行バス ふじっ湖号、高速バス 新宿~富士五湖線)
- 石割山登山口
- 石割山ハイキングコース入口バス停(富士急行バス ふじっ湖号)
それぞれの登山口の最寄りのバス停へは、富士急行線の河口湖駅、富士山駅から、富士吉田・忍野八海・山中湖を周遊する路線バス「ふじっ湖号」を利用するのが便利です。
河口湖駅、富士山駅からは1時間に1本のバスが運転されていますが、山中湖を左回りで走る便と、右回りで走る便があります。富士山山中湖バス停はどちらの便も通りますし、石割山ハイキングコース入口バス停は、左回りでも右回りでも所要時間はそれほど変わりません。
「ふじっ湖号」の時刻表については、以下の富士急行バスのWebサイトをご確認ください。
東京方面から山中湖へは、富士急行バスと京王バスが運行する高速バス(富士五湖~新宿線)が便利です。河口湖止まりの便と、山中湖まで行く便があります。山中湖への便を選ぶと、乗り換えなしで登山口の近くまで行けますので、とても便利です。
今回は、バスタ新宿を午前7時15分に出発する山中湖旭日丘行きのバスに乗って、富士山山中湖バス停で下車しました。大平山の登山口に一番近いバス停は「大出山入口バス停」ですが、高速バスはこのバス停には止まりません。ただ、歩いても15分くらいの距離ですので、あえて「ふじっ湖号」に乗り換える必要はないでしょう。富士山を眺めながら山中湖の湖畔を歩けば、あっという間です。
【山中湖畔】富士山山中湖バス停からスタート!
バスタ新宿から山中湖旭日丘行きの高速バスで2時間ちょっと。山中湖の湖畔にある富士山山中湖バス停で下車して、登山スタートです。
バスタ新宿から高速バスで富士山山中湖バス停へ
朝7時15分にバスタ新宿を出発する山中湖旭日丘行きの高速バスに乗車。平日ということもあってか、乗客は7名のみ。空いていて快適なバスで約2時間。山中湖の湖畔にある富士山山中湖バス停で下車しました。
富士山山中湖バス停には何もないですが、すぐに山中湖の湖畔に出られます。バス停のベンチで軽く支度をして、出発します。
山中湖の湖畔を歩いて別荘地へ
山中湖の湖畔を歩いていきます。遊歩道が整備されていて快適に歩くことができます。そして、振り返ると富士山がどーん! さすがに富士五湖、富士山の迫力がすごいです。今年は富士山の雪が多く、かなり下のほうまで雪化粧していました。
富士山を眺めつつ、15分ほど湖畔の遊歩道を歩くと、大出山入口のバス停に到着。ここから、山のほうへと入っていきます。とはいっても、最初は車道を登っていきます。
周囲は別荘地になっているようです。真冬だからなのか、平日の朝だからなのか、人気がありませんでした。標高の高い山中湖の湖畔ですから、やはり避暑地という感じなのでしょうか。
湖畔から結構な坂道を20分ほど登ると、大平山への登山口の入口があります。
この日は寒波のピークで、バス停出発時の気温はマイナス4℃。メリノウールのアンダーと化繊の長袖シャツの上に、フリースとソフトシェルを着て歩き始めましたが、あっという間に暑くなってしまったので、ここでソフトシェルを脱ぎました。
【長池山~大平山】富士山を眺めながら緩やかな尾根道を登る!
登山口からは、整備された登山道を歩いて、長池山、飯盛山と小ピークを過ぎていきます、振り返ると富士山が見えるようになってきて、長い階段を登りきると広い山頂の大平山に到着です。
緩やかな登山道を登って長池山へ
登山道に入ると、最初はV字にえぐれたような道が続きます。そこそこ広さはあるので歩きにくくはないのですが、雨のあとはぬかるみそうな道です。この日は乾いていたので、問題なく歩けました。
このハイキングコースは、あちこちにエスケープできるルートがあります。山中湖からすぐなので、ルートも多いようです。分岐には必ずと言ってよいほどわかりやすい道標があるので、まず迷うことはないでしょう。道も明瞭ですので、安心して歩くことができます。
携帯の基地局でしょうか? アンテナのようなものが立っているところが長池山のようです。このアンテナの設備以外には何もないので、先に進みます。
先ほどのアンテナのすぐ近くの道標に「長池山」とありました。次のピークは道標にあるとおり、飯盛山です。道標によって、大平山だったり、飯盛山だったり、これから向かう先のいろいろな山の名前が出てくるので、登り始める前にルート上の山の名前を覚えておくと安心です。
もっとも、基本的には真っすぐ進むだけなので、迷いようもないのですが。
振り返ると富士山が美しい飯盛山
長池山から少し歩くと、ススキが生い茂る開けた場所に出ました。前方には、これから向かう大平山が見えています。
長池山から10分もしないうちに、次のピークの飯盛山に到着しました。これは振り返って撮った写真ですが、道の向こうに富士山がきれいに見えています。
このハイキングコースは、山頂だけでなく、コース上でも眺望が良い場所が結構あります。今回のように大平山→石割山の方向(山中湖の西側から東側へ向かう方向)では、富士山が後ろ側になってしまうので、逆コースのほうがよかったかもしれません。
飯盛山からいったん下り、再び長い階段を登ります。いくつもピークを通過していくので、多少のアップダウンはありますが、急登はほとんどなく、階段も整備されているので、本当に歩きやすいコースです。
そして、この階段を登りきると、大平山に到着です。
【大平山~平尾山】広い山頂の大平山で絶景を眺めながらのお昼休憩!
大平山はこのハイキングコースで最も山頂が広く、ベンチや東屋もあって、休憩にぴったり。山中湖と富士山を眺めながらお昼休憩にします。
広い山頂の大平山で富士山を眺めながらお昼休憩!
大平山の山頂からの眺めは本当に素晴らしいです。標高は1,295メートルと、山中湖から300メートルくらいしか登っていないのですが、湖畔からの景色とはまったく違う角度から富士山を眺めることができます。
今回の山中湖北岸のコースでは、この大平山からの景色が最も良かったです。
富士山の北側には、南アルプスの高峰が連なります。寒波のせいで気温は低いですが、その分、空気が澄んでいるようで、雪をかぶった山々をはっきりと眺めることができます。
山中湖と富士山を見渡せるベンチに座って、カップヌードルのランチ! これまでの山頂ランチで、もっとも大きな富士山を眺めながら食べるカップヌードルになりました(笑)
弱い風がありましたが、登り始めるときにザックにしまったソフトシェルを羽織っていれば、休憩中でもまったく寒くはありませんでした。
広い山頂で絶景を眺める贅沢なひととき
大平山の山頂の様子です。かなり広い山頂で、ベンチもいくつかあります。上のほうには東屋までありますので、このハイキングコースでお昼休憩をとるなら、この大平山がおすすめです。石割山のほうが標高が高いのですが、山頂はあまり広くないのです。
山中湖の対岸の山々も見渡せます。左側のススキに覆われた山の山頂は「鉄砲木ノ頭」、その右隣りが三国峠をはさんで三国山です。翌日はこのルートを歩きました。
山中湖と富士山の眺め。ずっと眺めていたくなります。大平山は、石割山よりも山中湖に近いので、山中湖と富士山を一緒に眺めることができます。石割山は、山中湖から少し離れてしまうのですよね。
大平山山頂からの眺めを動画でもどうぞ。
山中湖と富士山の、そして、南アルプスの眺めが素晴らしいことがわかると思います。
もっとここで景色を眺めていたいのですが、そろそろ次の山に向かいましょう。次は、平尾山を経由して、石割山へ向かいます。
平尾山からの富士山も素晴らしい!
大平山から少し下ると、前方にこれから歩く道が見えてきました。その向こうに見える山が、これから向かう石割山です。これから歩く道も気持ちよさそうです。
後ろを振り返ると、先ほどまで休憩していた大平山と、その向こうに富士山が見えていました。もう少し下ると、富士山は隠れてしまいそうです。
ひとしきり下ると、歩きやすい樹林帯のトレイルが続きます。低い木が頭上を覆っているので、初夏以降は緑のトンネルのようになりそうですね。今の時期は葉っぱがないので、日の光が差し込んできて明るいです。
長い階段が出てきました。ここを登り切れば、次のピークに到着しそうです。
このハイキングコースは、多少のアップダウンはありますが、それはピークの前後だけで、他のところはかなり平坦に近い感じですね。
大平山から25分くらいで、次のピークの平尾山に到着しました。平尾山の山頂は狭いですが、ススキの向こうに山中湖と富士山を望む景色はなかなか良かったです。富士山の右手前にある低い山が大平山です。
少し景色を眺めて、写真を撮ったので、すぐに先に進みます。
【平尾山~石割山】急登を登り切った石割山からの絶景を満喫!
平尾山の次は、いよいよこのコースの最高峰、石割山を目指します。石割山の山頂直下は滑りやすい急登。ここを登り切れば、最高峰からの絶景が待っています。
石割山山頂直下の急登に挑戦!
平尾山から少し下ると、しばらくはこのような歩きやすい道が続きます。この分岐を右へ曲がると、石割山を経由しないで、平野へと下山できるようです。石割山の前後はかなり急坂で滑りやすいので、初心者の方はこのルートを使って石割山を回避することができます。
斜面の北側に入ったのか、少し風が強くなってきました。登山道の南側は笹で覆われていますが、北側は針葉樹林ですね。北側から冷たい風が吹いてきました。
ここまで非常に歩きやすい道が続いていたのですが、石割山の山頂直下までくると様相が一変します。かなりの急登を登っていくことになります。
これくらいの急坂は低山でもよくあるのですが、ここは土だけの道で、足をかけるところがないので難儀します。岩や木の根っこがあれば、それを頼りによじ登っていけるのですが、土だけだと、足でかなり踏ん張らないとずるずると滑り落ちてしまうのです。急なところにはロープがあるので、それも使いながら登っていきます。
とはいえ、それほど長く続くわけではなく、石割山山頂直下だけ。登りで10分くらいの距離でした。
石割山山頂から歩いてきた尾根道と富士山を眺める!
急登を登り切って、石割山の山頂に到着です!
山頂からは富士山を正面に眺めることができます。富士山の手前の低い山並みは、先ほどまで歩いてきた山中湖北岸の山々です。
石割山山頂の様子です。大平山のように広くはないですが、人が少なければ休憩することはできるくらいの広さはあります。ただ、ベンチなどはないので、レジャーシートなどを持って行ったほうがよいでしょう。
石割山からはこれまで見えなかった北側の眺望もあります。雁ヶ腹摺山や滝子山など、大月周辺の山々が良く見えました。
石割山から眺めると、山中湖と富士山の位置関係はこんな感じです。石割山は、大平山などに比べると、山中湖の湖畔から少し離れているので、これまで歩いてきた尾根の向こう側に眺める形になります。
石割山山頂からの眺めを動画でもどうぞ。
急坂を下って石割神社へ
石割山山頂からの眺めを存分に楽しんだあと、少しだけ水分補給の休憩をとって、下山を開始します。山中湖東側の平野の町へと下ります。
石割山山頂から、八合目にある石割神社までは、かなりの急坂が続きます。大平山や平尾山の尾根道からのルートに比べると、平野からの登山道のほうが急坂が長いです。
今度は下りになるので、滑らないように慎重に下っていきます。
木の根っこがえぐれて、大きな段差になっているところもあります。登りなれていればたいしたことはないですが、登山初心者だとちょっと焦るかもしれません。
10分ちょっと下ると、石割神社に到着です。石割神社の御神体は、社の右側に見える大きな岩です。
大きな岩が割れたような割れ目があります。幅はかなり狭いですが、ここを3回通ると幸運が開けるといういわれがあるそうです。
石割神社のすぐ下側には、桂(かつら)の巨木が立っています。御神木として崇められてきたそうです。桂の木は湿地を好むそうで、このような山の中にある場合には、その下に水脈があるそうです。実際、ここには相模川の支流の桂川の源流があるそうです。
「石割の湯」で温泉とビール!
石割神社まで下りてくれば、あとは緩やかな道が続きます。登山道の幅も広くて、快適に歩けます。
しばらく下ると、避難小屋がありました。避難小屋というよりは、東屋のようです。屋根があるので、雨風は防げそうですが、寒さを防ぐことはできなそうです。もっとも、ここまでくれば、あとは林道のような道を下るだけで町に下りることができるので、避難小屋のお世話になることはあまりなさそうではありますが。
この東屋のような避難小屋があるところで、道が分かれます。どちらから下っても平野の町に下りられそうですが、途中にある「石割の湯」に寄っていきたいので、東屋の奥にある道を下っていきます。
ここから先も、このような幅の広い、緩やかな道を下っていきます。
道なりに下り、車道に出ると、すぐに日帰り温泉「石割の湯」に到着です。
石割の湯は、pHが10.2というアルカリ性の温泉です。温泉につかると、肌がつるつるします。ただ、お湯そのものは穏やかというか滑らかな感じで、長時間つかっていても疲れない感じでした。
温泉で汗を流して温まったあとは、ビールで乾杯! おなかもすいていたので、具がたくさんのった「石割そば」を食べました。
このあとは、湖畔にある平野の町まで歩き、宿にチェックイン。一休みしてから湖畔に向かうと、すでに日没を迎え、夕焼けの富士山を眺めることができました。
ここ数日の寒波のせいか、山中湖の湖畔に近いところは凍っていました。砕けた氷が湖畔に押し寄せ、波で揺られてギシギシと音を立てていたのが印象的です。
前述のとおり、翌日は、山中湖南岸の鉄砲木ノ頭~三国山~大洞山~籠坂峠の三国山ハイキングコースを歩きました。その様子は、別の記事で紹介します。
山中湖と富士山の絶景を楽しめるハイキングコース!
ということで、大平山~石割山のハイキングコースを歩いてきました。
富士山を眺められる山にはたくさん登ってきましたが、やはり富士山に近いだけあって、迫力が違いますね。今回歩いてきた山中湖北岸のハイキングコースは、山頂やピーク以外でも、あちこちから富士山を眺めることができます。
富士山に近い山は、できるだけ冬の空気が澄んだ時期に登りたいと思っていましたが、今回はお天気に恵まれて、絶景をながめることができました。富士山だけでなく、南アルプスまでくっきりでしたし。
上の登山記で紹介したように、石割山の山頂直下は急登で滑りやすいですが、それ以外はとてもよく整備されていて、歩きやすいコースでした。コースタイムも4時間程度、距離は10km程度、標高差も400メートル強と、登山初心者でも挑戦しやすいコースだと思います。
今回は、山中湖の湖畔に1泊しましたが、下山後に平野のバス停から高速バスに乗れば、東京からの日帰りもできます。
今回の登山装備
- メリノウールのアンダーウェア(モンベル)
- 化繊の長袖シャツ(ワークマン)
- フリース(モンベル)
- コンパクトダウン(ユニクロ)
- ソフトシェル(モンベル)
- トレッキングパンツ(モンベル)
- メリノウールのタイツ(ワークマン)
- 登山用靴下(FITS)
- 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
- ザック(グレゴリー ZULU30)
- レインウェア上下 ※利用せず
- 膝サポーター(ザムスト EK-3)
- 飲み物(アルパインサーモボトルに入れた熱湯750ml+ペットボトル600ml)
- 行動食
- ランチ(カップヌードル)
- ファーストエイドキット
- ヘッドライト
1月上旬の最も寒い時期、それも、ちょうど寒波がやってきていて、そのピークにあたる日でしたので、防寒着を多めに持っていきました。
山中湖の湖畔で高速バスから下りた時点で気温は氷点下でしたが、風がおだやかで、それほど寒さを感じませんでした。メリノウールのアンダーに、化繊の長袖シャツ、やや厚手のフリースに、ソフトシェルを羽織って歩き始めましたが、登山口に到着したところで暑くなって、ソフトシェルをしまいました。その後は、行動中は3枚のみ、休憩中にソフトシェルを羽織るといった感じで、特に寒さを感じることはありませんでした。
ちなみに、翌日の山中湖湖畔の最低気温はマイナス13℃! 翌朝はさすがに寒かったので、コンパクトダウンも着て行動を開始しました。もっとも、すぐに脱いでしまいましたが。
以上、「【富士五湖】山中湖北岸、大平山~石割山のプチ縦走! 冬の富士山の絶景を楽しむ山旅!」でした。冬の澄んだ空気の中、お天気にも恵まれて、山中湖と富士山の絶景を満喫することができました。お手軽に歩けるコースですので、お天気の良い日を狙ってでかけてみてはいかがでしょうか。
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