2024年12月上旬、奥多摩の大岳山と御前山に登ってきました。これまで、それぞれの山には何度も登ってきましたが、2座つなげて歩いたことがなかったので、今回は2座縦走にチャレンジしました。大ダワから御前山の登り返しはなかなかキツかったですが、それでも予定の時間よりだいぶ早く歩き切ることができました。お天気にも恵まれ、大岳山や御前山の山頂からは、奥多摩の山々や富士山の絶景を楽しむこともできました。
奥多摩三山のうち大岳山~御前山の2座縦走に挑戦!
奥多摩三山は、奥多摩の多摩川南岸に並ぶ大岳山(1,266メートル)、御前山(1,405メートル)、三頭山(1,531メートル)の3座の総称です。東西に幾筋もの尾根が連なる奥多摩の中でも中核を成す山々といってもよいでしょう。
奥多摩三山には、それぞれ単独では登ったことがありますし、大岳山や御前山には何度も登っています。ただ、奥多摩三山を縦走したことがなかったので、今回は2座の縦走に挑戦してみようと思ったわけです。
健脚……というか、超人の方は3座を日帰りで縦走してしまうそうですが、私にはとても無理。ということで2座、それも登りなれた大岳山と御前山をつなげて歩いてみようと計画しました。
具体的には、以下のコースを歩いてきました。
御岳山ケーブルカーの御岳山駅からスタートし、まずは大岳山に登ります。大岳山から鋸山のほうへ下り、最鞍部の大ダワを経て、御前山へ登り返します。御前山からは大ブナ尾根を奥多摩湖へ下りました。
今回の主な行程は以下のとおりです。
- 08:30 御岳山駅(御岳山ケーブルカー) 出発
- 09:30 芥場峠
- 10:00 大岳山 到着(休憩)
- 10:30 大岳山 出発
- 11:20 大ダワ
- 11:50 鞘口山
- 12:05 クロノ尾山
- 12:35 御前山 到着(休憩)
- 13:20 御前山 出発
- 13:35 惣岳山
- 14:15 サス沢山
- 15:10 奥多摩湖バス停 下山
距離は15.3km、累積標高は上り1,335メートル、下り1,640メートルでした。ひさびさにがっつり歩いた山旅でした。
【大岳山】御岳山駅から富士山の絶景が待つ大岳山へ
ケーブルカーを利用して御岳山駅まで上がりそこからスタート! 御岳山の集落を早足で抜け、大岳山の登りにかかってからもペースを落とさずに登り切り、1時間半ほどで大岳山に登頂! お天気に恵まれ、山頂からは富士山や奥多摩の山々の絶景を眺めることができました。
ケーブルカー御岳山駅からスタート!
青梅線の御嶽駅からバスで約10分の「ケーブル下」バス停へ。滝本駅から御岳山ケーブルカーに乗り込みます。このケーブルカーに乗車するのはひさしぶりです。
午前8時20分の便に乗車し、あっという間に標高800メートル超えの御岳山駅に到着しました。駅前の広場のベンチで支度を済ませます。
ここからの眺望も素晴らしいです。12月初旬ではありますが、ススキと紅葉で、御岳山は初冬というより晩秋の雰囲気。お天気も良く、風もないので、絶好の登山日和です。
御岳山駅から武蔵御嶽神社へと向かう遊歩道のあたりは、まだ紅葉が残っていました。朝の日差しを受けて、紅葉もキラキラ輝いています。
御岳山エリアを抜けて大岳山への登山道へ
御岳山の集落のあたりはかなり色づいた木が多く、まだまだ紅葉狩りを楽しめそうでした。
実は、3週間前(11月中旬)にも御岳山に登っており、そのときも紅葉が見頃を迎えていました。
都心ならともかく、12月に入って、山の上でこれほど紅葉が残っているとは思いもしなかったので、ちょっとラッキーでしたね。
武蔵御嶽神社へと続く石段を少しだけ登ります。3週間前は御岳山が目的地だったこともあり、武蔵御嶽神社に参拝しましたが、今日は長丁場となるため、神社へは寄らずに大岳山を目指します。
石段を少し登ったところから、大岳山方面への道が分岐しています。この道へ入っていきます。
遊歩道のような歩きやすい道で東屋へ
しばらくはこのような歩きやすい道が続きます。登山道というよりは遊歩道。ロックガーデンの帰りにも利用できる道なので、登山装備がなくても歩きやすいように整備されているのだと思います。
「天狗の腰掛け杉」です。いつ見ても愛嬌があって面白いですね。
奥の院口の公衆トイレです。きれいな公衆トイレです。この先、大岳神社下の公衆トイレまでありませんので、念のため、ここでお借りしていくことにしましょう。
トイレから少し歩くと東屋があります。ロックガーデンを歩き、綾広の滝の裏を登ると確かここに出るのだったと思います。
そういえば、初めて大岳山に登った時は、少し雪が降ったあとだったので、ここでチェーンスパイクを付けたのを思い出しました。
本格的な登山道を登って芥場峠へ
先ほどの東屋を境目にして、遊歩道と登山道が分かれる感じです。東屋から先は本格的な登りになります。最初は、山腹の斜面をジグザグに登っていきます。
少し登ると傾斜が緩くなります。このあたりは落葉樹が多いようで、この時期は葉が全て落ちて明るいですね。登山道に落ち葉がたくさん積もっているところもあるので、そこだけ注意です。
サルギ尾根からの道と合流する「芥場峠」(あくばとうげ)に到着。いったん、平坦で道幅の広い道になります。
サルギ尾根は、秋川側から大岳山に登るコースの一つで、2024年春に歩きました。武蔵五日市駅から小型のバスに乗って「大岳鍾乳洞入口」バス停で下車したところにある養沢神社から登ることができます。最初は急登続き、その後もアップダウンは多めですが、尾根歩きを楽しめる良いコースでした。春にはイワウチワの花も見ることができます。
芥場峠からしばらくは平坦で歩きやすい道が続きます。ずっとこんな道ならうれしいのですが、大岳山の核心部はここからですね……。
鎖場もある急登を経て山頂下の大岳神社に到着
大岳山が近づいてくると、一気に傾斜が急になります。大きな岩や石も多くなり、これまでの登山道とは様子が一変します。
あちこちに「滑落注意」の注意看板があります。この写真のように柵があったり、鎖が張られていたりと、滑落しないように登山道が整備されています。
実際は、そこまで危険なところは多くありませんが、慎重に歩くに越したことはないでしょう。
鎖が張られている岩場です。危険を感じるほどではありませんが、間違いなく「急登」なので、足を大きく上げて乗り越えていく必要があります。あとあと、足の疲労に効いてきそうですね……。
急登が続く道を登り終えると、大岳神社に到着です。旧大岳山荘や公衆トイレもあります。とりあえずここで一息。
山頂直下の岩場を登り終えて大岳山に登頂!
大岳神社の鳥居をくぐって石段を少し登ると、大岳神社のお社があります。参拝してから山頂へ向かいます。
大岳山の核心部は、山頂直下のこの岩場ですね。しばらくこんな岩場が続きます。初めて登る人は、このあたりでびっくりするんではなかろうか?
急に見えますが、足場はしっかりとしているので、難易度は高くありません。初めて大岳山に登ったとき、登山を始めて2か月くらいでしたが、それでも問題なく登ることができました。ただ、このときは、下山している最中に膝痛に見舞われて大変でしたが……。
午前10時過ぎ、御岳山駅から約1時間半で、大岳山の山頂に到着! 空は薄雲がやや多いものの、富士山もバッチリ見えています。
絶景の大岳山山頂でコーヒー休憩
少し雲がかかっていますが、富士山の眺めが見事ですね。幾重にも連なる山並みの向こうに、堂々と聳える富士山の姿がたまりません。
西側には、これから目指す御前山と、その左奥には三頭山までしっかりと見えています。御前山は、こちらからみるときれいな三角形で、その稜線は比較的穏やかですね。それでも、大ダワからの登り返しは、なかなかキツイのですが……。
南側をもう少し広角で。一番手前の山並みが浅間嶺、そのすぐ奥が笹尾根のようです。この写真では入りませんでしたが、右側の三頭山から笹尾根が延びています。さらにその奥は丹沢かな?
奥多摩は、この大岳山を含む奥多摩三山の主脈があり、さらに北側には石尾根、そして、長沢背稜が東西に連なっています。
予定よりだいぶ早く大岳山に到着できたので、コーヒーを飲みながら休憩していきます。この先は、今日のメインともいうべき御前山への縦走にかかりますので、カロリーメイトも食べて、しっかり栄養補給をしてから望みます。
大岳山山頂の様子です。とても良いお天気ですが、まだ時間が早いせいか、空いていました。休憩している間に、3~4名ほど登ってこられました。
ということで、いよいよ御前山への縦走にチャレンジします。
【御前山】大ダワからの登り返しがキツい大岳山から御前山への縦走
大岳山から鋸山方面へ下っていきます。大岳山から鋸山手前の分岐までは、それほどアップダウンもなく、左手に御前山を眺めながらの快適な山歩きです。林道が通る大ダワまで下ったあとは、御前山への登り返しへ。こちらは途中に明瞭なピークが2つあることもあり、アップダウンあり、急登ありと、なかなかハードです。
大岳山山頂直下の急坂は要注意!
大岳山から鋸山方面へ向かいます。大岳山と御前山の鞍部は、鋸山のすぐ近くにある「大ダワ」という場所で、林道と交差するところにあります。まずは、その大ダワを目指します。
御前山まで5.8kmもありますね。しかも、大岳山より御前山のほうが標高が高いため、登りの割合のほうが高いはず……。
それはともかく、大岳山山頂直下の下りは要注意です。大岳山の形を外から見ると明らかですが、山頂のぽこっと出っ張っているところは、どの方向からやってきても急坂です。
登りで使った道に比べると岩場は少なめですが、かなりの急坂、かつ、道が狭いので、慎重に下っていきます。
鎖が張られた場所もあります。鎖に頼らずとも下ることはできますが、足元が滑りやすいので注意です。
ひとしきり急坂を下り終えると、大岳山の西側を巻く道と合流します。ここまで下ってくれば、まずは一安心です。この先は、しばらく歩きやすい快適な道が続きます。
鋸山分岐までの快適な山歩き!
大岳山山頂下から、鋸山の分岐手前あたりまでは、こんな感じの、とても歩きやすい道が続きます。道は広めですし、アップダウンは多少あるものの少なめです。それに、広葉樹が多く、この時期は葉が落ちているので、とても明るいです。
大岳山に登るときは、たいてい鋸尾根を上りか下りのどちらかに使うのですが、その理由の一つが、この区間の道を歩きたいからなんですよね。
左側には、ずっと御前山を眺めながらの山歩きが続きます。樹林帯なので、すっきりと景色が見えるところはありませんが、木々の間から御前山がきれいに見えます。
いやー、とても良い! たっぷりと日差しが差し込んできて、寒くないのも良いですね。
あっという間に鋸山手前の分岐までやってきました。このまま奥多摩駅へ鋸尾根を下るのであれば、鋸山にも寄っていくのですが、今日はこのあと御前山への登り返しという大仕事が待っていますので、ここは左側の巻道へ。
大岳山と御前山の最鞍部「大ダワ」
巻道に入ると、人工林が主体のやや暗い道になります。すぐに、大ダワへ下る分岐があります。
大ダワへ向けて、順調に下っていきます。大岳山から鋸山分岐までは、ほとんど標高は変わりませんでしたが、ここで一気に標高を下げていきます。
舗装路と交差すると、そこが「大ダワ」です。標高は994メートルとあります。大岳山から250メートル以上下ってきてしまいましたが、ここから標高1,400メートルを超える御前山へ、標高差400メートル以上もの登り返しとなります。
大ダワには公衆トイレがあります。この先、御前山山頂手前までトイレはないので、ここでお借りしていくことにします。
急登を上り終えて最初の小ピーク「鞘口山」へ
大ダワから御前山への登山道は、公衆トイレの脇から続いています。
一段低くなった林道から階段を登ると、最初は歩きやすそうな道が続きますが……
残念ながら、すぐに登りになってしまいました。
大ダワと御前山の標高差は400メートルちょっとですが、途中に2つの小ピークがあるため、累積標高は500メートルくらいになります。低山一つ分をこれから登るのと一緒ですね。その最初の小ピーク「鞘口山」への登りにかかりました。
鞘口山への登りはかなりの急登! 登山道は良く整備されているので危険箇所はありませんが、急な登りが続きます。
大ダワから30分弱で「鞘口山」に到着! 樹木に囲まれていて眺望は全くありませんが、山頂を示す標識とベンチがあります。標高は1,142メートル。大ダワから150メートル近くも一気に標高を上げたことになります。
2つめの小ピーク「クロノ尾山」
鞘口山のピークを過ぎると少し下ります。幸い、がっつり下るというほどではないのが、まだ救いです。その後は、山腹を巻くような狭い道が続きます。滑落防止のためでしょうか、鎖が架けられている箇所もあります。
比較的平坦なエリアを過ぎると、2つめのピーク「クロノ尾山」への登りにかかります。鞘口山への登りほどではないにせよ、山頂の直前はかなり登ります。
12時過ぎに「クロノ尾山」に到着! 山頂っぽいものは、この道標とベンチだけ。こちらも眺望はまったくありません。
御前山まではあと1.3km。ですが、標高差はまだ250メートルくらいあるはずなので、この先も登りが続きそうです。
急な登りを繰り返して御前山に登頂!
クロノ尾山から少し下ると、しばらく平坦な道が続きます。いつの間にか周囲は自然林が多くなり、全体的に明るくなってきましたね。
平坦な道も長くは続かず、急な登りもところどころに現れます。大岳山~大ダワの区間と比べると、やはりアップダウンが明瞭ですね。
アップダウン……というより、急な登りと少しだけ平らなところを繰り返して、ようやく山頂下の分岐まで登ってきました。この分岐を右に折れると、避難小屋とトイレがありますが、特に立ち寄る必要もないので、一気に山頂を目指します。
御前山の山頂下といえばこの木の階段! カタクリなどの植生保護のため、登山道に柵が設けられていたり、このように木の階段が整備されたりしています。それほど急でもないのですが、ここまで延々と登ってきているので、かなり足に来ますね…。
12時半過ぎ、ようやく御前山の山頂に到着しました!
誰もいない御前山山頂でお昼休憩
御前山山頂はそこそこの広さがありますが、なんと誰もいません! 途中で、中年女性グループとすれ違ったので、そのグループが下山してからは、おそらく誰も山頂に来ていないのでしょう。平日なので、それほど混んではいないだろうとは思っていましたが、まさかお昼時で誰もいないとは……。
御前山は北側が開けていて、奥多摩湖を挟んで反対側の石尾根や長沢背稜の山並みが良く見えます。ちょっと雲が出てきて、陽が陰ってきたので、御前山の山頂は寒かったです。
石尾根の西側、鷹ノ巣山から雲取山へと続く、奥多摩山域ではもっとも標高の高い稜線もきれいに見えました。
ベンチに座ってカップヌードルを食べて温まりました。
カップヌードルを食べていると、奥多摩湖のほうから年配のご夫婦が登って来られました。が、それ以降、下山開始するまでは、誰も登ってきませんでした。
奥多摩三山の一角を占める御前山ですが、やはりカタクリの山というイメージが強いのでしょうか。カタクリが咲く4月頃は大勢の登山客で賑わうのですが、この時期は人が少ないのですね。
富士見スポットから富士山を眺めて惣岳山へ
午後1時過ぎ、下山を開始します。奥多摩湖へ、大ブナ尾根を下っていきます。
御前山山頂から少し下ったところにある富士見スポットからは、まだかろうじて富士山が見えました。だいぶ雲が増えてきてしまいましたが、ここまで見えれば十分!
御前山から、少し奥多摩湖側にある惣岳山までは、遊歩道のように道が整備されています。このあたりもカタクリの群生地なので、植生保護目的で、登山道脇の柵やロープ、それに木段があります。
ほんのわずかに登り返して、惣岳山に到着。眺望はあまりありませんが、奥多摩湖から登ってくると、急登を登り終えた先にあるので、休憩したくなるポイントです。今日は下りなので、休憩せずに先を急ぎます。
奥多摩三大急登の一つ「大ブナ尾根」を下る
奥多摩湖から御前山に登る尾根は「大ブナ尾根」と呼ばれ、奥多摩三大急登の一つと言われています。何度か登ったことがありますが、とにかく急登が続いて、なかなかハードなコースです。下るのは初めてですが、初冬という時期もあって、登山道が落ち葉で覆われているので、慎重に下ります。
急坂と落ち葉で気を遣うとはいえ、やはり登りよりはずっと楽ですね。どんどん下っていくことができます。
途中から人工林に変わると、あれほど登山道を覆いつくしていた落ち葉がほとんどなくなります。
山頂から1時間ほどで「サス沢山」(指沢山)まで下ってきました。ここで少し休憩していくことにしましょう。
サス沢山には展望台が設けられていて、奥多摩湖を一望できます。何度見ても、ここからの奥多摩湖の眺めは素晴らしいですね。もう12月に入っていますが、奥多摩湖の周辺はまだ紅葉した木々が多くあります。
奥多摩湖の東端、これから下っていく小河内ダムの堤体が見えますね。
恐怖の下りを終えて奥多摩湖に下山
サス沢山まで降りてくればあとは余裕! と思っていたのですが、とんでもない! 今日の核心部はこの先でした。
奥多摩湖からサス沢山まではずっと急登が続くのですが、そこを下る道がザレと落ち葉で滑りやすくて難儀しました。かなり慎重に下っていったのですが、3回くらい転びそうになりました。この時期は要注意ですね。
そして、御前山といえば猿。過去に登った時にも、だいたいどこかで猿の群れに遭遇しています。今回は、奥多摩湖へ下る少し手前で。登山道のすぐ脇に座っていたのですが、そのすぐ横を通っても知らんふり。人間には興味はないのでしょうね。
このあたりは本当に下るのが怖かったですね。足元が落ち葉で見えないので、一歩一歩、足の下がどうなっているのかを確かめながら、ゆっくり下りました。
奥多摩湖の近くまで下ってくると、かなり紅葉が残っていました。この写真のように、見事に紅葉した木も。
何とか派手に転ぶことなく、落ち葉の急坂を下り切って、奥多摩湖の畔の広場まで下山しました。
小河内ダムの堤体の上を通ってバス停へ向かいますが、下を覗いてみると、きれいに色づいた木がたくさんありますね。都心なら12月の紅葉は珍しくありませんが、標高の高い奥多摩湖のあたりでも、まだ紅葉がこれだけ残っているなんて、ちょっと驚きです。
日が当たると紅葉も鮮やかに。
堤体の上を渡って、車道のある側にやってきました。振り返ると、サス沢山と、その奥に御前山が見えていました。
ということで、このあとは奥多摩湖バス停からバスで奥多摩駅に戻りました。
予定していたよりも早く下山できたので、奥多摩駅2階のカフェへ。バテレの生ビールで乾杯!
カツカレーも! せっかく消費したカロリーは、帰宅前に取り返しておきます(笑)
なかなかハードながら楽しい奥多摩三山2座縦走!
ということで、大岳山~御前山を縦走してきました。
奥多摩三山は、標高が1,200~1,500メートル台とそこそこあり、一座ずつ登ってもそれなりに登りごたえのある山ですが、2座縦走となるとなかなかハードですね。
今回は、御岳山ケーブルカーの御岳山駅からスタートしているので、多少は楽なはずなのです。逆ルートだったら、累積標高(上り)があと300メートルほどプラスされるため、さらにキツいコースになります。
それでも大岳山への登りと、大ダワから御前山への登り返しと、気分的には2つの山にそれぞれ登った感じです。特に、大ダワから御前山への登り返しだけで、累積標高は500メートル近くにもなり、低山に一つ登るのと変わりません。
さて、2座縦走となると、次は三頭山~御前山にチャレンジしてみたいところですが、こちらはさらにキツそうです。三頭山~御前山は距離があるうえに、アップダウンも多め。日の長い時期(5月頃)に、万全を期して実行したほうがよさそうに思っています。
今回の主な登山装備
- ウェア類
- アンダーレイヤ: モンベル メリノウールの長袖Tシャツ
- ミドルレイヤ: モンベル 化繊 長袖シャツ
- アウターレイヤ: モンベル ライトシェルパーカー(ソフトシェル)
- 防寒着: ユニクロ ウルトラライトダウンコンパクト
- パンツ: モンベル ライトトレッキングパンツ
- レインウェア上: モンベル レイントレッカージャケット
- レインウェア下: モンベル サンダーパス パンツ
- 靴下: フィッツ メリノウールの登山用靴下
- 登山靴: モンベル アルパインルーザー2300
- 登山補助: 膝サポータ ザムスト EK-3(両膝)
- 緊急用
- ファーストエイドキット
- ヘッドランプ、予備の電池
- ザック: グレゴリー ズール30 (30リットル)
- 水
- サーモス ボトル(お湯 750ml)
- ペットボトルの水 1リットル
今回も、行動中はアンダーレイヤ+ミドルレイヤの2枚でした。山頂などでの休憩中にライトシェルパーカーを羽織りました。
今年の秋は暖かい日が多かったですが、12月に入ってさすがに冷え込みが厳しくなってきました。そろそろ、ザックにチェーンスパイクを忍ばせておいた方がよいかもしれませんね。
以上、『【奥多摩】大岳山から御前山へ、初冬の奥多摩三山2座縦走にチャレンジ!』でした。無事に歩ききることができましたし、お天気も良く山頂からの眺望を満喫できたので、とてもよい山行になりました。
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