富士五湖エリアの特徴
富士五湖の周辺、特に、河口湖と山中湖の周りには、湖畔から登れる山が多くあります。これらの山の特徴は、何といっても山頂からの富士山の眺め! 富士山に近いだけあり、とても大きくて迫力のある富士山を眺めることができます。
おすすめの季節は晩秋~冬の空気が澄んだ時期。山頂に雪をたたえた絵になる富士山を見ることができます。ただし、登山道に雪が積もることもありますので、お天気や登山道の状況を事前によく確認してから登りましょう。
富士五湖エリア レベル別おすすめの山
私がこれまでに登ってきた富士五湖周辺の山から、レベル別におすすめの山を紹介します。
初心者向けのおすすめの山
初心者には、山中湖の北岸に連なる大平山~石割山を縦走するコースがおすすめです。大平山は標高1,295メートル、石割山は1,412メートルと低くはありませんが、山中湖湖畔の登山口の時点で標高が980メートルもありますので、少し標高を上げるだけで素晴らしい景色を眺めることができます。
また、山中湖の南岸にある鉄砲木ノ頭~三国山を結ぶハイキングコースもおすすめです。鉄砲木ノ頭(明神山)からは、山中湖と富士山を一望できます。
中級者向けのおすすめの山
河口湖の東側にある三ッ峠山も、富士山ビューの山としては素晴らしいです。三ッ峠山と富士山の間には遮るものが何もないので、富士山をすそ野まできれいに見ることができます。
「三ッ峠山」は、開運山、鷹ノ巣山、木無山の3つのピークの総称です。最高峰の開運山の標高は1,785メートル。登山ルートもたくさんあり、レベルに応じて選ぶことができます。
河口湖駅から府戸尾根を登るルートは、距離は長めですが、急登が少なく歩きやすいルートです。標高差は約900メートルと中級者向けですが、危険なところはありません。一方、富士急行線の三つ峠駅から登るルートは、急登が続きます。標高差は1,200メートルにもなりますので、それなりの体力が必要となります。
富士五湖エリアへの公共交通機関でのアクセス
富士五湖エリアへは、富士急行線を利用するか、高速バスを利用してアクセスします。
- 河口湖
- 鉄道: 中央本線大月駅から富士急行線で約55分
- 高速バス: 富士急行バスで東京駅・バスタ新宿等から2時間前後
- 山中湖
- 鉄道+路線バス: 富士急行線河口湖駅から周遊バス「ふじっ湖号」で約50分
- 高速バス: 富士急行バスでバスタ新宿から約2時間15分
高速バス・路線バスの時刻表については、富士急行バスのWebサイトをご確認ください。