草紅葉が始まった尾瀬ヶ原散策と至仏山の登山に1泊2日で出かけてきました。早朝に見晴の尾瀬小屋を出発、尾瀬ヶ原を山ノ鼻まで歩いて、至仏山に登りました。至仏山からは尾瀬ヶ原や周囲の山々を一望! 絶景を満喫できる登山となりました。
山ノ鼻からの直登ルートで日本百名山「至仏山」に挑戦!
尾瀬ヶ原散策と至仏山の登山を楽しむ1泊2日の山旅。1日目の尾瀬ヶ原散策と尾瀬小屋での宿泊の様子は、以下の記事に書いていますので、ぜひご覧ください。
今回は、2日目の至仏山の登山の様子を中心にお届けします。
至仏山(しぶつさん)は、尾瀬ヶ原の西端に位置する標高2,228メートルの山です。尾瀬ヶ原の東側にある燧ヶ岳(ひうちがたけ)とともに日本百名山に選ばれている名山です。山頂からは、尾瀬ヶ原を一望できるほか、越後三山など新潟県の山々、それに、谷川連峰などの群馬県の山々を望むことができます。
尾瀬から至仏山への登山ルートは、以下の2つがあります。
- 山ノ鼻ルート: 山ノ鼻~至仏山
- 山ノ鼻から至仏山の北東面を直登するルート、登り専用
- 鳩待峠ルート: 鳩待峠~小至仏山~至仏山
- 鳩待峠から小至仏山を経由して至仏山に至るルート
今回は、登り専用となっている「山ノ鼻ルート」から登り、鳩待峠ルートで下山するコースを選択しました。理由は簡単で、至仏山登山の前日、見晴地区にある尾瀬小屋に宿泊していたためです。見晴地区に近いルートが、尾瀬ヶ原に面した山ノ鼻から登れる「山ノ鼻ルート」だったというわけです。
今回の歩いたコースは以下のとおりです。
2日間のルートを含んでいますが、2日目に歩いたのは、右上のほうにある見晴地区から尾瀬ヶ原を横断して山ノ鼻へ。山ノ鼻から至仏山に登り、小至仏山を経由して、鳩待峠へ下山するコースです。
今回の行程は、以下のとおりです。
- 06:05 見晴・尾瀬小屋 出発
- 07:30 山ノ鼻 到着
- 07:50 山ノ鼻 出発
- 07:55 山ノ鼻登山口
- 10:10 至仏山山頂 到着
- 10:50 至仏山山頂 出発
- 11:30 小至仏山
- 13:00 鳩待峠 下山
それでは、至仏山の登山記をご覧ください。
【尾瀬ヶ原】早朝の尾瀬ヶ原散策
見晴の尾瀬小屋を午前6時にチェックアウトし、尾瀬ヶ原を散策しながら、登山口のある山ノ鼻へ。人がほとんどいない早朝の尾瀬ヶ原を楽しむことができました。
見晴「尾瀬小屋」を午前6時過ぎ、日の出とともに出発!
1日目は、午後9時前には寝てしまったため、寝坊せずに、午前5時には目が覚めました。
顔を洗ったり、着替えをしたりして支度を済ませ、昨日中に受け取っておいたお弁当を食べました。お弁当は、大きめのおにぎり2個+かまぼこというシンプルな内容ですが、登山のエネルギー補充には十分です。
午前6時、朝食の時間が始まる頃にチェックアウトしました。チェックアウトといっても、特に何も手続きはないので、そのまま宿を出ていくだけですが。
見晴から、昨日歩いてきた尾瀬ヶ原の木道を戻る形で歩き始めます。少し進んだところで振り返ると、燧ヶ岳の横から日が昇るところでした。
誰もいない尾瀬ヶ原を独り占め!
進む先には、これから登る至仏山が見えています。昨日、日没の時刻には、かなり雲が出てきていましたが、その雲もきれいにとれて、快晴です。朝の光を浴びて、草紅葉も一段と赤くなっています。
周りには誰もいません。この景色を独り占めなんて、なんて贅沢なんでしょう! もっとも、早朝は人が少なくて熊が活動するそうなので、熊鈴をいつもより鳴らして歩いていますが……。
昨日は風があってきれいに写らなかった「逆さ燧」ですが、今朝はそこそこきれいに撮れました。
山ノ鼻が近くなってくると、観光客と少しすれ違うようになってきました。山ノ鼻の山小屋に宿泊された方が、朝の散策に出られているのかもしれません。
至仏山が近づいてきました。アップで撮ると、斜面を真っすぐに登る道が見えます。きっと、あの道が、これから登る「山ノ鼻ルート」の直登なんでしょう。
登るのが大変そうだな、と思いつつ、樹林帯は最初だけのようなので、途中からは絶景を眺めながらの登山ができそうだと、期待も高まります。
見晴から1時間半ほどで、山ノ鼻に到着しました。
【至仏山・山ノ鼻ルート】岩場だらけの直登ルートを登る!
いよいよ至仏山に登ります。山ノ鼻からのルートは、登り専用の直登ルート。急登が続くだけでなく、岩場が多いうえに、至仏山特有の「蛇紋岩」が滑るので、悪戦苦闘しながら登っていきます。
研究見本園の奥にある登山口から樹林帯を登る!
登山道に入るとトイレがないので、山ノ鼻のトレイで済ませておきます。その後、水場で水を汲んで、準備万端。
山ノ鼻のベンチでは、これから至仏山へ登る登山客が数組いました。
研究見本園の入口を入って、木道を真っすぐに進むと、至仏山への登山口があります。広々とした研究見本園とは対照的に、至仏山への登山道は、薄暗い樹林帯の中へ入っていきます。
山ノ鼻の標高は約1,400メートル、至仏山の山頂は2,228メートルですので、標高差で800メートルくらいを登っていくことになります。
いきなり、木の急な階段が続きます。登山道は狭く、両側には笹が迫ってきています。ぬかるんでいるところは多くないのですが、階段の段に水が溜まっているところがたまにありました。雨のあとは、階段が水路になりそうです。
階段がないところは、このような岩がゴロゴロした道になっています。登りにくいわけではないですが、たまに黒光りする「蛇紋岩」が転がっていて、それに足を乗せると滑りやすいので、注意が必要でした。
登り始めて30分ちょっとで樹林帯を抜けると、いきなりこんな景色が目に飛び込んできます。この先は、いつでも振り返るとこの景色が見られるのが、この「山ノ鼻ルート」の魅力ですね。急登が続くので、楽ではないですが……。
岩場が続く急登を登る! 最もキツい中盤へ!
樹林帯を抜けると、今度は岩場の急登が続くようになります。このあたりで標高1,700メートルくらいですが、標高2,000メートルくらいまでは、こんな岩場が断続的に続きます。至仏山の「山ノ鼻ルート」では、一番キツいのが、岩場が続く中盤でした。
岩場が途切れると階段が出てきます。…が、階段よりも岩場のほうが圧倒的に多いです。
至仏山の斜面でも、紅葉が始まっていました。本格的にはこれからでしょうが、草紅葉は尾瀬ヶ原と同じくらい色づき始めていますし、一部の灌木も赤や黄色に色づいていました。
鎖場もたまに出てきます。本当に鎖を頼らないと登れないところは多くありません。岩場も難しいものではありませんが、蛇紋岩が滑るので、かなり気を使いながら登っていきます。
稜線っぽいところは見えているのですが、なかなか着きません。ずっと眺望がない樹林帯もツラいですが、見えているのに着かないのもツラいです(笑)。
標高1,980メートル付近からの尾瀬ヶ原の景色です。上のほうで紹介した樹林帯を抜けた直後(標高1,650メートルくらい)と比べると、標高差で300メートルくらい登った分、尾瀬ヶ原を見下ろすような角度での眺望になっています。
まだまだ岩場が続きます。だんだん慣れてきますが、急登続きなので、疲れも溜まってきます。ケガをしないように、注意しながら登っていくしかありません。
頂上へ続く階段をラストスパート!
標高2,000メートルを超えると、岩場は少なくなり、このような階段が多くなります。頂上へと続く階段のようで、テンションが上がってきます。
岩場続きの区間を終えて、ほっと一息ですが、ここへきての階段もなかなか大変です。おもりを付けているかのように重くなった足を一歩一歩上げて、階段を登っていきます。
あとは階段を登れば頂上に着くのかと思いきや、頂上直下ではこの急登! 「直登ルート」、なかなか楽をさせてくれません。
ですが、ここを登り切れば頂上。本当のラストスパートです!
そして、10時10分、登山口から2時間15分くらいで、至仏山の山頂に登頂しました! 岩場・急登続きのルートで、久々にヘトヘトになりましたが、無事に山頂までたどり着きました!
【至仏山】日本百名山「至仏山」山頂から360度の大展望!
日本百名山の「至仏山」に登頂、山頂からの絶景を満喫しました。雲一つない快晴で、尾瀬ヶ原や燧ヶ岳はもちろん、新潟や群馬の山々、それに、富士山まで見ることができました。
登山客で賑わう至仏山山頂。雲一つない快晴に恵まれた至仏山山頂からの景色に、みなさん釘付けです。北側と西側が開けたところにスペースを見つけて、ザックをおろし、景色を堪能します。
北側には、越後三山。右側、越後駒ヶ岳、中ノ岳、少し奥に八海山が見えています。あれは何山だろう? と、近くにいらっしゃった方と、地図を見ながらの山座同定。この好天で、この絶景ですから、みなさん疲れを忘れて笑顔です。
越後三山の少し左側、至仏山からは西のほうには、巻機山(まきはたやま)も見えました。至仏山の山頂からは見えませんでしたが、矢木沢ダム(奥利根湖)を挟んだ、南魚沼市とみなかみ町の境界にある山です。
そして、至仏山山頂からの尾瀬ヶ原と燧ヶ岳! 赤く色づき始めた尾瀬ヶ原がきれいです。燧ヶ岳の左奥に見えるのは、会津駒ヶ岳でしょうか。燧ヶ岳から2つの百名山をつなぐ縦走コースがあるのですよね。歩いてみたいコースです。
南東には、小さくですが、富士山まで見えました! 地図で調べてみると、直線距離で175kmもあるようですが、こんなところからでも、しっかり富士山は見えるのですね。
コンビニで買っておいたパンで軽く腹ごしらえ。こんな絶景を前にすると、何倍もおいしく感じるものです。(ローソンの「あらびきウインナードーナツ」おいしかったです(笑))
【小至仏山】至仏山~小至仏山、絶景の稜線歩き!
至仏山からは、「鳩待峠ルート」で下山しますが、最初の1kmちょっとは、小至仏山までの稜線を歩きます。岩場が多く、気を使うところが多いですが、景色は素晴らしいルートです。
岩がゴツゴツした山頂直下を下り、絶景の稜線へ!
至仏山の山頂でゆっくり休んで、景色も堪能したので、先へ進むことにします。至仏山山頂からは、「鳩待峠ルート」で、小至仏山を経由して、鳩待峠へ下山します。
まずは、至仏山から小至仏山への稜線歩き。岩がゴツゴツした至仏山山頂直下を慎重に下っていきます。
少し下ったところで、至仏山を振り返ってみます。山ノ鼻から登ってきたときに見えた、穏やかな山容とは異なり、間近で見ると、岩がゴツゴツした岩山の様相を呈しています。
至仏山山頂直下の岩場をある程度下ると、緩やかな道になります。小至仏山への稜線は、気持ちの良さそうな道が続いています。
稜線の西側には、奈良俣ダム(ならまた湖)が見えました。そして、その向こうには谷川連峰の山並みが見えています。同じ群馬県の山ですので、近いですね。
至仏山~小至仏山の稜線、至仏山山頂直下以外にも、岩場が点在していますが、相変わらず蛇紋岩が多くあります。この写真の岩のように、黒光りしているものは要注意! かなり滑ります。足を置いて踏ん張ろうものなら、間違いなくズルっといきます。
至仏山から小至仏山への稜線の鞍部まで下ってから、至仏山を振り返ってみると、やはり穏やかな山容の山だな、という印象です。あちこちにゴツゴツした岩が突き出ているので、その部分だけ見ると岩山に見えるのですね。
少し登り返して狭いピークの小至仏山へ
目の前に小至仏山が近づいてきました。最後は、少し登り返さなくてはなりません。急登に見えたのですが、距離が短いので、それほどでもなかったです。ただ、岩やザレたところが多いので、滑らないように注意です。
至仏山から40分ほどで、小至仏山の山頂に到着しました。「小至仏山」山頂の標柱と、尾瀬ヶ原、燧ヶ岳を入れてパチリ。至仏山の陰に一部が隠れてしまっていますが、尾瀬ヶ原もしっかりと見えています。
標柱がある以外は何もなく、岩がゴツゴツした狭い山頂です。少し休憩しようと思いましたが、あまりに狭かったので、少し先に進むことにしました。
【鳩待峠ルート】樹林帯の緩やかな道で下山
小至仏山からは、鳩待峠へ下山します。小至仏山直下は岩がゴロゴロした急坂ですが、樹林帯に入ると、木道や階段が整備された緩やかな下りが続きます。
小至仏山山頂直下で休憩
小至仏山の山頂から先へ進みます。紅葉が始まった低木もあり、色鮮やかな尾根を歩いていきます。この写真の少し先、景色が良さそうなところの岩に腰かけて、少し休憩します。
これから下っていく登山道のある方向を見下ろすと、赤く染まった小さな湿原が見えました。標高2,000メートルのところにある「オヤマ沢田代」という高層湿原です。鳩待峠へ下る途中に、この湿原の真ん中を通ることになるので、楽しみです。
尾瀬ヶ原を一望するこの眺めとも、そろそろお別れです。名残惜しいですね。
小至仏山の山頂直下、岩がゴツゴツしたところを下りきると、木道の歩きやすい道になります。小至仏山を振り返ってみると、至仏山~小至仏山の稜線から見た至仏山と似ています。「小至仏山」と名づけられた理由がよくわかりますね。
標高2,000メートルの高層湿原「オヤマ沢田代」
樹林帯に入ると、すぐに、先ほど小至仏山山頂直下から眺めた「オヤマ沢田代」に出ます。鳩待峠へと下る登山道は、オヤマ沢田代の真ん中を木道で横切っていきます。
オヤマ沢田代は、尾瀬ヶ原よりも標高が600メートルくらい高いせいか、草紅葉の色づきも進んでいました。ところどころに池塘もありますね。
オヤマ沢田代を過ぎると、樹林帯の中の木道や階段が続きます。緩やかな登山道で、岩場の急登が続く「山ノ鼻コース」とはえらい違いです。
登山道の脇には、トリカブトの鮮やかな花がたくさん咲いていました。
緩やかな登山道を下って鳩待峠へ下山
樹林帯に入ると眺望は全くないのかと思いきや、ところどころで、このように開けたところがありました。だいぶ下ってきましたが、かろうじて尾瀬ヶ原が見えました。
どんどん下っていきますが、下っていくほど傾斜が緩やかになっていきます。登山道の幅も広くなって、とても歩きやすいコースです。
13時ちょっと前に、鳩待峠の登山口に無事に下山しました。登山口のすぐ横にあったベンチにザックを下ろし、少し休憩します。
月曜午後の鳩待峠、昨日とは異なり、観光客は少なめで静かです。昨日の日曜日は、観光客が圧倒的に多かったですが、今日は登山装備の方のほうが多いようです。
鳩待峠の休憩所にある窓口で、尾瀬戸倉までのシャトルバスのチケットを購入しました。休憩所の裏にあるトイレをお借りし、売店でおみやげを物色。
次のシャトルバスまで少し時間があったので、花豆ソフトクリームをいただきました。昨日も山ノ鼻の至仏山荘で食べましたが、やはりおいしい! 尾瀬にやってきたら、花豆ソフトクリームをおすすめします。
バス乗り場へ行くと、乗合タクシーが待機していたので乗車。人数が集まれば随時発車するとのことで、私が乗車したあと、すぐに2名ほどやってきて満席になったので、発車しました。
ということで、尾瀬戸倉まで戻ってきたのでした。
日本百名山「至仏山」、尾瀬ヶ原の絶景と展望が魅力的な名山!
日本百名山の「至仏山」に登ってきたわけですが、尾瀬ヶ原を見渡す眺望は素晴らしいものでした。それに、山頂は360度の展望があり、群馬や新潟の名山を一望できます。
至仏山といえば「花の山」でもあります。初夏、6月~7月頃は高山植物で彩られます。今回登った9月下旬は、夏の花は終わってしまい、登山道には目立った花は見られなかったのですが、その代わりに、赤く色づいた尾瀬ヶ原の草紅葉を見ることができました。雪山装備なしで至仏山に登れるのは7月~10月の短い期間だけですが、初夏、初秋、晩秋と、それぞれの季節を楽しめそうです。
今回は、山ノ鼻からの直登ルートを登り、鳩待峠への緩やかなルートで下山しました。
「山ノ鼻ルート」は、聞いていたとおりの岩場続きの急登。標高差800メートルは、これまで登ってきた山の中でも、それほど厳しいものではないのですが、大きな岩が多いうえに、滑りやすい蛇紋岩が多くて、かなり気を使います。自分の歩幅で登ることも難しいので、標高差のわりに、かなり疲れてしまいました。
一方、下山に使った「鳩待峠ルート」は、木道や階段が整備されていますし、傾斜も緩やかで、とても歩きやすいルートでした。初心者は、鳩待峠からのピストンがよいと思います。ただ、小至仏山~至仏山の稜線は、大きな岩がゴロゴロしたところもあるので、注意も必要です。
天候にも恵まれて、至仏山の山頂からの絶景を満喫できましたが、次は、燧ヶ岳に登りたくなりますね。尾瀬沼散策と燧ヶ岳登山をセットで、尾瀬に再訪したいと思います。
今回の登山装備
今回の主な装備は以下のとおりです。(消耗品、食料、細かな備品等は除く)
- ウェア類
- ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ NSクルー
- アンダーレイヤ: モンベル ウィックロン 長袖Tシャツ
- 防寒着: モンベル ライトシェルパーカー
- パンツ: モンベル トレッキングパンツ
- レインウェア上下(未使用)
- 靴下: FITS ウールの登山用靴下
- 登山靴: AKU 登山靴
- 登山補助
- 膝サポータ: ザムスト EK-3(両膝)**
- 緊急用
- ファーストエイドキット
- ヘッドランプ、予備の電池
- エマージェンシーシート
- ザック
- グレゴリー ZULE30
- 水
- ナルゲンボトル 1L(中身はポカリスエット1リットル)
今回は山小屋泊でしたが、尾瀬ヶ原は、山小屋や休憩所が充実しているので、調理道具は持ってきませんでした。至仏山登山中は、水や食料を補給できる場所がないので、少し多めの行動食と、尾瀬に入る前にコンビニで買ったパン(昼食用)を持っていきました。
1泊2日の山小屋泊でしたが、日帰り登山の装備+着替えくらいでしたので、30リットルのザックでも余裕でした。
ウェア類は迷いましたが、尾瀬ヶ原散策中は、日差しが強く、長袖シャツ1枚で十分でした。ただ、夕方になると急速に冷え込んでくるので、ソフトシェル(モンベルのライトシェルパーカー)が役に立ちました。ダウンは必要なかったです。登山中も、ドライレイヤのミレーと、長袖Tシャツで十分でした。
以上、「【尾瀬】草紅葉の始まった尾瀬ヶ原を散策して至仏山から絶景を眺める山旅 ~至仏山登山編~」でした。色づき始めた尾瀬ヶ原の草紅葉を山頂から眺める、この景色は、至仏山ならではですね。前日の尾瀬ヶ原散策に続いて、天候にも恵まれて、最高の山行になりました。
コメント
尾瀬の続き、楽しみにしておりました!
至仏山って結構険しい部分もあるんですね…岩場や石ころの道は苦手なのでビビってしまいましたが、来年絶対行きたい山の1つです。写真がたくさんあり、説明もわかりやすくとても参考になりました!!
MMさん、コメントありがとうございます。
今回登りに使ったのは直登ルートなので、岩場が多かったですね。
鳩待峠からのルートのほうが登りやすいと思います。小至仏山~至仏山の稜線は、ちょっと岩があります。
山頂からの眺めが素晴らしいので、来年、ぜひ登ってみてください!