2021年9月中旬、北アルプスは蝶ヶ岳に登ってきました。上高地から入り、徳澤でテント泊をして、徳澤から蝶ヶ岳~蝶槍~横尾~徳澤と周回コースを歩きました。蝶ヶ岳は北アルプス入門の山ということで選びましたが、山頂からの槍・穂高の絶景は素晴らしかったです。
この記事では、今回の山行の概要と、徳澤園でのテント泊の様子を中心にお伝えします。
北アルプスデビューは徳澤テント泊で蝶ヶ岳へ!
今回の蝶ヶ岳登山は、筆者念願の北アルプスデビュー! 初北アルプスということで、縦走ではなく、比較的難易度の低い蝶ヶ岳を選びました。上高地の散策と徳澤でのキャンプを楽しむのとセットで、2泊3日の行程としました。
蝶ヶ岳は、上高地を流れる梓川の東側、燕岳~大天井岳~常念岳と続く常念山脈にあります。常念山脈の南側に位置するため、上高地からのアクセスが良い山です。そして、常念山脈は、梓川を挟んで、槍ヶ岳・穂高連峰と対峙しています。山頂や稜線からは、槍・穂高の迫力のある山容を眺めることができます。
そんな絶景にも期待して、蝶ヶ岳に登ってみることにしたのでした。
蝶ヶ岳登山の行程
今回の登山のおおまかな行程は、以下のとおりです。
- 1日目: 上高地バスターミナル → 徳澤キャンプ場(テント泊)
- 2日目: 徳澤キャンプ場 → 蝶ヶ岳 → 蝶槍 → 横尾 → 徳澤キャンプ場(テント泊)
- 3日目: 徳澤キャンプ場 → 上高地バスターミナル
2泊3日の行程で、徳澤園のキャンプ場に2泊しました。中日の2日目に、早朝から丸一日をかけて、蝶ヶ岳に登ってきました。
東京の自宅から上高地バスターミナルまでは、電車やバスを乗り継いで6時間弱。1日目は、朝早く出発したにもかかわらず、上高地バスターミナルに到着したのはお昼前でした。登山基地としてだけでなく、観光地としてもメジャーな上高地ですので、公共交通機関でのアクセスも問題ないのですが、いかんせん、遠いので時間がかかりますね。
頑張れば1泊2日でも行けるはずですが、徳澤でのテント泊でのんびりしたかったので、2泊3日で余裕のある行程としました。
今回、歩いたコースは以下のとおりです。
上高地バスターミナルから徳澤までは、梓川の左岸の遊歩道を歩いていきます。よく整備された遊歩道で、道幅も広いので歩きやすいですし、傾斜もほとんどありません。
2日目の徳澤から蝶ヶ岳への登山は、徳澤から長塀山(ながかべやま)経由となる徳澤コースを登り、下山は横尾へ下りるコースを選びました。徳澤コースは、山頂まで6km以上もありますが、急登はほとんどなく、ひたすら樹林帯を登るルート。横尾コースは、距離は短く、蝶ヶ岳山頂への登山道の中では最短ルートですが、急登が続きます。
上高地バスターミナルへの公共交通機関でもアクセス
上高地は有名観光地ですから、公共交通機関でのアクセスも充実しています。ここで改めて説明する必要もないと思いますので、今回、筆者が東京の自宅から上高地へのアクセスに利用した交通機関を簡単に紹介します。
- 往路
- 新宿駅 07:00発 → 松本駅 09:38着(中央本線 特急あずさ1号)
- 松本バスターミナル 10:15発 → 上高地バスターミナル 11:55着(アルピコ交通 ナショナルパークライナー)
朝、自宅を出て、公共交通機関のみで最も早く上高地に入る手段が、特急あずさ1号からアルピコ交通のバスへの乗り継ぎでした。
アルピコ交通が運行する「ナショナルパークライナー」は、2021年度から運行を開始した新しいバスです。通常、松本駅から上高地へは、新島々まで電車(上高地線)で行き、そこからバスに乗り換えるルートが一般的ですが、「ナショナルパークライナー」であれば、乗り換えなしで松本から上高地まで直通してくれます。
松本から上高地への往路しか運行していないのと、1日2便しかありませんが、新宿からの「あずさ1号」に接続する便があるので、東京方面からアクセスする場合には利用価値があると思います。
「ナショナルパークライナー」については、アルピコ交通のWebサイトをご確認ください。
- 復路
- 上高地バスターミナル 09:30発 → 新島々駅 10:35着(アルピコ交通 路線バス ※要予約)
- 新島々駅 10:53発 → 新村駅 11:08着(アルピコ交通 上高地線)
- 新村駅 11:13発 → 松本駅アルプス口 11:38着(アルピコ交通 上高地線 代行バス)
- 松本駅 12:10発 → 新宿 14:41着(中央本線 特急あずさ26号)
復路は「ナショナルパークライナー」の運行がないので、バスで新島々駅へ、そこから上高地線の電車で松本駅へと向かいます。
しかし、2021年8月の豪雨の影響で、上高地線の橋梁に被害が出て、現在は不通となっている区間があります。そのため、途中の新村駅で代行バスに乗り換える必要がありました。
なお、上高地バスターミナルから新島々駅へのバスは予約が必要です。上高地バスターミナルの窓口で直接購入することもできますが、WEBで事前に購入しておくのが安心です。予約変更も可能です。
上高地へのアクセスについては、上高地のWebサイトでもご確認ください。
ということで、前置きが長くなりましたが、上高地~徳澤の様子と、徳澤でのテント泊の様子をご紹介します。
上高地バスターミナルから徳澤へ2時間の遊歩道歩き!
1日目のお昼前に上高地バスターミナルに到着。ここから徳澤のテント場まで、約2時間の道のりです。
上高地バスターミナル前でお昼&支度をして出発!
松本バスターミナルで乗車したアルピコ交通の「ナショナルパークライナー」は、11時55分の定刻より少し前に、上高地バスターミナルに到着しました。
この日は日曜日で、2便での運行でした。1便が指定されていましたが、座席がほぼ埋まるほどの盛況ぶり。乗り換えなしは便利ですよね。
上高地バスターミナル前のベンチが並ぶスペースは、大勢の人で賑わっています。日曜日のお昼なので、これから出発する人よりも、帰宅する人のほうが多かったようです。
さて、まずは腹ごしらえ。何か軽く食べようかなと思って、おにぎりが2個入ったお弁当を購入。「軽く」のつもりが、かなり大きなおにぎりで、おなかいっぱいになってしまいました(笑)
トイレを済ませて、ペットボトルに水を入れ、いよいよ出発です!
高曇りの上高地、河童橋から穂高連峰を望む!
上高地バスターミナルから5分ほどで、河童橋に到着です。日曜日ということもあって、観光客で賑わっています。
あいにくの曇り空ですが、高曇りのようで、山にはガスがかかっていませんでした。河童橋の正面には、奥穂高岳がきれいに見えています。
たくさんの観光客に混ざって、河童橋の上から反対方向もパチリ。焼岳がきれいに見えました。火山らしい荒々しさがある山ですね。登ってみたい山の一つです。
河童橋のすぐ先には、小梨平キャンプ場があります。遊歩道の両側に、木々に囲まれたテントサイトが広がります。梓川沿いのサイトが人気のようでしたが、日曜日の午後ということもあり、テントは少なめでした。
遊歩道のすぐ脇を小さな沢が流れていましたが、水がとてもきれい! 沢の底がくっきりと見えていました。流れがなければ、水があることがわからないかもしれません。
明神岳を望む明神館で休憩
木々に囲まれた遊歩道を歩いていきます。梓川左岸の遊歩道は、上高地バスターミナルから11km離れた横尾まで続きますが、ずっとこんな感じの歩きやすい道です。
遊歩道を歩いていくと、上高地バスターミナルのほうへ向かう登山者と頻繁にすれ違います。この週末で、槍ヶ岳や穂高連峰に登ってきたのでしょう。疲れているのか、黙々と歩いている方が多いのが印象的でした。槍・穂高の登山口となる涸沢から上高地バスターミナルまでは17kmもありますから、下山するだけでも、なかなか大変ですよね。
遊歩道の脇に咲いていた花です。ユウガギクでしょうか。夏の花の季節は終わってしまい、秋の花にはまだちょっと早い時期なのか、あまり多くの花は見かけませんでした。その中で見かけた、貴重なお花です。
ところどころ、梓川のほうが開けているところがありますが、梓川の向こうには明神岳がその姿を見せています。なかなか迫力のある山です。明神岳に登る一般登山道はないそうで、ロッククライミングのルートがあるようです。
上高地バスターミナルから50分ほどで、明神館に到着。ここで少し休憩します。ここまで散策でやってくる観光客も多いようで、登山客だけでなく、観光客も多く休憩をしていました。
半袖ではひんやりするくらいの気温ですが、重いテント泊装備のザックを担いで歩いていると汗をかいてきますので、ソフトクリーム(ブルーベリーヨーグルト)を購入してクールダウン。おいしかったです。
穂高連峰を眺めながら徳澤へ
しばし休憩して、徳澤へ向けて出発します。
ここから先も同じような遊歩道が続きますが、明神館を過ぎると、観光客の割合が減ってきたように思います。すれ違う人は登山装備を担いだ人ばかりになってきました。
多少のアップダウンがあるところもありますが、基本的には平坦な遊歩道を歩いていきます。梓川のほうが開けたところからは、穂高連峰が見えるようになってきました。なかなかの迫力です。
上高地バスターミナルから2時間弱、14時20分頃に徳澤に到着しました。ずっと遊歩道を歩くだけですので、登山という感じはありません。重いテント泊装備のザックを背負っていても、それほど苦労せずにたどり着くことができました。
徳澤園のキャンプ場でテント泊!
徳澤にある宿「徳澤園」に併設されているキャンプ場で、テント泊をしました。芝生の広いキャンプ場で、穂高連峰を眺めながらのキャンプを楽しむことができます。
徳澤園でテント泊の申し込み
それでは、早速、テント泊の手続きをしましょう。テント泊の手続きは、徳澤園の入口(玄関)のところで受け付けています。外にテント泊用の申し込み用紙があるので、必要事項を記入。玄関にある専用の窓口で提出して料金を払います。
1泊1,400円、今回は2泊しますので、2,800円を支払います。テントに付けるタグをもらって手続きは終了です。なお、テントを張ったまま、その晩はテントに泊まらない場合には1,000円/日だそうです。
また、徳澤園のキャンプ場は、テントを持ち込む場合には予約は不要です。早いもの順にテントを好きな場所に設営できます。
詳しくは、徳澤園のキャンプ場のページをご確認ください。
一緒に、明朝のお弁当を注文しておきました。早朝に蝶ヶ岳へ向かうことを告げると、今夜中(19:30~20:00の間)に受け取ることもできるということだったので、そうさせてもらいました。
芝生の広いテント場にテントを設営!
徳澤園のキャンプ場は、芝生の広々とした広場になっています。なかなか居心地が良さそうです。写真右奥のほうは木陰になっているので、そこにテントを張っている方が多かったです。
日曜日ということもあってか、テントはそれほど多くなく、テントを張る場所も自由に選べる状態でした。どこに張ろうか迷いましたが、今日は日も出ていないので、木陰にこだわらず、徳澤園に近い側の場所を選んで設営しました。
芝生なのでペグが刺さりやすいかと思いきや、下の地面はかなり硬いうえに、小石が埋まっているらしく、ペグが刺さりにくかったです。張り綱を固定する大きな石もないので、刺さるところまで何とかペグを刺して、テントを固定しました。場所的に、強風が吹くようなところではないので、大丈夫でしょう。
テントは、モンベルのステラリッジテント2型です。それほど軽いわけでもないですが、設営は簡単ですし、一人なら十分な広さです。二人で使うと、荷物の置き場に困りそうではありますが……。
ペグは刺さりにくかったですが、地面が芝生なので、テントの床がでこぼこすることもなく快適でした。
テント場でのんびりとした午後を楽しむ
テントを設営してしまえば、特にやるべきこともありません。あとはのんびり過ごしましょう。
ビールを買いに、徳澤園に併設されている「みちくさ食堂」へ。飲み物や食べ物が手軽に手に入るのはありがたいです。ちなみに、外には自販機もあり、ビールも売っていました。夜中でもビールが買えてしまいます(さすがに夜中は飲まないですが)。
ついでに、今晩の夕食も注文しておきました。テント泊でも、当日17時までに注文しておくと、夕食をテイクアウトで受け取ることができます。
メニューは、カレーライス(950円、大盛1,150円)、おでん(650円)、ライス(300円)とこれだけですが、十分です。カレーライスを注文して、缶ビール(スーパードライ350ml, 400円)とおかき(200円)を購入しました。夕食は18:30に提供されるので、取りに来てほしいとのことでした。
徳澤園の前のテーブルに陣取って、先ほど買ったビールとおかきで乾杯! 日曜日の夕方、人が少ない時間帯にのんびりできるのは最高です。夕方になって涼しくなってきたので、ソフトシェルを羽織りました。
水場・無料トイレ・有料トイレ完備!
ビールを飲んで一息ついたので、徳澤園のキャンプ場の設備を見て回りました。
徳澤園の建物のすぐ近くには水場があります。流しが5つあり、蛇口をひねれば、ふつうに水が出てきます。テント泊をする際の水に困ることはなさそうです。
自炊・飲料用の流しと、手洗い・食器洗い用の流しに分かれていました。
無料トイレです。徳澤園のキャンプ場の端っこにあり、徳澤園のからは100メートルほど離れています。トイレットペーパー完備で、使用後の紙は流せるようになっていました。
夜になると電気が消されてしまうようで、ヘッドライトが必要でした。
あと、徳澤園のすぐ横に有料トイレ(100円)があります。夜は閉まるようですが、ウォシュレット完備のとてもきれいなトイレでした。小屋泊、テント泊の人も有料になりますが、きれいなトイレを使いたい場合はこちらがおすすめです。もっとも、無料トレイも、山小屋のトイレとしては十分にきれいでした。
徳澤園のお隣の「徳沢ロッジ」には、本来、外来入浴のサービスがあるのですが、新型コロナの感染対策で取りやめているようです。というわけで、残念ながらお風呂に入ることはできませんでした。持参したボディーシートと水のいらないシャンプーで、何とかごまかしました(笑)
テント場でまったりコーヒータイム
テントに戻って、荷物を整理してから、インスタントコーヒーを淹れてコーヒータイム。目の前に穂高連峰を眺めながら飲むコーヒーは最高ですね。登山だけでなく、自然の中で、こういうのんびりとした時間を楽しみたいので、2泊の行程にしたのです。
テントから見上げる穂高連峰。あいにくの曇り空ですし、テント場と梓川の間に森があって、上の方しか見えないのですが、稜線はしっかりと見えていました。
夕方になると、急激に冷え込んできました。曇っていたせいか、日中も半袖ではやや肌寒いかなと感じる気温でしたが、暗くなり始めると、気温は急降下。長袖に着替えて、持ってきたユニクロのウルトラライトダウンコンパクトを着ました。
夕食を受け取りに「みちくさ食堂」へ
18時半少し前に、テイクアウトの夕食を受け取りに「みちくさ食堂」へ。あたりはすっかりと暗くなり、明りが灯った徳澤園は良い雰囲気です。
こちらが受け取ったカレーライスです。ふつうのカレーライスでしたが、かなり温かい状態で提供されます。
「みちくさ食堂」の中で食べても良いとのことだったので、食べて行くことにしました。暗くなってしまうと、テントで食事をするのも面倒になってしまいますしね……。
ちなみに、2日目も夕食を頼みました。おでんとライスにしましたが、こちらもふつうのおでんでした(笑)
カレーライスもおでんも、特別においしいというわけでもないですが、食事を山小屋に頼ったおかげで、持ってくる食料を大幅に減らすことができました。前回の八ヶ岳山行(赤岳鉱泉にテント泊)に比べると、1.5kgくらいザックが軽くなったのですが、だいぶ違いを感じます。
9月中旬の徳澤、テント内は10℃以下に
テントに戻ると、テント内の気温は12℃。標高1,550メートルにある徳澤は、すっかり秋です。
歯磨きをして、トイレに行って、20時過ぎには就寝。2週間前の八ヶ岳の赤岳鉱泉でテント泊をした時には、夜もそれほど気温が下がらず、シュラフを掛け布団のようにして寝るくらいでちょうどよかったのですが、今回はシュラフにもぐりこみました。それでも、夜中に何度か目が覚めるくらい冷え込んでいたようです。
朝、目を覚まして温度計を見ると9℃。シュラフは、モンベルのダウンハガー800 #2なので、これくらいの気温なら問題ないのですが、シュラフから出るとやはり寒いですね。この時期に、上高地のテント場でテント泊される場合には、防寒対策をしっかりしたほうがよいと思います。
夜中に、フクロウの鳴き声が聞こえました。テント場は、沢の流れる音が聞こえるくらいで、ものすごく静かでしたが、フクロウの鳴き声だけが響いていました。
3日目の朝、テントを撤収して上高地バスターミナルへ
2日目は、早朝から蝶ヶ岳に登ってきましたが、その様子は、別の記事でご紹介したいと思います。
3日目の朝、午前5時頃に起床して、軽く朝食を食べ、テント内の片づけを開始。案の定、テントは夜露でびしょびしょなので、持参したタオルでさっと拭いて、適当に畳んでビニール袋へ。テントの掃除と乾燥は帰宅してからと割り切ると、撤収が早くなりますね。もっとも、縦走する場合には、そうはいかないのでしょうけど……。
徳澤のキャンプ場を7時20分頃に出発して、河童橋には午前9時頃に到着。朝早い時間にもかかわらず、途中で多くの登山者とすれ違いました。朝一で上高地を出発して、涸沢まで向かうのでしょうか。
上高地バスターミナルに到着。9時30分のバスに間に合いそうでしたので、スマホからバスの予約を変更しました。バス待ちの間、小腹が空いたので、河童焼(200円)をいただきました。結構ボリュームがあって、おいしかったです。
上高地からバスと電車を乗り継いで帰宅
9時30分の新島々駅行きのバスはガラガラでした。上高地に泊まった観光客が帰宅するには、まだ時間が早いのでしょうね。くねくねとした山道を下り、約1時間で新島々駅に到着。バスが快適だったので、このまま松本まで行ってほしいくらいでしたが、そうもいきません。
新島々駅からは上高地線の電車に乗り換え。発車オーライネットで購入したバスのきっぷは、松本駅までの上高地線の運賃も含むのですが、購入時のメールがきっぷの代わりになります。改札口を通ったり、バスに乗ったりするときに、スマートフォンでメールを提示します。
その後は、最初のほうで書いたとおり、新村駅で代行バスに乗り換え、松本駅のアルプス口に11時40分少し前に到着。
特急「あずさ26号」で帰宅したのでした。
のんびりとした時間を過ごせた徳澤でのテント泊
ということで、徳澤園のキャンプ場でのテント泊の様子を中心にお届けしました。
2日目に蝶ヶ岳への登山をしたのですが、それでも2泊することで、初日と2日目の下山後は、テントや徳澤園の周辺でのんびりと過ごすことができました。
上高地の散策はあまりできませんでしたが、徳澤園の周りを少し歩くだけでも、上高地の自然を満喫することができると思います。近くを流れる沢はとても水がきれいですし、樹林帯の遊歩道も清々しくて、散歩するだけでも最高です。
上高地バスターミナルから徳澤までは約7km。2時間の距離ですが、アップダウンがないので、テント泊初心者でも安心です。水場やトイレもしっかり完備されていますし、徳澤園併設の「みちくさ食堂」で、飲み物や軽食、お菓子などを買うこともできます。
今回は、夕食と朝食を徳澤園のテイクアウトに頼ることにしたので、食料をかなり減らすことができました。こういうお手軽なテント泊もありですね。
以上、「【北アルプス】徳澤にテント泊して蝶ヶ岳から絶景を眺める山旅 ~徳澤テント泊編~」でした。上高地バスターミナルや河童橋から離れたところにある徳澤は、観光客がそれほど多くなく、静かなキャンプを楽しめるところでした。蝶ヶ岳登山や、涸沢経由で穂高に行かれる際の経由地として、テント泊をしてみてはいかがでしょうか。
コメント